Fixin村の高台にある森の中にある公園、ノワゾー公園に行って来ました。ナポレオンの忠臣だったClaude Noisotが定年後Fixinに居を構え、ナポレオンを偲ぶ公園を作りました。彼は初め5ヘクタールの土地を買い、まず1830〜1840年にかけてコルシカ島に生育する松を植えたそうですから、かなりの拘りですね(笑)。ナポレオンが愛したワインとして有名なのは、ジュブレシャンベルタンですが、縁が深いのはここFixinかもしれません。
一瞬「ここ私有地じゃないよね?入って大丈夫なんだよね?」と思ってしまった程。
誰もいなくて静かでどこかの邸宅かと思ってしまいました‥…。
こちらがMusée Noisot。この建物もナポレオンが住んでいた館の複製のようです。事前ランデヴーで見学が可能なようですが、わざわざ来る人いるのかな?というのが正直な感想です(笑)。
こちらはClaude Noisotが友人であるディジョン生まれの彫刻家、
François Rudeに作らせた「ナポレオンの目覚め」という銅像。
この方がClaude Noisotさん。ナポレオンの銅像の前に、永遠に彼を見ていられるように
立ったまま?で埋蔵して欲しいと願っていたそうですが、願いは叶わず‥…。
このような銅像で残されたとか(凄い忠誠心?だわ)。
ここ最近、散歩が何より好きです。地味で定年後の夫婦みたいだね、って話してますが(笑)、
澄んだ空気に小鳥の囀り‥…。気持ちが落ち着きます。これも歳をとった証拠かな?
「C'est beau!!!=綺麗〜」と子供も思わず叫んでいましたが、雨上がりの夕焼けは、ぶどう畑がより美しく見えます。まだまだ寒い日もありますが、それでも確実に日は伸び、春の訪れを感じる瞬間です。
クロナポレオンの「clos =クロ」とは垣根で囲まれた畑のことですが、本当に厚い石垣で囲まれています。
奥にかすかに見えるのは、ブルゴーニュ特有の屋根瓦が綺麗な12世紀に建てられたロマネスクの教会です。
町を歩いていると、パッと目を惹く黄色の可愛らしい古いポストを見かけました。
こんな小さなポストで足りてしまうのですから、いかに小さな村か分かります。
この赤の箱の中には塩が入っています。
雪が降る前に道路に撒いて凍らないようにする為です。
コートドニュイを訪れる人は、Fixinは素通りしてしまう村かもしれませんが、
のんびり歩いていると新たな発見があって結構面白いものです。
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