2017年1月1日日曜日

ノエル

 しばらく書かなかったこちらのブログ。気が付いたら、もう12月31日。今年も終わり。子育て中心な毎日だったけれど、そんな時期も後から思えば一瞬だと思って、そういう時間も大切にしたいな、と思って過ごした一年だったように感じます。久しぶりに日本に長く帰国したり、とても楽しい時間を過ごすことができ(やはり日本は最高!それを話し出したら止まらないのでまたの機会に!)周りの方々に感謝。来年も少しでも多く笑って楽しい年にしたいものです。

  今年もノエルは家族でgitesで過ごしました。gites は日本でいうと貸別荘みたいな感じでしょうか。基本的な生活設備が整っているので、自炊したい長期の滞在に便利です。私の周りを見ても、ヴァカンスでホテルに滞在するという人は少数派で、大抵の人は友達の家だったり、友人や家族でこういうgitesを借り、長期でヴァカンスを楽しむ人が多いです。彼と一緒になって8年経つのですが、毎年伯母が滞在場所を選ぶのですが、それぞれ良さが違うのでワクワクします。今回はサントネー(コートドボーヌ地区にあるワイン生産地)だったこともあり、ワインセラーがキッチンにあり(こちらに既にワインが用意されていて、1本22ユーロから飲めるようでした)今まで以上にちょっと商売的な感じ(笑)。隣は葡萄畑の最高なロケーションです。


今回お世話になったのがこちらのgites。
昔のヴィニョロンの家を改装した建物だとか。

すぐ横は葡萄畑。さっきまでタイエ(剪定)してたわよ、と伯母が言っていましたが、
この時期は至る所で、切った枝を焼却している風景が見られます。

ノエルのプレゼントに念願の?カーズのリモコンカーをプレゼントしてもらい、真剣に組み立てる祖父を見守る息子…。彼の両親は離婚しているので、ノエルの度に2家族プラス親戚、そして私たち(といっても私たちは絵本が中心)からプレゼントをもらうという、子供にとってはパラダイスな話ですが、その度にオモチャが家の中にどっさり…。その他にも、義母の家に行く度に小さなオモチャのプレゼントが用意されていて、こんなにもオモチャを与えてしまっていいわけ?と疑問に思うのですが(モノをもらって当たり前みたいな感覚になってしまうのって嫌ですよね)、うちだけでなく、フランスではノエルに子供にむやみやたらにオモチャをあげ過ぎではないかと問題になっているようです。ママ友たちの間でもよくこの話題になります。

キッチンに立つのは、我が家の場合いつも義父。おもてなしの準備とかしなくていいのは、本当に夢のような話(笑)。日本のお正月に当たるのが、こちらではノエル。親戚や家族が集う一年で一番大切な行事です。でも日本のお正月と同じで、段々簡略化してきていて、食事も昔のように夜中の2時までかけるle grand repas(大宴会)はなくなり、有難いことに食事も軽くなりました。我が家はシーフード中心のメニューに、義父の手作りパテなどを摘む程度。どれも美味しいのですが、それでも3日ノエルの食事が続くと、そろそろお茶漬けでもすすりたい、と思ってしまうのが正直なところです(つくづく私はフランスには向いてないのかも、と思う瞬間ですが…苦笑)。

これは25日の朝。サパンの下に日本のサンタクロースさんがたくさんの絵本をおいていってくれました。
いや、重いのを日本から苦労して持って帰った甲斐があったよ(by 母)。

毎年子供の成長に合わせ?サパンの大きさも大きくなります。ノエルが終わるとやれやれ。年末は日本のような忙しなさはなく至って静か。大掃除をして、神聖な気持ちで新年を祝う、という感覚がないので、なんとなく大晦日は寂しく感じてしまうのですが、これも文化の違い、流石に10年住むと慣れました(笑)。でも日本のお正月の何もするわけでもなく、家族でのんびり過ごす、っていいですよね。懐かしいな。