2012年12月29日土曜日

年末

クリスマスが過ぎてからというもの毎日掃除の日々。フランスには年の瀬の大掃除の習慣は勿論ありませんが、新しい年を迎えるに当たりやはり日本人ですね、煤払いしたい気分になりました(笑)。気持ちもリフレッシュしますしね。日本にはお正月を迎える為のいろんな準備がありますよね、門松を立てたり、しめ飾りを飾ったり。海外に住んで尚更、そういう古くから伝わる年中行事がいいものだなぁと思うようになりました。日本のように厳かな気持ちで新年を迎えるという習慣がこちらにはないので、この時期は日本が少し恋しくなります。

2012年は自分の身体からひとつの生命が生まれたと同時に、大切な家族であるコストン(愛犬)が目の前からいなくなるという、生と死を同時に経験した一年でした。育児と介護で止まる時がないというくらい忙しい毎日でしたが、じっくりコストンと向き合えたことは幸せでした。残されたものは毎日精一杯生きないといけませんね…。
 

これまでブログを読んでくださった方有難うございます。来年はまたアンティークやブロカントのことも書きたいと思っています。またこちらのブログを読んでくれているお友達へ。忙しさを言い訳に賀状も出せませんでしたがどうぞお許しください。来年日本に帰国した際にお会いできること楽しみにしています。2013年もよろしくお願い致します。よいお年を!!!


磨かれたワイングラスを見てひとりにやけています(笑)特に古いバカラは磨くと輝きが優しくてうっとりしますが、こういう気持ちは彼にはわかってもらえず「なんで僕が休暇な時に限って大掃除なんてそんなことすんの???」と。こういう時、文化や習慣の違う人とは共感できないんだなぁと残念に思いますが、いやいや手伝ってもらわないとね(笑)。

2012年12月26日水曜日

Bonton bazarで買い物

息子や友人のプレゼントを買いにBonton bazarへ。クリスマス前ということで買い物客で賑っていました。blogで見て欲しかったものは既に完売でしたが、前から欲しいと思っていたものが入荷してたのでが根性でディジョンまで持って帰ってきました(苦笑)。

Bonton bazar
122 Rue du bac
0142227769
想いのほかシンプルなショーウィンドー。

こちらはHappy bontonの店内
Happy bonton
82 rue de Grenelle paris
0144391201

Happy bontonでは主にパーティグッズを販売しています。こちらって子供の誕生日会を家で盛大にする人が多いのでこういうグッズが売れるのかもしれませんね。冠とかあってキュートで可愛かったですよ。Happy bontonは、Bonton bazarからすぐ。Bonton bazarを出て左手に歩いて2番目の通りを左へ。5分くらいのところです。

こちらの細長いものがBonton bazarで求めたもの。
実はこちらtapis(絨毯)。といってもゴザみたいな感じでしょうか。軽いのですが、如何せん大きいので流石にパリから持って帰ってくるのはしんどかった…苦笑。配送してくれないお店が殆どなので(お願いしたところで「poste(郵便局)に行って自分でやって」と言われるのがオチですからね)聞くまでもなく自分で持ち帰りましたが、お店の方に『コレ持って地下鉄乗るのはフランス人に嫌がられますかね?』と聞いたところ『フランス人なんてもっと酷いことしてるから大丈夫よ!!!』と言われ、思わず『そうですよねー、この国の人何でもアリですよね!』と言いそうになりましたが飲み込みました(笑)。
 最近日本のお店のサイトなどで『送料無料』と書いてあるのをよく見かけますが、フランスの不親切さに慣れた私は『どうしてそんなことができるの?』と驚いてしまいます。なぜならフランスでは送料は当たり前のように『ガッツリ』取られるから!以前家具をネットで買おうとしたら、送料の方が高かったことがあります(苦笑)。日本はサービスが充実してて素晴らしいなぁ、と思う反面、販売する側は大変だろうなぁと勝手に心配したりします。

 息子がハイハイを始めたので、こちらのtapisはサロンに敷いて思いっきり駆け回ってもらおうと思っています。これから息子の相手は体力勝負になりそうです…。

2012年12月23日日曜日

ボンマルシェ クリスマスイルミネーション


息子も前日パリの予習?をしてたにも関わらずお留守番になってしまいました(笑)。
こちらのPARIS PRATIQUE(パリの地図本)2006年フランスに来た時に買い求めたもの。
20区全ての通りが載っていて便利なので今でもパリに行く際には必ず携帯しています。
今回息子のパスポートの申請でパリへ。本当は家族で行くはずだったのですが、諸事情があり急遽一人で。でもたまには一人もいいですね(笑)。思いっきりクリスマスムード漂うパリを満喫しました。今年最後に美容院『SUPER STAR』でカットもできたし(伸びっ放しの髪にイライラすることもなくなり)、もう今年やるべきことはこれで終わったという感じでしょうか…苦笑。家族や友人、息子にクリスマスプレゼントを買って、今年も残すところあと僅かですね。
『SUPER STAR』ASAKOさんお勧めSANUKIYAさんでランチ。
やはり、これでしょ?。うまいっ。
オヤジ化しています(苦笑)
こちらがランチセット。
お好きなうどん+5ユーロで↑以上のものがセットになっています。
ディジョンではこういうものは味わえないので嬉しいですね。
 Sanukiya
 9 rue  d'Argenteuil 75001 Paris France
    tel 0142605261
 
その後世界最初のデパートといわれるパリの老舗デパート『ボンマルシェ』へ。左岸マダムご用達だけあってシックで落ち着いた雰囲気。パリに行くと必ず立ち寄るデパートです。またボンマルシェの古いカードやオブジェも好きで集めているので余計に愛着がわきます(といってもオークションでもいい物は高値がつくのでなかなか落とせませんが…)。観光客で賑わっているギャラリーラファイエットなどとは違って、ゆっくり買い物ができるところがいいですね。
 
今年のボン・マルシェのクリスマスのウィンドーをお楽しみください。
 
今年のテーマはパリの屋根だとか。一見地味なデコレーションですが、
よくみると細工が凝っていて流石ボン・マルシェ、センスの良さを感じます。
こちらの靴、ここまでくるとARTですね。
 
 



 
 


ただただ美しくて足を止めて眺めてしまう…。


立ち止まって眺めている人も。
見ているだけで幸せな気持ちになりますよね。
私はボンマルシェに行くとインテリア売り場の横にあるカフェで休憩します。
ソファ席もある開放感あるスペースで、狭いカフェで沢山の荷物を持ってお茶するより落ち着くかも。
観光客の方にもお勧めです。
こちらから見るパリの夕暮れも好きです。
フランスは天井が高いところが気持ちいいですね。
ちょっとだけ息子のクリスマスプレゼントを探しに。
子供の売り場とは思えないほど、色味が抑えられていますよね。
『ボンマルシェ』に買い物に来ているマダムはやはり雰囲気が違う気がしますね。只者ではないオーラを醸し出しています(笑)。目がいってしまうのは若い子ではなく、40代、50代のマダム。その綺麗で洗練されていること。エルメスもヴィトンも歳を重ねてこそ持つべきものだということを学びます。ブランドに媚びていない、恐らくご自身のキャラクターの方が強く(苦笑)、さらりと着こなしている。そんな素敵なマダムを眺めているだけでも楽しいものです。来年はもうちょっとパリに来て美術館など行きたいな。折角フランスに住んでいるのだから。

2012年12月21日金曜日

AUXERREへ旅行

週末家族でAUXERREに住む友人を訪ねました。これが息子にとっては初めての外泊。たかが1拍2日の旅行とはいえ、折畳ベットを持って凄い荷物の量です(苦笑)。今回の旅行の目的はこの方に会いに…。
故コストン(愛犬)の妹、ケリーに会いに。
コストンをふた周り小さくした感じのケリー。
ケリーは元気でいてね。
ケリーにコストンの遺品であるベット?(フランス語ではpanierと呼んでいますが)やクッションを渡しにいきました。実は友人の家、お庭も含めると500㎡もある大きな家。友人はヴェジタリアンなのですが、家庭菜園もしています。気持ちいいぐらい大きい!

さて広いお庭を散策・・・
 
poireauと呼ばれる西洋ねぎ。
日本の葱とは違って加熱することで甘みが増します。
滞在中頂いたサラダは全てお庭からのもの。
ホオズキ。繊細なレースみたい。自然が作る芸術品?
夜は男性陣が料理を担当。
この日のメニューはクネル。家で作ったことがなかったので興味津々。
 その間私は子守り。
びっくっしたことにいきなり息子がケリーに向かってハイハイを始めました。
突進していく息子
ケリーと息子ご対面
Bisous(キス)してる?
コストンと息子がこんな風に戯れるのを夢見ていた私たち。
その夢は残念ながら叶わなかったけれど
ケリーはコストンの代わりにbisousしてくれたのかな?
有難うね、ケリー。
天国にいるコストンに一瞬会えた気がしたよ。
 
出来上がり。やはり手作りは美味しいですね。
みんなで作って(私は何もしてないけれど…苦笑)
美味しいワインと頂く料理は最高ですね。

 前回こちらに来たときは、ブロカントが目的で観光はせず。でも今回は折角AUXERREに行くのだから、少しは観光もしたい、せめてサン・テティエンヌ大聖堂には行きたい!と言っていたにも関わらず、結局どこにも行かず(苦笑)。「次回こそは!」と思うのですが、彼らは来年南仏に引っ越す為この家を売ってしまうそう。日本だと「家は一生のお買物」という感じがありますが、フランスは違います。彼らも3年も住まなかったのではないでしょうか?逆に私たちのように賃貸で同じところに住み続ける方が珍しいかもしれません。
 彼らに「今ある生活を捨てて新たな地で新たなことをスタートすることって怖くないの?」と聞いてみました。「確かに家は売れるかな?」とか不安がないわけではないけれど、何もしないで悩んでても始まらないでしょう?駄目だったらやめればいいんだから、まずはチャレンジすることが大切」と言っていました。「なるほど・・・」。こちらは終身雇用という意識もないので余計そういう感覚になるのかも? そしてこちらでは「引越し」といっても業者に頼む人は少なく、友人に頼んで自分たちでトラックを借りてする人が殆ど。日本の至れり尽くせりに慣れていた私は初め驚きましたが、確かに経済的。「自分たちでできることは自分でする」が基本なんでしょうね。
 
 
息子も流石に初めての外泊で疲れたみたいでぐっすり寝ていましたが、
日本だと外泊する場合、べべはどこに寝るのでしょうか???ふと疑問に思いました。
こちらは大抵の場合折畳式簡易ベットをその為に用意しています。
3歳くらいまで使います。
 

2012年12月20日木曜日

フランス 師走

早いもので今年も残すところ僅か。12月はあっという間に過ぎてしまうので、一日一日を大切に過ごしたいなぁと思ってはいるのですが、なぜか毎日バタバタ・・・。でも日本のようにお歳暮や年賀状の準備、大掃除という習慣はないので楽といえば楽ですが、その分ノエル(クリスマス)の準備があります。プレゼントを買う人達で町も賑ってきました。今朝クリスマスの準備でマルシェに行きましたが、早くもマミー(おばあちゃん)が行列を作っていました。そういえば、フランスのマミーって列に並ぶのが嫌いみたいで、平気で横はいりする人が結構いるのです(驚)。そのやり方が、いかにもわざとらしくて私は怒るどころか思わず笑ってしまうのですが、お店の人に「こちらのマダムが先だったよ!」と真剣に注意されていて可笑しかったです。
 そしてこの季節になるとフェット(パーティ)も増えます。日本の忘年会とは違うのですが、友達同士で「年の最後に会おう!」という感覚は多少ありますね。友人にディナーに誘って頂いたり、家族でレストランで集まったり、我が家でも簡単なアペリティフを企画したり・・・。故コストン(愛犬)も久しぶりに賑やかで喜んでくれていると思います。

友人にディナーに呼んでいただいた時。さてこちらは何かというと、

ビビンバの具。友人(日本人男性)が石焼ビビンバを作ってくれました。
これがとても美味しい!
フランスで石焼ビビンバを自宅で作ろうという発想が素晴らしいですよね。
 
この日は初めて息子の生まれ年であるボジョレー・ヌボーを頂きました。
日本ではボジョレーヌボーって相変わらず人気があるのでしょうか?
こちらはいたって冷めています(苦笑)。
友達同士で集まって飲んだこと一度もないです。

こちらは我が家での簡単アペロ。
今回の趣旨は、フォアグラを食べる。フォアグラはパンドミーを軽くトーストして頂くのが好きです。
フランスでいい習慣だなぁと思うのが、このアペロ。「アペロ」と言って誘われれば、ディナーではないので軽く飲む程度、と把握できますし、招く側も簡単につまめるものを用意するだけなので気負いがありません。アペロであれば早めに切り上げるのがマナーなので、その辺りもスマートでいいなぁと思っています。

全然関係ありませんが…
こちらは友人のisabel marant。
記念に?うちのヴィンテージの(これでも)ハンガーにかけさせて頂きました。素敵です(溜め息)…。

また違う日にもファッションチェックさせてもらいました。
このブーツ、パリのcoletteで買ったそう。
こんなブーツを履きこなせるなんて凄過ぎです。
そして近くにこんなお洒落な友人がいるというのに、全くモードに関心のない私・・・。
折角フランスにいるのだから、もうちょっと楽しまなければ。

この帽子が可愛かった…。こちらはどこのだったっけな?
この日は、いいものは肌触りがよくて軽いということを学びました(笑)。
友人が息子にクリスマスプレゼントといって持ってきてくれたお菓子。
フランスでは誰もが知っている、ウルソン(=小ぐま)というお菓子というより駄菓子かな?
くまの形をしたマシュマロにチョコレートがコーティングしてあります。
こちらは冬季限定缶入りなのですが、毎年柄が変わるそう。
 
息子に・・・といっても、まだ食べられるわけではなく、私たちに気を利かせて持ってきてくれたのですが
この可愛いパッケージ、とても好み。大切にとっておきたい缶です。
そして中を開けたら、ひとつだけキラキラが。これにもノックアウトされてしまいました。
凄いリアルなくまですが(笑)こういうプレゼントってお洒落だなって思います。
この日開いたワインはこちら。
軽く飲むといっても、4人で3本空いてました・・・笑。










 

2012年12月8日土曜日

モノプリ × Paola navone

現在MONOPRIX (フランスの総合スーパー)でイタリア人女性デザイナー「Paola navone」とのコラボ商品が期間限定で販売されています。「Paola navone」というと、私のなかでは「Richard Ginori」と組んで発表された鮮やかな食器のコレクションや、高級家具のイメージがあったのですが、MONOPRIXでpetits prix(低価格帯)の生活雑貨を発表するなんて正直意外でした。でも嬉しいですよね。こんな有名なcréateurの作品を気軽に日常使いできるなんて。クリスマスを意識したデコレーショングッズも可愛いのですが、黒や赤のドットのはいったお皿やテーブルウェアも大人っぽくて惹かれます。

Du design haut de gamme chez soi à petits prix, moi je dis oui!
↑こちらでPaola navoneさんのインタビューがみれます。一見怖そうなマダムですが(笑)、インタビューの中で「全ての結果は出会いから」と話されています。人との出会いだったり、生き方だったり。家の中は好きなモノで溢れているけれど、それらは古い物だったり、質素なものだったり、シックなものだったり色々・・・時にはブロカントでみつけたものだったり、素敵なブティックで探した物だったり、勿論モノプリだったり…今回のコレクションはシンプルで普段使いできるオブジェばかり。クリスマスを祝う為のものだったり…。そこにモードな感覚を取り入れたり、軽快な感じ、時にちょっと皮肉な感じを取り入れたり、全て楽しいものばかり。シミのようなドットをお皿にポンッと大胆に入れたり。今回初めてこんな特徴的なデザインに挑戦をしたけれど、私はいつでもシンプルなモノが好き。そこには「il n'y a pas de règles」(決まりはない)とおっしゃっていますが、自分の審美眼がしっかりしているからこそ、ジャンルを問わず沢山のものの中から自分の目で、自分のスタイルに合ったものを選ぶことができる、そしてそれが彼女の個性になる。センスって経験の積み重ねだと思いますが、周りに流されることなく、彼女のように自分をしっかり持っている女性って素敵ですよね。

★こちらの会場がParisのMerciなのですが、MONOPRIX のみならずMerciでも販売さているみたいなので、観光でいらした方は日本へのお土産に手頃でいいかもしれませんね。
「今年はクリスマスの飾りつけちゃんとしてよねー!」と彼に言われていたのですが、「まだ子供も小さいしどーせわかんないから来年からでいいじゃない?」と内心思っていたのですが、こちらの商品に出会って俄然やる気が沸いてきました(笑)。今は「やめられない止まらない~」といった感じでこれを機会に部屋の模様替えにまで走っています・・・。

2012年12月7日金曜日

フランス 雪が降りました

屋根に積もる雪。煙突から煙が。暖炉を使っているんでしょうね。
そんな季節になってきたということですね。
日曜日、朝起きて外を見ると中庭に雪が積もっていました。それでもお日様がみえたので午後から散歩に出かけようと思っていましたが、本格的に降りだしたので断念。

これから部屋に篭る季節になります・・・ちょっと淋しいなぁ。
これからの季節、このplaid(ひざ掛け)が大活躍します。
うちは1階で地下がカーヴなので底冷えがします。
古い家は何かしら問題がありますね(苦笑)。