2012年9月9日日曜日

ドール(jura) 日本食レストラン 飯田屋

 先日友人に誘われ、ドールにある日本食レストランに行ってきました。フランスは数年前から日本食ブームですが、日本人が経営しているレストランは少なく、殆どが中国人経営だったり、とんでもないお寿司を未だに平気で出しているところも多くあります(苦笑)。「ドールのような小さな田舎町に日本人が経営している日本食レストランなんてある訳がない!」と彼に言われましが、正真正銘、間違いなく日本人シェフのお店でしたよ(笑)。
夏はテラス席もあるみたい。
22ユーロからムニュがあるところも良心的で嬉しい。


突き出しは茶碗蒸しでした。

生で魚を食べる習慣がないフランスで『新鮮なネタ』を確保するのは難しいかと思いますが
こちらはパリのランジス市場から取り寄せている魚卸業者から仕入れているそう。
フランスでは妊婦はトキソプラズマの危険性から生ものを食べることを禁止されています。
なのでお寿司を食べるのはかれこれ一年以上振り。いやぁ、幸せ☆

日本人が経営している日本食レストランのいいところは『安心』して食べられるところではないでしょうか。
『これ本当に食べていいんだろうか・・・あとであたらないかな?』と
心配になるところもありますからね(苦笑)。

  天ぷらも人に揚げていただくと美味しく感じますね。

こちらはメインに選んだTranche de Thon rouge mi-cuit
マグロの赤身をミディアム程度に程よく焼いたもの。
甘辛いタレがフランス人にうけそうだなぁと思って頂きました。

こちらは 友人が頼んだFilet de canard mariné au miso...

私は35ユーロのメニューにしましたが、
全てのコースに混ぜご飯と味噌スープが付くのでボリューム満点。


よく彼が日本みたいにカウンターがあって畳の部屋がある日本食レストランがあったらフランスで流行ると思うよ、と話していましたが、こちらはカウンターも掘り炬燵式のお座敷もあり、料理を通じて日本文化を味わって頂くというコンセプトが感じられました。そして何よりシェフの飯田さんが挨拶にきてくださり、気さくにお話をしてくださったのが好印象でした。調度品もわざわざ日本から取り寄せたり、拘りがあるようです。
 アラカルトも豊富だったので、次回はコースではなく単品を選んで冷酒をちびりちびりやりたい感じ(笑)。ディジョンにあったら嬉しかったのになぁ。今回は彼に息子(べべ)の世話を任せて来たのですが(お互いに息抜の時間をも持つようにしています、これもフランス式なのでしょうか。)、写真を見せたら羨ましがっていたので、次回は義母に息子を預け一緒に来たいと思います。これも非常にフランス的な考え方で、周りをみてもたまに両親に子供を預け、積極的に夫婦だけの時間を持つようにしているカップルが多いです。こうやって夫婦間の鮮度を保とうとしているのでしょうか?

飯田屋 http://www.iida-ya.fr/menu.html 
ミシュランにも掲載されたそうです。予約してから出かけた方がよさそうです。海外で頑張っている日本人を見ると応援したくなります。また行こう(えへへ)。






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