2012年7月31日火曜日

家族でブロカントへ

1ヶ月以上前になりますが、久しぶりに少し離れた町までブロカントに行ってきました。週末になると天気が悪く今年はパッとしない気がしますが、たまに出かけると自分だけの小さな宝物探しをしているみたいで楽しいですね。のんびり午後からでかけました。
ベビーカーを押しながら行くのも初めて。
大きなブロカントにいく場合、目立つ色の服を着ていくと
パートナーを探し易いかも。
小さな町全体で行われていて、ちょっとしたお祭りみたいな感じ。
さて彼はどこにいるでしょうか?(笑)
何だ何だ、このダサさは・・・。
音楽を演奏してたんですね。観客は疎らですが、当人達はそんなことも気にせず楽しそう。
人目など気にせず楽しんだ者の勝ちですね。

息子は始終寝ていました・・・。
1件だけでやめるつもりが2件目も梯子。こちらはディジョン市内。
黄色って目立つでしょ。 

この日の収穫
よくブロカントでワインの本や参考書を買います。ハードカバーの本はこちらでも高価なので
新古品などを見つけると嬉しいですね。こちらはまだビニールの梱包がされたままのもの。
ブロカントとはいえ高かったので躊躇していると、彼がプレゼントしてくれたのですが、
あれから1ヶ月以上たつというのにそのままで開けていません・・・笑。
『そういうのをGaspillage (無駄遣い)っていうんだよ!』と嫌味を言われています(えへへっ)。
もう1点がこちら。
額を作っていたという初老のマダムから買いました。
沢山ある中から写真たてと小さな鏡を選びました。
多少歪であっても手作りの温かみのあるものが好きです。
ちなみに写真を撮ろうとしてたら、彼が敢えてこの位置にミニカーを置いたのですが(苦笑)
こちらもヴィンテージミニカーRENEAUT12.MADE IN FRANCE。
知らなかったのですが、裏に145km/h時速まで刻印されているんですね。

2012年7月29日日曜日

イタリアンレストランへ

マルシェの帰り道、あまりの暑さにカフェでビールでも飲んでいこうか、ということになりましたが残念ながらどこも満席。そこで最近できたアンティーク街にあるイタリアンレストランへ。といってもカジュアルな感じでトラットリアといった感じでしょうか。気がついたら出産してから初めての家族3人での外食でした。ファミレスのようなところがないのもありますが、やはりべべ連れだと躊躇しますね。
Little Italy
25 rue  Verrerie
Dijon 21000
0380305837
ディジョンってはっきり言って高いだけで美味しいレストランが少ない。
がっかりすることが多いので、結果外食しないようになってしまいました。
でもここはアラカルトで色々選べるしお味もそこそこ。
家の近所だし、テイクアウトもできるし、今度はピザを食べてみよう。

暑いとフランス料理なんて食べる気にもなりません・・・。
本当なら冷やし中華やお蕎麦とか食べたいところですが。

「お箸みたいだね」とグリッシーニで(苦笑)

この日の二人の格好はユニクロとアンダーカバーのコラボ。
ユニクロ頑張っていますね。パリに行った友人に買ってきてもらったのですが「この値段でこの生地なら悪くない」と彼も褒めていました。フランスは安かろう悪かろうが多すぎる。フランスにもH&Mがありますが、2~3回買ったのですが、相性が悪いのか、どれもが1回洗ったら虫に食われたかのような穴が開きました(呆然)。いくら安くても一度しか着なくて駄目になるものは、結果的に高い買い物です。その点、ユニクロは息子のボディなどみても、ボタンもしっかりしているし、何度か洗いましたがよれない。「これはいい買い物だったね!」と調子に乗って自分のものも含め、ネットで色々注文してしまいました(勿論、日本のサイトでね、フランスではネットで注文できないので)。まずは商品の豊富さに興奮状態、それよりも注文してすぐに「ご注文商品を出荷しました」メールが!「えっ、もう発送したの?」と彼とビックリ。翌日には母から「ユニクロから荷物が届いたわよ」との電話が。「えっ、もう届いたの???」とこれにも二人で驚き。勿論注文した商品が間違っていない(当たり前か)。「凄いね~」と我が家ではビックニュース扱い(笑)。でも母に「当たり前じゃない、日本はフランスと違ってテキパキしてるのよ」とクールに一言言われてしまいました(苦笑)。当たり前が当たり前ではないのがフランス。ことが滞りなく進むって羨ましいです。フランスでは注文した商品が指定した日に届かないのは当たり前、注文した物と違う物が届くのも日常茶飯事、その上クレームの電話をかけても一切のEXCUSES(謝罪)はない・・・。はっきりいって疲れます。
来月父が来るときに持ってきてもらうのですが、手元に届くのが楽しみ。

2012年7月28日土曜日

モノの値段 dernière démarque

Solde(セール)も最終段階に入ってきました。 dernière démarque といって最後のプライスダウンが始まったようです。知り合いのブティック経営者に言わせると、今年のセールでの売上げは散々だとか。不景気なのでしょうか?今年は珍しく買ったな、と自負している私としては、「えっ、そうなの?」と少し不安になりますが、「ディジョンにも君のような能天気な人がたまにいないとね」と彼に嫌味を言われてしまいました(苦笑)。

こちらは先週モノプリ(スーパー)で見つけたもの。売れないんでしょうかね、この値段。
最近思います、モノの値段って何が正しいのか。フランスに住むようになって、物欲がなくなったのもあるのですが、かなりモノに対してシビアに考えるようになりました。
プチバトーのボディ3枚で7ユーロって、結構ビックリ。
今年はプレゼントで頂いたこちらの蛙ちゃんをヘビロテ中。
べビー服選びって意外と奥が深く難しいものだということを学びました。子供はすぐに大きくなるし、季節、サイズ選びには慎重になります。出産前に気合を入れて買ったものの中には、息子が急成長をとげたので(苦笑)一度も袖を通さずバイバイしたものも・・・涙。フランスのベビー服売り場は眺めているだけで優しい気持ちになりますが、実際買うのは実用的なものになりました。

フランス暑いです…。

ディジョンもここ何日間か蒸し暑い日が続いています。
毎年この時期思います「なんでこの国クーラーがないんだろう?」と・・汗・。扇風機すらない家が殆どなのですから驚きます。先日TVで、フランスのエアコン普及率5%っと言ってて、思わずTVに向かって「フランス人馬鹿じゃない!」と叫んでしまいましたが、透かさず彼に「馬鹿なのは君たちだ!環境問題が深刻化する中、使い続けているなんて!」と怒られてしまいました(苦笑)。ご尤も…。でも、日本のあのムッとした猛暑を知ったら、そんな悠長なこと言っていられるだろうか…。それに最近は省エネ性の高いエアコンも出てきていることを知らないのだろうか…。

べべにとっても厳しいものがあるでしょうね・・・。
ちなみに日本は全世帯での普及率は86%(2011年データ)だそうです。確かに自然環境のことを考えたら我慢しなきゃね、とは思うのですが、根性なしの私は、フランスに来た年の夏にすぐに扇風機を購入しました。今年久しぶりに息子の為に組み立ててみましたが、彼も「へぇ、結構涼しいんだね~」と喜んで使っていますよ、ほらみたことか(苦笑)。

フランスのクーラーって、未だに設置式の大きなホースを窓から出すタイプが主流なんですよ。「いつの時代?」って感じなのですが、壁に取り付けるタイプより普及しているんじゃないでしょうか?これこそ、エネルギーを無駄に消費しそうと心配になりますが・・・。でも、嬉しいことに最近では三菱や日立が売れていると言っていました。温暖化が進む中、今後お年寄りにとってはクーラーは必需品。現に2003年の猛暑では一万人以上の犠牲者がでましたが、そのうちの多くは80歳以上のお年寄りだったとか。フランス人が働かない分(いやっ失礼・・・笑)日本の企業さんには是非とも頑張って頂きたいものです。
 


★昼間は雨戸を閉め真っ暗にして室内の温度を上げないようにする、外出はしない、暑ければ何度もシャワーを浴びる、サラダなど火を使わない料理をメインにする、といった初歩的なやり方でこの暑さを乗り切っています・・・。
日本からのお土産で頂いたうなぎで
夏負けしないようスタミナをつけました。
至福の時間。

2012年7月19日木曜日

14 JUILLET


14 JUILLET フランス革命記念日は、我が家は息子の「お食い初め」をしました。といっても特別なことをする訳ではなくいつも通りの食事でしたが、母が日本から持ってきてくれた「鈴波」の粕漬けを頂きお祝いをしました。これ、フランス人にお出しすると、珍しいのかとても喜ばれます。彼は大大大・好物で日本に行った時嬉しそうに買い込んでいました。結構、意外なものがうけたりするので面白いですよね。鈴波さん、これからも頑張ってください!(笑)

こちらのお皿は、叔母が息子の出産祝いに贈ってくれたもの。おめでたい(鯛)ということでおろしました。九谷焼の山本長左さんの作品なのですが、宮内庁御用達窯とか。うちはそんなにシックな家ではないのですが、和食器が食卓に並ぶと心が落ち着くので、日本に帰国する度に、チョコチョコ買い求めては手荷物で大切に持って帰ってきています。

息子は今は拳を食べるのに夢中・・・笑。

いつかこんな風にご飯をあげる日が来るんだろうか。

勿論愛犬コストン用のハムなども用意し彼の健康もお祈りしました。
なんだか嬉しそうな表情で、こちらも嬉しい。

実は彼は後脚が完全に麻痺して現在オムツを着用しています。お散歩も難しく、車椅子を使っています。フランスではそこまでして飼う飼い主は非常に少なく、この時点で獣医に連れていき、「安楽死」の注射をしてしまうのが一般的と聞いて驚きました。その証拠に、歩行器を探していた時、フランスに在庫はなく、通常ベルギーかアメリカから輸入することになると聞いて途方にくれました(勿論日本は在庫もありますし、オーダーで作ってくださるところもあります)私達は、幸運なことに同じ病気を患ったワンちゃんを飼っていた方から歩行器を譲って頂くことができましたが、なんとこちらは飼い主さん自ら手作りしたもので、ペット大国フランスであっても、未だに犬の介護製品はとても少ないのが現実のようです(というか首輪すらあまり種類がないんですよね・・・苦笑)ちなみにオムツは人間用のMサイズで代用しています。

犬の介護、特に大型犬になると、彼でさえ簡単に持ち上げることができないので毎日のお世話はやはり大変です。本人も不自由な生活を強いられ可哀想だと思います。でもだからといって、PIPIやCACA(おしっこやう○ち)を失敗することを理由に、「安楽死」という決断をとる気にはなれません。家族同然として暮らしてきた犬の最期をどう見守るか、これは飼い主の責任であり、「安楽死」というのは、飼い主から愛犬への最後のプレゼントでなければならないと思っています。食欲があって、生きる気力があるうちから取る決断ではないと思っているので、周りから「そろそろ赤ちゃんの為にも考えるべきではないか…」「犬は歩けなくなったら終り。犬が可哀想だから犬の為にも決断を」「こんな状態で飼い続けることことは、君たちのエゴ」などと言われると正直凹みますが、私は「苦悩を分かち合ってこそ家族なのでは?」と思ってしまうのです。国によっても考え方や価値観は違いますが、限りある今の時間を大切に毎日祈るように過ごしています。