ブロカントによく通っているわりには、自分のものとなるとそんなに持っていなかったりします。それは単に気に入るものに、簡単に巡り会わないから。そんななかで、時間をかけて探して、大切にしている宝物がいくつかあります。今回はそんなものを紹介します。
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先日、アンティーク好きな日仏カップル、有美さんとアレックスを夕食にご招待した時に、アレックスに「bon achat(いい買い物)」と絶賛して頂いた逸品。うちの誰かさんには、「エマイス(リサイクルショップ)に持って行け!」と馬鹿にされたものですが(怒)、「わかる人にはわかるんだなぁ」と嬉しくなりました。ランソンのSeau à champagne ですが、20世紀初頭のもので、ジュラのホテルが倒産した時にでてきたものを、アンティーク商から譲って頂きました。Laiton(=Cuivre jaune)と呼ばれる真鍮(黄銅)にArgenté、銀めっきを施したもので、長年の使用で銀が剥がれてきていると説明されましたが、bon état(良い状態)。最近のアルミニウム製とは違い、重厚感があって気にいってます。MOET&CHANDONのワインクーラーはたまに見かけますが、LANSONは稀で、またこのようなVasque à champagneと呼ばれる大きなサイズのものになると元々生産が少なく、非常に限られてきます。磨きながらずっと大切に使いたい、うちの家宝です(笑)
有美さんとアレックスのブロカントにかける情熱は素晴らしく、いつも朝早くからブロカントにいらっしゃっています。またその造詣の深さも尊敬せずにはいられません。ブロカントやアンティークの世界というのは、ただ行けば買えるというのではなく、それなりの予備知識や経験がないと、簡単には買えません。勿論交渉能力も必要ですし、決断力、インテリジェンスを要求されます。私も何度も失敗をしています。彼らはよく勉強されているし、何よりもオブジェを心から愛しているという感じ。こういう理解ある方たちと話ているととても楽しい!有美さんがブログで紹介しているオブジェもキッチュでかわいいですよ。(ホントは彼らのアパートがすごくかわいいのです!ここでご紹介できないのが残念なくらい。)是非彼女のブログ覗いてみて下さい!
ブルゴーニュのプチマタン
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