雪のサンミッシェル教会

この教会のすぐ傍に住んでいるので毎日のように前を通っているのですが、雪景色の教会はいつにもまして静寂で美しく、足を止めて眺めてしまいます。中世のまま時間がストップしたかのように感じる時があって、こういう町で今自分が暮らしていることを不思議に思うことがあります。

あっ、でもこの写真だと雪だってわかりませんね…汗。

 ディジョンの観光名所のひとつでもあるルネッサンス様式の教会です。聖書を題材にした装飾彫刻を施した入り口のレリーフが綺麗なので、いらした方は頭をあげてよく見てくださいね。

家の前の公園も真っ白。

 町行く人たちも襟を立て寒そうに歩いていますが、何年か前からかエスキモーのような毛皮フードがついたコートが流行っています。私も今年買いましたが、フードを被ると確かに保温性があって温かくて、みんなが着る理由がわかったような気がします。息子もまるでスキーにでも行くかの格好。「寒いからといってべべを家の中ばかりにいさせちゃ駄目よ！」とよくマルシェのおばちゃんに言われます。そうすると風邪ばかり引く子になっちゃうとか…。寒いのも嫌いですが、家の中に閉じこもってばかりいるのも嫌いなので、ベビーカーに風除けビニールシートをかけて、まるで動く温室？のような感じで出かけています（笑）。

フランス冬のソルド

先々週の水曜日から冬のソルドが始まりました。といっても、最近ではクリスマス前にもプロモーションをするブティックが多く、また今でこそ普通になりましたが、「プレソルド」といって、顧客の人を対象に、全国的にソルドが開始する前にソルドを開始してしまうお店も多く、そこで売行きのよさそうなものは割引率が低くても抑えてしまうのが手のようです。ソルドが始まると欲しいものがある訳でもないのに、つい売り場をうろうろしてしまう自分がいますが、「ソルド」と聞くと「買わなきゃ」と思ってしまうんですよね、なんでだろう？…苦笑。最近の買い物は自分のものは後回しで日々急成長する息子の洋服が中心です。

プレソルドやソルド２週目DEUXIEME DEMARQUEで買ったもの。

プレソルドでは、「これはソルドまで残っていないだろう・・・」というものに狙いを定めて買うのですが、見事に外れていつまでも残っているのを見ると悲しいものがあります（苦笑）。マスタード色は自分では勇気がなくて着れないけれど、素敵だなぁと思っていた色。こういう冒険は息子にしてもらいます（笑）。

これは彼が気に入って買ったJACARDIのもの。あれ？JACARDIのことブルジョワぽいって馬鹿にしてなかったっけ？って感じなのですが（笑）、サイズもよくわからず適当に買いましたが、いつかこれを履いて歩く日が来るかと思うと、ちょっと楽しみ。それまでゆっくり寝かしておきます（笑）。 それにしてもべべの靴とは思えない程、皮製でつくりがしっかりしています。べべだからといって気を抜かないんですね、きっと。

DEUXIEME DEMARQUEにはいつもびっくり。最初は20～30％オフだったものが、2週間目には一気に50～70％オフにまでなりますからね。その頃になると残り物しかない、という感じでもなく（私にとっては）

意外と掘り出し物があるのでここからが「本番」と思っています（えへへ）。

冬の旬の味 牡蠣

　フランスの冬の旬といえば、やはり牡蠣ではないでしょうか？昨年は妊娠していて食べれなかったので、「今年は食べるぞ」と楽しみにしていました。日本では調理して食べることの多い牡蠣ですが、こちらでは生で食べることが殆ど。レモンよりもエシャロットのみじん切りを加えたワインビネガーで頂くことが多いです。
　濃厚な身が口の中につるんっと入った瞬間に磯の香りが広がります。これをキリッと冷えた白ワインで頂く時の幸せなこと！！！ついつい止まらなくなって気がついた時には殻が山積みになっていて、どれだけ食べたかわかってしまって結構恥ずかしいのですが、家ならね、遠慮なく頂けます（笑）。生で食べる機会が殆どなので、市場でも殻つきで売っていますが、大抵どこの家でも牡蠣専用のナイフを持っていて自宅で開けます。「コツさえつかめば難しくないよ」、と言われるのですが、勇気がなくて未だに開けたことはなく、いつも彼に任せていますが（というかどこのお宅でも結構男性が開けてくれますね）、「誰がこれだけの量開けると思っているんだ？」と嫌味を言われながらもへこたれずまた買おうと思っています（笑）。

今回合わせたワインはこちら。

この時期、マルシェのみならず、カフェやレストランの軒先でも牡蠣が販売されます。今年はいろんなところで買って味比べしたいなぁと思っています。寒い冬のささやかな楽しみです。

遅ればせながら・・・

本年もよろしくお願い致します。穏やかで心身ともに健康な一年でありますように。

こちらはクリスマスは家族と過ごすもの、大晦日は友達とフェットというのが一般的のようですが、日本のようなお正月、という雰囲気はないので（２日からお店も普通に開きますしね）私としてはちょっと淋しく…。お雑煮だけ作ってお祝いをしました。

このお椀は祖母の代から使っているもの。フランスに嫁ぐ（とはいはないか、フランスの場合…）に母が持たせてくれました。これもアンティーク？と呼べるのだろうか。

　日本は成人式の日に大雪が降ったと聞きましたが、こちらも昨日から降っています。今年は暖冬なのかと思っていましたが、一気に寒くなり、ブルゴーニュの冬の到来といった感じでしょうか。

フランスに住むようになってから、帽子やマフラー、手袋をよく買うようになりました。

 これからフランスにいらっしゃる方は防寒対策を万全にされるといいですよ。やはり石畳なので足元から冷えるんですよね。今でこそ慣れましたが、初めの頃はよく風邪を引いていました。それにしてもヒートテックっていいですね。２年前に帰国した際に周りから薦められて買いましたが、今では手放せない必需品って感じです（笑）。