2013年12月1日日曜日

師走

 嗚呼、早くも師走。もう12月なんて信じられない感じです。年末は日本だし、大掃除も来年だな、と既に諦めモードです(笑)。毎日バタバタ忙しいなか、嬉しいことがひとつ。息子が17ヶ月にしてやっと歩きだしました。「歩きだすのは個人差がある」と聞いていたので「いつかは歩きだすだろう‥…」ぐらいに暢気に構えていたのですが、それでは駄目みたいですね、周りは色々言ってきます(苦笑)。「普通じゃない」「病院に連れて行ったのか?」「専門医に見せた方がいい」等々。息子は産まれてしばらくしてからオステオパットに通って歪みを直して頂いていたのですが、その先生にみせても「何の問題はない、ただ本人に歩く気がないだけ」と言われていたので「その時が来るのを気長に待つしかない」と思っていたのですが、段々月日が経つにつれ、周りは心配しだし、「なぜつま先でしか立たないのか?」「足首に問題があるのでは?」「ネットでこんなことが書いてあったけれど、君達は調べたのか?」とか、もう大変‥…苦笑。
 私は有難いことに、フランス語で言われても、なんでも右から左に流せてしまうところがあるのですが(こういう態度を彼に怒られるんですけれどね)心配しない親なんていないですよね、それに無関心でいられるよりずっといいじゃない〜と思ってしまうのですが、彼はそういう周りからの言葉に少なからず傷つきストレスを感じてたようです。同じくらいの月齢の子がみんな歩きだす中、息子だけがいつまでも歩かない。ギャルドリー(一時託児所)の先生達も心配してくれていましたが、私達の気持ちを汲んで温かく息子の成長を見守ってくださっていました。初めて息子が自分ひとりで歩いてお部屋に入って行った時は、先生達から「Bravo! Ito, grand garçon! 」と拍手喝采。「これでママもパパも安心ね!」と。先生達の優しい言葉にジーンッとしてしまいましたが、いつも息子をみてくれている先生達も涙目になっていました。本当にこういうところはフランスは温かいなぁと思うんですよね。有難いことです。
 フランスでは、べべのうちから他の子供達と遊ぶ中で社会性を身につけることを学ばせますが「小さい頃から毎日通わせるなんて可哀想」と初めは日本の母にも言われたりしましたが、本人は毎日楽しみで通っています。着くと嬉しくてニコニコ。ギャン泣きしたのは初めの1〜2回くらいで、今では私を振り返りもせず、タッタッとお友達の輪に入って行きます。我が子ながら逞しいです(笑)。息子からの最高のクリスマスプレゼントになったね、と彼と話していますが、本当に安心しました。

最近は自分でも歩けることが嬉しいみたいで、写真を撮ろうとしたら手を振ってくれました(笑)。

毎日この羊を連れて家の中をお散歩、ブーラブラ。
これでメタボちゃんも少しは解消されるかな?

こちらのムートン、パパがブロカントで探してきてくれたもの。
何気に珍しいものなので手荒に扱わないでね。と密かに願っていますが‥…。

Ficher priceという1930年創業のアメリカの玩具メーカーのものです。
こちらは1950年代のヴィンテージ玩具です。

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