2014年9月30日火曜日

La Rôtisserie du Chambertin

 ジュブレシャンベルタンにある「La Rôtisserie du Chambertin」にランチに行ってきました。こちらはディジョンで好きなレストラン「La maison des cariatides」のシェフが、「La Rôtisserie 」というジュブレに古くからある格式あるレストランをリニューアルオープンさせたお店です。昔からの雰囲気を残しつつ、モダンなエッセンスを取り込んだ心地よい空間、お勧めのホテル・レストランです。

ランチはこんな感じです。

グラスでこんなワインが飲めてしまうのも魅力的。

息子にも大好物のものばかりでお子様メニューを作ってくれました。
これは全身でトマトの喜びを表現しているようです‥…

こちらは彼が頼んだœufs en meurette。ブルゴーニュの伝統料理なのですが、ポーチドエッグに赤ワインソースがかかったもの。なぜか彼はこれが大好きで、メニューにあると必ず頼みます。そんな彼が「ここのは凄く美味しい!!!」と太鼓判を押していましたから、よかったら是非試してみてください(笑)。

私は久し振りにタルタルステーキを。ちなみにこれ前菜ですから(笑)。こちらのレストランのいいところは、ブルゴーニュのスペシャリテをきちんと吟味された食材で、基本に忠実なルセットで味わえるところではないかと思います。意外とこういうお店って少ないんですよね。例えて言うなら、初めてディジョンに来たお友達を迷うことなく連れて来てあげたいお店です。ディジョンから一歩出ることで、見えてくる景色も変わります。
息子に頼んだお野菜が、これまた美味しかった!火の入れ具合といい完璧だね、と言いながら、息子の食べ残しまで完食した彼。嗚呼、今日もよく食べちゃっった(笑)。

こちらのレストランは、スタイルは「ビストロ」、サービスはレストランといった感じでしょうか?落ち着いた雰囲気で、いらしているお客様の年齢層も高め。いや、居心地が良くて、是非とも次回は「子供なし」で来たいと思います(笑)。
La Rôtisserie du Chambertin
6rue du Chambertin 
21220 Gevrey-Chambertin
0380343320
ちなみにホテルは9室あるそうですよ(私が行った時はまだオープンしてませんでした)。
ジュブレまではディジョンからTranscoという駅前から出ているバス44Aで行くことができます
電車でも行けますが、駅から少し歩くことになるので、バスの方が便利です。
ディジョン駅構内のinformationで時刻表を確認してください。
予告なく容赦なく変わりますので要注意です(笑)。


























2014年9月28日日曜日

新学期が始まりました

日本と異なりヴァカンス明けの9月に新学期を迎えるフランス。息子はまだ2歳5ヶ月なので、「ecole」と呼ばれる日本でいう幼稚園に通うまで一年ありますが、体格が大きいので周りから「えっ、まだécoleに行ってないの?」ととても驚かれます(笑)。écoleは義務教育ではありませんが、こちらでは3歳になるとほとんどの子供達が通い始めます。学校に入るための条件はただひとつ「propre」であるか(オムツが外れているか)どうか。学年の区切り方は同じ年に生まれた1月1日から12月31日が同じ学年になります。これは日本と違いますね。ヴァカンス中盤頃になると、どこのスーパーも「新学期コーナー」が設置され大賑わい。普段はキャラクターものに飛びつかないフランス人ですが、ランドセル代わりの「cartable」という学校の鞄コーナーは別。キティちゃんやcarsなど息子が見たら嬉々とするものばかり。そんな期待を見事に裏切り?周りのécoleに通う年上のお友達と同じように布製のリュックを買ってあげました。自分もお兄ちゃんやお姉ちゃんの仲間入りをしたような気分なんでしょうね、出かける時は必ず背負っています。


ちょっと長いみたいで、ズリ落ちてますが‥…笑。
よく見ると、くまがワインを飲んで酔っぱらっているかのようなデザインなんです。
こういう発想って日本にはですよね。

新学期に揃えたものは、リュックの他にこちらのペンケース。
でもこれは自分用♡

これら2点は「Nobodinoz」というバルセロナのブランドで、玩具やインテリア、モードなど子供に関わる様々な製品を作っています。製品のコンセプトは品質、オリジナリティに拘り、他にはないなものを作ること!(それもpetit prixでね)。主にスペイン とフランスで作られているところもいいですね。コーティングなどにも有害なもの(toxique)なものは一切使っていないとのことなので子供にも安心して持たせられます。







2014年9月27日土曜日

ディジョン美術館 BRASSERIE DES BEAUX-ARTS


 ディジョン美術館にできたBRASSERIE DES BEAUX-ARTS にランチに行って来ました。こちらでよくいう、カフェレストランといった感じでしょうか?センスのいいコンテンポラリーな家具が配置された心地よい空間。よく見るとPierre paulinの家具やGae aulentiのランプが置かれ、お昼は観光客というよりお洒落な地元の人で賑わっています。朝8時から夜の21時まで開いているので、カフェとして利用したり、また晴れた日は夕方テラス席で息子を遊ばせながら優雅にアペロ?でも目は必死に絶えず動き続ける息子を追うみたいな(笑)。色んな利用の仕方ができる、私にとっては普段着のレストランです。

本日のムニュを頂きました。
前菜+メインもしくはメイン+デザートで15,50€。
前菜+メイン+デザートで19€。

前菜は洋梨の乗ったクロスティーニ。

メインはホロホロ鳥。
 決してメニューは多くないけれど、新鮮な地元の食材に拘り、その分素材や季節感を大切にしたい、とシエフが話されていました。量も多すぎず、女性には丁度良い量。パリにも素敵な美味しいレストランは沢山あると思いますが、ディジョンのいいところは流石地方?だけあって、席と席の間隔がゆったりしているところ(勿論狭いレストランもありますが)。最近レストラン選びはお料理だけではない、やはり雰囲気も大切だなとつくづく思います。やはり子供なしでレストランに行く時ぐらいは、心から寛ぎたいですからね。

テラスが美術館の中庭にあるのですが、以前は石畳だったのですが最近鋪装され、
息子もドラジエンヌを乗り回しています。車の心配をすることもなく、
ある意味安心。そんな理由から子供連れのママもよく利用しています。



BRASSERIE DES BEAUX-ARTS
square des Ducs 
21000 Dijon
France




























2014年9月23日火曜日

ル・ボンマルシェで企画展 Le Japon

 天気予報では雨でしたが、終日青空で久し振りのパリを満喫。
たまにはいいわ、都会も(笑)。

 「Le bon marché」(パリの老舗百貨店)の日本をテーマにした企画展 「Le Japon」を見に行ってきました。店内には日本の日の丸をイメージした可愛いらしい赤のドットのブースが点在し、日本の雑貨や工芸品、洋服、食料品など紹介しています。流石パリの一流デパート、調味料などのラインナップも高級品ばかり。日本の価格の2倍、3倍もしますが、この価格でも買える人がいるんですね、私は到底無理です(笑)
エスカレーターもこの通り。

 中でも興味深かったのが建築家、安藤忠雄氏が設計した「ベネッセアートサイト直島」を紹介するインスタレーション。日本にいた時に彼の書籍を読んだことがありますが、学歴も社会的基盤ももたずに世界で活躍し続ける安藤忠雄氏。その独創的な考え方やチャレンジ精神、仕事へのやる気、熱意というものは並大抵ではないと思います。「仕事は自ら作り出すもの」という彼の言葉が今でも心に残っています。
隣のフランス人マダムはiPhoneでパシャパシャ写真を撮りまくっていました
フランス人の感性を刺激するんでしょうね。
日本を離れて、日本の自然の美しさを改めて感じます。私もいつか行きたいな。

日本の工芸品がこういう機会に紹介されるのは嬉しいことですね。

食品館では神戸牛の試食がありました!
食品館はフランス各地の名産品だけでなく、ヨーロッパのグルメを探求するのにもとても魅力的な場所。
パッケージなどがお洒落なものも多く、見ているだけでも楽しく、
ここにいるといつも時間が経つのを忘れてしまいます。

食品館の上がインテリア館になっていました。
自然光が差し込む、モダンな心地良い空間。
お店の方曰く、新装開店して1ヶ月くらいとか。
最近の私は洋服売り場より、家具やお皿などインテリア関係の売り場を見る方が好きです。

目的はこちらで日本の親戚の結婚祝いを買うこと。ディジョンのような地方に住むと、なかなかこれ、というものに出逢えなかったりします。デパートもひとつしかないですし。日本は何でも手に入るんですよね。日本で入手が難しいというものを探す方が難しい。という訳でパリに来るといつもプレゼントをまとめ買いしておきます。

自分へのお土産はこちら。思いっきり日本人丸出しですが(笑)
一時よくパリのパン屋さん「ポワラーヌ」のエコバックを買って来て、と
日本の友達に頼まれましたが、こちらも手頃でパリのお土産にいいのでは?11€也〜。


























2014年9月18日木曜日

運河沿いでのブロカント




秋晴れの気持ちがいい天気が続いています。というか暑いくらいです。8月より暑い、という噂です。

 家族でディジョン運河沿いで行われたブロカントへ。ここには船が沢山停泊しているので、息子を連れて来ても飽きることなく時間が潰せて一石二鳥です(笑)。実はブルゴーニュは、フランスでも最も運河網が発達した地方で、Lac kirというキール湖から出発するブルゴーニュ運河沿いのサイクリングロードが有名です。気持ちのいい季節に是非試してみたいと思いつつ、かれこれ8年が過ぎます(苦笑)。まずは自転車を買わないとだな。


着いたらビックリ。これだけ参加者???
でも出展者が多いからお目当てのものが見つかるというわけではありません。
ブロカントには「出会い運」が大切です。

軽食が食べれるスタンドも閑古鳥が鳴いてます。
こういうメニューにさえもワインがあるのは、流石フランスだな、と思います。
朝からワイン?最高だね、フランス人。

最近は息子も物色します。お目当ては左手前にある「ミニカー」(笑)。

子供用にもお船?がありました。
子供を持って初めて知ったのですが、ディジョンには沢山の公園や緑があって
子供を自由に遊ばせる環境が整っています。子育てしやすい環境だと思いますね。

滑り台で遊んだり、相変わらずのんびりした休日の過ごし方です。

帰りに近くに中華食材屋で日本食材も買えたし大満足。
そんなことに喜びを感じている自分が少し悲しかったりもしますが‥…苦笑。

この週末の戦利品は、
MORIN PERE ET FILSの灰皿。ニュイサンジョルジュの造り手です。
以前ハートの形をした灰皿も販売したことがあります。

こちらはリモージュL,BERNARDAUD&CIEのもの。
手にした時にすぐに質感が違うな、と感じます。
年代は1950〜60年頃ではないかと思います。
何気にL,BERNARDAUD&CIEのものを集めているので嬉しいです(完全に自己満足ですが)。
















2014年9月12日金曜日

SNCF(フランス国有鉄道)の古いプレート



 Dijonから40km離れたSeurreという町のブロカントで見つけたもの。SNCF(フランス国有鉄道)の古いemaillé(釉薬)がかかった掲示板普通数字と言えば、道路の住所の番号で使われていたものが主流ですが、こちらは裏側にsncfの刻印があります。駅のホームで使われていたものなのか、車両で使われていたものか分かりませんが、全くチップもなく驚く程状態がいいです。8の書体の感じと光に当てると濃紺な色も気に入っています。電車オタクの友達に自慢しようと思っています(フランスにも鉄道マニアっているんですよ)。

その他、こんなものも見つけました。
赤いドットのブラウスとDr.マーチン風の赤い靴がキュート。
最近こういうのに弱いです。

こちらは、1970年代のレゴ。
レゴばかり売っているおじさんがいたのですが、車のタイヤの部分がギザギザがなく、
つるんとしたものの方が年代が古いんだよ、と教えてくれました。結構こういうオタクなおじさんと
どうでもいいようなことを話している時間が好きだったりします。
ワニ(crocodile)は息子が初めて覚えた言葉だったので記念に。
それにしてもcrocodileが初めての言葉なんて渋いなー。

その他こんなものも。
洋裁セット。小さなミシンが細工が綺麗で良く出来ているのに感心。

こんな昔のおままごとセットも。可愛くて見入ってしまいましたが、
値段は全然可愛くなかったのであっさり断念(苦笑)。

ある程度の商品を集める時はネットオークションなども利用しますが、
自分の趣味のものを探すのは、朝早く起きてブロカントに行って沢山のガラクタの中から
自分だけの宝物をみつける、やはりこれがブロカントの醍醐味かな、と思います。