2017年7月20日木曜日

ソーセージ祭り Maison Rhénanie Palatinat

 少し前になりますが、私たちの近所、Maison Rhénanie Palatinatという建物で毎年恒例の「21ème journées de Maison Rhénanie Palatinat 」というイベントがありました。Maison Rhénane Palatinatってどんなところ?と聞かれると、正直実際どんな活動をしているのか答えれる人は少ないと思うのですが、ドイツとフランスの国際文化交流を推進している機関といったところでしょうか?ドイツの観光情報を発信したり、またドイツでのプロ向けのスタージュの斡旋、以前はドイツ語も教えてたり、いろんな活動をされているようですが、近所に住みながら私が知っているのはこのイベントくらい(笑)。このイベントの最大の楽しみは、こちらのソーセージ。その場で焼きながら販売しているドイツソーセージ目当てに来る人達が大半で、私たちも勝手に「ソーセージ祭り」と呼んで友人達と行くことを楽しみにしていますが、毎年多くの人で賑わいます!

個人的に白いソーセージが好きですが、フランスのソーセージとはまた違った美味しさ。

こちらは揺れる豚のブランコだね、と言っている人もいましたが、豚のバーベキュー。この日は、近所の人達はどんなに暑くても窓をぴしゃりと閉めます。このもくもくと焼かれるバーベキユーの匂いは酷いらしい…。以前犬を飼ってた時、翌朝散歩をしていると、ドイツ語しか話さないおじさんが手ぶり身振りでソーセージの余ったのを犬にくれたことを懐かしく思い出します。

古い由緒ある邸宅を改装した建物で、木々に囲まれた心地よい大きな中庭もあって、小鳥のさえずりが聞こえ、これが町中だとは思えないほど。来ている人たちも、ちょっとお洒落をしてきている感じがして、ちょっと、他のディジョンのイベントとは違う空気を感じるんですよね(笑)。

手作りのドイツの焼き菓子を売っているコーナーもあります。どれも手頃な価格で、きちんと美味しくて、そういうところもこのイベントの魅力かもしれません。


中庭ではジャズの演奏なんかもあり、

気分良く音楽に酔いしれていると、目を離したすきに、後ろの木に登っているのは、我が子ではないか(もう勘弁して!)。

販売しているものは、このソーセージとドイツワイン、ドイツビールぐらいなのですが、流石フランスだな、と思うのは、ワインがボトルでも販売されているところ。ワイン片手にお喋りに夢中になっている人達を見ると、これぞフランスの社交って感じがするのですが、「酔っ払い」はいないんですよね。これにはいつも感心します。

最近こういったイベントでは、子供が楽しめるアクティヴィティが用意されていることが多く、子供達が退屈せず、パパやママにとっては有難いことなのですが、意外と子供たちにとっては、そういうものよりも、広い庭を友達とただ走り回っているだけで十分楽しいようです。子供達だけでなく、大人も芝生に座ったり、伸び伸びイベントを楽しんでいる感じがして、自然体でいいな〜と思うところです。












2017年6月16日金曜日

いちご狩り

 ディジョンから20分くらいのところにある農園Agriselfに、イチゴ狩りに行ってきました。こちらのイチゴ、Bioラベル申請中だとか。Bioラベルを申請するには、様々な規制がありますが、ビオの考え方とは、農薬や肥料に頼らず、要は人工的な手を加えず、できるだけ自然のままの植物連鎖を目指すもの。フランスでもビオ製品への関心は年々高まってきていて、子供の給食でも、週の半分はビオ食品を使ったものになったり、お値段は割高だけれど、友人の中には、できるだけ子供にはビオのものを食べさせる、という食に凄い拘りを持っている人もいます。うちは金銭的にそれは無理だな、と思うのですが(笑)、でもできるだけ、新鮮な、自然に近い味がするものを食べていきたいな、とは思っています。

Agriself

それにしても、気持ちのいい青空。日焼け、半端ないです…。

うちの場合、こういうの、子供よりもお父さんがハマるんだよね…。

美味しそうでしょう?

こちらのAgriself、勿論季節によって収穫できるものが違います。入場料とかはなく、収穫するものによってkg単位の値段が違っていて、ちなみにイチゴは、kg.2,8ユーロ。籠いっぱい収穫して3kgちょっとで10ユーロ以下。マルシェで買う値段を思えば、びっくりするほど安いので、朝から沢山の人で賑わっているのも頷けます。

いつも何気なく食べていたイチゴですが、実は色んな種類があることも知りました。

終いには、パパ暑いからそろそろ帰ろうよ、と言いたくなるんだよね…苦笑。

レジには凄い人。他にも野菜が売っています。次回は、トマトやさくらんぼなど収穫できたら嬉しいな〜。

今回のイチゴでアイスクリームを2回、コンポートを鍋いっぱい仕込みました。自分たちで収穫したから尚更美味しく感じるのかもしれませんが、地産地消、子供にとってもいい経験ですよね。











2017年5月9日火曜日

5歳になりました!


4月に誕生日を迎え、無事5歳になりました!


誕生日当日。私にガッツリ怒られ、涙目。怒られたり、悲しいことがあったりすると決まって「Mon doudou(僕のぬいぐるみ)〜」と言って、ぬいぐるみを抱きしめ安心するようです。これはフランスのdoudouぬいぐるみ文化からくるものですが、幼稚園には、子供が家から持ってきたdoudouを入れる専用カゴがあって、通園するとみんなそこに自分のdoudouを入れます。でもみんな四六時中持っているので、正直かなり汚れています。フランスは働く女性が当たり前なので、子供にぬいぐるみを与え、母親代わりにする役目があるそうですが、泣きじゃくった時についた鼻水やら唾液も付いているので、病気がそこから移る、とも言われていて、ママ達にとってはいいんだか悪いんだかって感じです…苦笑。

子供のリクエストでいつものピザ屋へ。ナイフとフォークを持って自分で食べれるようになったんだもんなー、としみじみ。どんどん色んなことが一人でできるようになっていくのが、嬉しいような、淋しいような気もして、もう少しべべでいて〜と思うのですが「僕は早くお兄ちゃんになりたいんだよ!」と冷静に言われてしまいました(笑)。


これはパピーの田舎の家で。日本のようにお店では綺麗に包装なんてしてくれないので(してくれても凄い雑でこれなら自分でやります、と言いたくなるような有様で…苦笑)、自分で包装紙を買ってきて包みます。そして日本のように丁寧に包装紙を剥がすのではなく、大人も子供もビリビリビリッと大胆に破くわけです。これにはいつも違和感を感じますが、夫なんて「どうせ捨てるんだからいいんだよ」と言いますが、日本は本当に綺麗に包んであるので、開けるのさえ勿体無いような気持ちにさせられるというか…。日本の過剰包装もどうかと思いますが、これも文化の違いですかね?

この日は、パック(復活祭)が近かった為、お庭でエッグハントも。予めお庭に隠した卵の形をしたチョコレートを子供は嬉々として探すわけですが、4月は田舎の家に行く度に、マミー(おばあちゃん)が「あ、まだチョコレート残ってたわ!」と言って、3回もやりました(笑)。夫なんかは「まだやるのか…」と呆れているのですが、マミーやパピーは孫の喜ぶ顔が見たくてやるんですよね。それにしても、プレゼントも沢山もらった上に、チョコレートまで。本人曰く「Je suis un enfant gâté」(僕は甘やかされた子供です)と言っていますが(笑)、本当にそう。

早速頂いたキックボード(フランスではトロチネットと言います)で通園もしていますが、後姿がスケートボードをしている夫にそっくりみたいな…笑。

我が家では誕生日会をまず家族だけで、また夫の両親は離婚しているので、それぞれおじいちゃん、おばあちゃんと、そして幼稚園で(これは当日の朝、お菓子やケーキを持参していくと、先生が時間を作ってくれてクラスで誕生日会をしてくれます)。これだけでも4回…。そしてお友達を呼んでプライベートで。これが厄介で、あの子も呼びたい、この子も呼びたいとなるのですが、実際家だとそんなに大勢は呼べなかったりするので、親は悩むところなのですが、今年はママ友と相談して合同で誕生日会を近くの公園ですることにしました。

公園であれば呼ぶ人数も気にしなくていいので、総勢30名以上の賑やかな会になりました!悪天候続きでしたが、この日だけは晴れ、普段こちらの公園は、陽が暮れる頃に巡回の方がやってきて門を閉めてしまうのですが、なので時期によっても日によっても閉まる時間が違います。なんともアヴァウトですが(笑)、この日は22時近くまで誰も来なく、ゆっくり楽しませてもらいました。公園なら子供たちも気兼ねなく遊ぶことができますし、大人もゆっくりワインを飲みながら(本当は公園はアルコール禁止ですが…)会話を楽しむことができます。これは凄くいいアイディア!友達に感謝です。こうやって、1ヶ月近くに渡る誕生日会は無事終わりましたが、元気で育ってくれて、友達が一杯できて、そして親同士も仲良く…本当にそういう恵まれた環境ってこちらでもなかなかないので有難いな、って感慨深く思います。これからも今までと同じく、フランスで楽しみながら育児をしていけたらな、と思っています。どうなるのかなぁ〜。





2017年1月1日日曜日

ノエル

 しばらく書かなかったこちらのブログ。気が付いたら、もう12月31日。今年も終わり。子育て中心な毎日だったけれど、そんな時期も後から思えば一瞬だと思って、そういう時間も大切にしたいな、と思って過ごした一年だったように感じます。久しぶりに日本に長く帰国したり、とても楽しい時間を過ごすことができ(やはり日本は最高!それを話し出したら止まらないのでまたの機会に!)周りの方々に感謝。来年も少しでも多く笑って楽しい年にしたいものです。

  今年もノエルは家族でgitesで過ごしました。gites は日本でいうと貸別荘みたいな感じでしょうか。基本的な生活設備が整っているので、自炊したい長期の滞在に便利です。私の周りを見ても、ヴァカンスでホテルに滞在するという人は少数派で、大抵の人は友達の家だったり、友人や家族でこういうgitesを借り、長期でヴァカンスを楽しむ人が多いです。彼と一緒になって8年経つのですが、毎年伯母が滞在場所を選ぶのですが、それぞれ良さが違うのでワクワクします。今回はサントネー(コートドボーヌ地区にあるワイン生産地)だったこともあり、ワインセラーがキッチンにあり(こちらに既にワインが用意されていて、1本22ユーロから飲めるようでした)今まで以上にちょっと商売的な感じ(笑)。隣は葡萄畑の最高なロケーションです。


今回お世話になったのがこちらのgites。
昔のヴィニョロンの家を改装した建物だとか。

すぐ横は葡萄畑。さっきまでタイエ(剪定)してたわよ、と伯母が言っていましたが、
この時期は至る所で、切った枝を焼却している風景が見られます。

ノエルのプレゼントに念願の?カーズのリモコンカーをプレゼントしてもらい、真剣に組み立てる祖父を見守る息子…。彼の両親は離婚しているので、ノエルの度に2家族プラス親戚、そして私たち(といっても私たちは絵本が中心)からプレゼントをもらうという、子供にとってはパラダイスな話ですが、その度にオモチャが家の中にどっさり…。その他にも、義母の家に行く度に小さなオモチャのプレゼントが用意されていて、こんなにもオモチャを与えてしまっていいわけ?と疑問に思うのですが(モノをもらって当たり前みたいな感覚になってしまうのって嫌ですよね)、うちだけでなく、フランスではノエルに子供にむやみやたらにオモチャをあげ過ぎではないかと問題になっているようです。ママ友たちの間でもよくこの話題になります。

キッチンに立つのは、我が家の場合いつも義父。おもてなしの準備とかしなくていいのは、本当に夢のような話(笑)。日本のお正月に当たるのが、こちらではノエル。親戚や家族が集う一年で一番大切な行事です。でも日本のお正月と同じで、段々簡略化してきていて、食事も昔のように夜中の2時までかけるle grand repas(大宴会)はなくなり、有難いことに食事も軽くなりました。我が家はシーフード中心のメニューに、義父の手作りパテなどを摘む程度。どれも美味しいのですが、それでも3日ノエルの食事が続くと、そろそろお茶漬けでもすすりたい、と思ってしまうのが正直なところです(つくづく私はフランスには向いてないのかも、と思う瞬間ですが…苦笑)。

これは25日の朝。サパンの下に日本のサンタクロースさんがたくさんの絵本をおいていってくれました。
いや、重いのを日本から苦労して持って帰った甲斐があったよ(by 母)。

毎年子供の成長に合わせ?サパンの大きさも大きくなります。ノエルが終わるとやれやれ。年末は日本のような忙しなさはなく至って静か。大掃除をして、神聖な気持ちで新年を祝う、という感覚がないので、なんとなく大晦日は寂しく感じてしまうのですが、これも文化の違い、流石に10年住むと慣れました(笑)。でも日本のお正月の何もするわけでもなく、家族でのんびり過ごす、っていいですよね。懐かしいな。












2016年5月15日日曜日

ディジョン キール湖

またしてもフランスは4連休。先日2週間のヴァカンスがあったというのに、また幼稚園はお休み。本当に5月はお休みばかりだな、ってつくづく思うのですが、もっと学校行ってくれ!と思うのは私だけでしょうか(苦笑)?今回のお休みは毎日晴天にも関わらず、そんな時に限って、我が家の車は故障…苦笑。garageにて修理中でございます。毎日車もなくどうする?ということで、毎日ディジョンの公園巡り。今日はディジョン市にあるウーシュ川沿いを歩く散歩コースにウォーキング?に出かけました。
さぁ、出発!駅の傍が始点なので、旅行者でも気軽にここからキール湖まで歩いて行けます。

小鳥の囀りを聞きながらのお散歩は気持ちのいいものです。

この時期ははリラの花が綺麗です。

途中こんなことをしているのでなかなか進まないのですが…。

そしてこのコースの訳のわからないところは、途中所々にこういうスポーツ器具が置いてあるところ(笑)。
でも面白半分で試してみたくなるもので、マラソンしてた方が足を止めてはやっていたり、若い人やお年寄りもみんな使っている!子供も早速挑戦。大層気に入ったようで「おかあさん、これサンタさんに頼みたい!!!」と(おいおい…苦笑)。

バカにしておいて、これなんてできませんでしたからね(笑)。
スポーツクラブに入会したものの、もうちょっと真剣に鍛えないと、と反省するばかりです。
ある意味とても効果的な無料体力測定かもしれません…。

石投げもここでは立派な遊びです。

これはお隣に釣りを楽しんでいらっしゃる方がいて、見ているところ。
何が釣れるのかな?

途中ピクニックができそうな箇所があります。お弁当なんていう程大したものではないのですが(苦笑)、子供ができてからは、おにぎりにフルーツにお菓子、それにレジャーシートを持って気軽にアウトドアライフを楽しむようになりました。これだけで子供は大喜びしてくれるので、こちらも得した気分になります(笑)。

キール湖には子供が遊べる公園スペースもあるので、子供を安心して遊ばせることができます。この日は連休中ということもあって混んでいましたが、これを見ると日本のゴールデンウィークを思い出しますが、やはりこうも休みが多いと、ヴァカンスにばかりも出かけていられない!というのが本音のようです(苦笑)。

青空の下で、マラソンやサイクリングをする人、バトミントンをしたり、芝生の上で寝転んだり、お年寄りのおじいちゃんとおばあちゃんが手をつないで歩いていたり…。みんなが思い思いのことをして楽しんでいる。
それはどれもお金のかからないことだけれど、みんな凄く楽しそうにしているのを見ると、お金をかけることだけが贅沢ではないんだな、って、フランス人はそういう楽しみ方が上手な国民のような気がします。

お誕生日に買ってもらったearly riderも大活躍です!これはいい買い物でした。
なんと言っても軽いのがいい!飽きた時に持たされるのは、こちらなので(苦笑)。

こちらがディジョンプラージュと呼ばれる、ディジョン海岸?
湖なのに海水浴ができるような場所があるのです。この日は暑かったので、既に水着になって日焼けを楽しんでいる人達もいてなんとも「あっぱれ」ですが(笑)、また寒くなってきたので、
早く暖かな日が続かないかなーと願っています。











2016年5月9日月曜日

ディジョン 中華レストラン Restaurant Hu Po

久しぶりに、ディジョンにある中華レストランRestaurant Hu Poに行きました。ランチで行ったことはあったのですが、その時は正直あまり印象に残らなかったのですが(笑)、友人曰く「ここは夜の方がいいよ!」と言っていましたが、確かにランチメニューよりアラカルトで頂く方が断然美味しい!と実感。口コミは大切ですね。サービスの中国人の女の子も気さくで感じがいいし、やはりフランス料理よりも最近はご飯の方が嬉しいので(笑)、また近々再訪したいと思っています。ちなみにこの日はコンプレ(満席)で、2/3は中国人のお客様でした。いい傾向ですよね!
前菜で頂いた牛肉のサラダ。味付けがさっぱりしているので、胃にもたれずヘルシー。でも結構ボリュームがあるので、夫に手伝ってもらいました。
これは所謂「麻婆豆腐」なのかしら?豆腐のプルプルした麻婆豆腐とは違い、グリルした豆腐?が入っていて、ちょっと不思議な感じ。辛さは軽めと書いてありましたが、確かに全く辛くなく、別にラー油?をもらってかけて頂いたら、美味しかった!これも友人からのアドバイスなのですが、この山椒の効いたラー油のビリピリ感がたまらない!夫はraviolis vapeur、蒸し餃子?を頼んだのですが、皮からちゃんと手作りで感動!ディジョンの中華レストランの大半が、冷凍ものを平気で使っている店が多いのに(だからどこに行っても同じ味)、皮から手作りなんて!ホールからガラス越しにシェフが中華鍋を振っているところが見れますが、きちんと手作りで作っているって、フランスでは嬉しいことなんです。これはサービスの女の子曰く「シェフのお母さんが今来てて、お母さんお手製なの!もうすぐ帰ちゃうからあなた達はラッキーよ!」と言われたのですが(えっ、次回は食べれないの?って感じですが…笑)、これはまたすぐにでも食べにきたいね〜というくらい手作り感ある家庭的な美味しさでした。周りの人達を見ると、何皿か頼んで分け合って食べている人達もいて、そういう食べ方の方がいいのかもしれません、量は結構あると思います。子供連れの家族も多く、子供連れでも大丈夫そうなお店です。

日本からいらした方から、「どこか日本食や中華料理が食べれるお店を知りませんか?」と聞かれることがよくあります。「フランス料理ばかり食べていたら、ご飯が恋しくなって…」というお声をよく聞きますが、そういう方にもお勧めかもしれませんね。場所はレピュブリック広場のそばです。昼の平日のランチメニューが10ユーロ前後?夜は前菜Plusメインで23ユーロです。


Restaurant Hu Po
2boulevard Georges Clemenceau Place République
tel:0380736610






2016年4月28日木曜日

フランシュ・コンテ地方へ旅行 アルケスナン王立製塩所

春のヴァカンスを利用してフランシュ・コンテ地方を旅しました。ブルゴーニュに住みながら、景観で言えば、正直言ってフランシュ・コンテ地方の方が好きです(笑)。それは何と言っても、雄大な自然!自然景観を楽しむことにあります。意外と見所があるにもかかわらず見立たぬ存在なのが残念ですが、今回の旅の目的は、あまり計画を立てず、ぶらっと今まで行ったことのない小さな村をドライブすること!初めに訪れたのは、ディジョンから車で1時間半くらいの距離にあるアルケスナン王立製塩所。でもその前に近くのタンポポ畑でピクニック!ユネスコ世界遺産に登録されているとは言ってもここは商売っ気がないフランス(苦笑)。周りに何もお店がないのではないかと心配したのですが、大型スーパーもあって、パン屋さんやシャキュトリーが買えるお肉屋さんもあったので、その場で色々買って即席サンドイッチに!ご馳走なんてなくても、お日様の下で食べるごはんは最高です。

一面広がるタンポポ畑。こんなにタンポポが綺麗だと思ったのは初めてかも。フランスは景観を邪魔する、広告や看板がない所がいいですね。左手奥に見えるのが、アルケスナン王立製塩所。

タンポポの綿毛を飛ばして遊ぶこと1時間半…。夢中で探しては飽きずに飛ばしてました。大自然の中では玩具がなくても、子供は自然素材を使っていくらでも遊ぶことができるんだな、って感じます。

私の持っている「地球の歩き方」(と言っても10年位前の)には12時から14時はクローズでしたが、現在はお昼時間も開いているようです。駐車場から製塩所までの道も綺麗でした。塀が高くて中は見ることができませんが、これは当時、王家の主要な財源であった塩を扱う場所は、盗まれないように高い塀で囲まれていたそうです。
18世紀、製塩業はフランス経済を支える重要な産業だったんですね。ルイ王朝が拡大した製塩所がこちら。この綺麗な半円形を描くアルケナン王立製塩所の建築依頼を受けたのが、建築家ルドゥ。こちらの建物はのちの産業建築の先取りとなった建物で、この後サランレバンの大製塩所も見に行ったのですが、どちらもフランスの産業遺産としてユネスコに世界遺産として登録されています。


こちらがサランレバンの大製塩所。アルケスナン王立製塩所から車で30分くらいの距離。ブルゴーニュは石の文化ですが、ジュラ地方は木の文化と言えるかもしれませんね。建物に木が多く使われています。
時代的には古いサランレバンの大製塩所→アルケスナン王立製塩所の順に訪問した方がいいのかもしれませんが、この塩街道?なかなか景色も綺麗なので、ドライブにお勧めです。彼曰く、ふたつの製塩所を見学すると、ふたつ目は半額?になるとか。入り口でよく確認してチケットを購入するといいかもしれません。

それにしても、看板に塩の歴史は7000年も昔に遡るって書いてあったのですが、人類の歴史ってそんなに古い?と思ってしまいましたが、17世紀には、800人もの従業員が働いていたと書いてありましたが、製塩業として繁栄した都市で、当時はブザンソンに注ぐ都市だったようです。私たちは、中は見なかったのですが、製塩所には、地下から汲み出した塩水を金属製の釜で煮詰めた設備などが残るようです。アルケスナン王立製塩所の建設により、かなり生産を縮小されたようですが、それでも1962年まで操業してたというから驚きです。生活の必需品である塩は、昔から権力者、国家の支配下にある統制物質として徴税手段の対象品となった歴史があり、フランスでは悪評高き塩税としてフランス革命が起こる原因の一つにもなったと言われているそうです。
塩好きな方にはお勧めの観光地かもしれませんね。でも今は操業してないので、お塩を買うことはできません。
お隣にあるこのモダンな建物はなんだろう?と思ったのですが、カジノでした(笑)。

古い町並みが残る小さな町です。なんとなく洗濯物が干してそうな庶民的な感じがサンパ(感じがいい)で
いいね〜と話したのですが、古い写真のポストカードが売ってたのですが、それを見ると20世紀初頭から大して変化していない感じがします。フランスには美しい歴史的景観が多く存在しますが、その価値を守るための景観保全に関する規制が厳しいと聞きます。変えてしまうのは簡単ですが、変えずに維持する。国家規模で真剣に取り組んでいるから、歴史的環境が保全されるんでしょうね。こういう点に関しては、フランスを尊敬せずには入られません。