2017年9月29日金曜日

Pornicで潮干狩り

 今回の旅行の楽しかったことの一つに、潮干狩りがあります。アサリ、ムール貝、bigorneauという名のタマキビ(よく岩場にくっついている巻き貝)、coque ( ザルガイ)小さな海老、牡蠣など、面白いぐらい沢山採れるのには感動しました。海水や泥の冷んやりした感触を楽しみながら、童心に戻って毎日夢中になって探しました。潮干狩りは潮が引いている時しかできないので、潮見表を見ながら、アサリなどは特定の場所に集まる傾向があるようで(これは地元の方に教えていただきました)、どこでも取れるというわけではないので、その辺りも、やりだすと面白く奥が深いな、と(笑)。まずは格好から?子供にも熊手や網、採った貝を入れるカゴを買ってあげたので、嬉々として探していました。

こちらの海岸ではcoque(ザルガイ)を。

海藻に覆われた岩場を歩くのは、時に容易ではありません…。

小さな海老や蟹を探すのって、子供にとって楽しいよね。

こちらでは早速師匠(このお兄ちゃん)を見つけ、金魚の糞のようにくっついていました(笑)。

潮干狩りの喜びは何と言っても、採れた貝を新鮮なうちに調理して食べれること!

パエリアも作りました!あっ、でも海老は買ったものを茹でたものです(笑)。

フランスで暮らして10年以上経ちますが、なんで、フランス人は馬鹿みたいにヴァカンス!ヴァカンス!って騒ぐのだろう?と正直冷めた目で見てましたが、ヴァカンスは、日常の単調さから抜け出せるだけではなく、新しい人たちとの出会いがあったり、いつもと違う場所で違った景色を見ることで、日常に前向きな視点を持つことができたり、結構悪くないわ!と初めて思いました(笑)ま、今までのヴァカンスは何だったんだろう?という話ですが、これで少しフランス人を理解できたような気が…。またいつかここに家族で戻って来れるように明日から頑張ろう!と思えたことは、今回の旅の収穫でしたね。






2017年9月25日月曜日

Pornicでキャンプ

 9月に入ってすっかり秋めいてきたディジョンですが、夏のヴァカンスの最後に、NantesとPornicに旅行に行ってきました。日本のガイドブックにはPornicはあまり載っていないかもしれませんが、Loire-Atrantiqueロワール-アトランティック県に位置する海沿いの静かな街です。ここではフランスに来て初めて、キャンプ場に挑戦してみました。といっても雨が多い地域なのでテントはやめmobile-homeといトレーラーハウス?に宿泊しました。キャンプを選んだのは、周りのフランス人のママ友に勧められたから。これが大正解で、キャンプ場では全く知らない子供同士が簡単に友達になり、本当にいいですよね、大人になるとこうはいかないから(笑)。朝起きたら「Coucou やぁ!」とお友達が誘いに来てくれ、年齢もまちまちな子供たちがキャンプ場で自然と友達になり、みんな目をキラキラさせながら遊んでいる。フランスは子供は12歳ぐらいまで大人の同伴なしで外出はできません。普段の生活で、ここまで裸足で自由に駆け回れる機会ってなかなかないので、元気いっぱい笑顔で走り回る子供の姿を見ながら、本当にキャンプにしてよかったなーとつくづく思いました。
Pornicの魅力はなんといっても新鮮な魚介が簡単に手に入ること!
特にBouquets cuitsと呼ばれる、この近くで獲れた小さな海老の茹でたものが美味!

mobile-homeには最低限な調理道具は揃っているのですが、フライパンや鍋は使い慣れているものの方が
いいと思って持参しました。基本的には自炊なので、普段通りマルシェに行って食材調達をします。
我が家の場合、夫が毎晩料理してくれるのですが(フランスはこういうとこいいですよね、ママ楽チン)、これはcabillaud (生鱈)のエシャロットバターソテー?感動するくらい新鮮!

キャンプ場には温水プールやブランコや滑り台 、その他Château gonflable(シャトーゴンフラーブル)と呼ばれるエア遊具も揃っているので、子供たちは退屈することはありません。親も育児から解放!キャンプ場にも星がついていてクラス分けがされているのがなんともフランスらしいのですが、海岸沿いのキャンプ場は若者が多くてうるさい、とか色々聞かされていましたが、私たちは少し海岸から離れた場所を選んだせいか、落ち着いててよかったです。でもこればかりは、時期や来ている人たちにもよるので運かな?ちなみに3つ星でした。







2017年8月20日日曜日

ポネ(乗馬)を習いました

 フランスはヴァカンスを取ることを奨励している国だけあって、夏休み中の子供のためのアクティビティ(習い事)も充実しています。流石に2ヶ月ヴァカンスがあっても、2ヶ月丸々家族で旅行に行ける人は極僅かで、パパやママは子供がヴァカンス中でも多少は働かなければならないので、子供だけ、おじいちゃんやおばあちゃん家に預けたり、学童のようなところに預けたり。やはりみんながみんなヴァカンスに出かけられるわけではないので、中には時間を持て余してしまう人達もいます。とはいえ、夏休みは子供にとって普段体験できないことにチャレンジできる貴重な機会。子供たちの成長の為にも、こういうプログラムが充実しているのはとても有難いことです。息子は今年はポネ(乗馬)に挑戦してみました。
1回1時間×1週間のクラスなのですが、朝行くとそれぞれ担当のポネのお世話から始まります。きちんとブラッシングするところから習います。彼のパートナー「タイガ」は、ポネにしては大きく、初めはドキドキしてましたが、すぐに打ち解けたよう。子供だけでは危ないので、パパかママがサポートするのですが、一生懸命動物のお世話をすることで、愛着も生まれるし「綺麗にしてあげたら喜ぶね!」なんて相手の身になって考えることも覚えるので、この朝のお世話の時間はとてもいい経験だったな、と思いました。パパはこうやれ、ああやれ、と横で本当にうるさいのですが(子供の教室だっていうのに、自分がやってどうするの?)、息子は毎朝行くと必ずタイガにビズ(キス)をしてました(笑)。

初日から、手綱の持ち方、鐙の履き方、乗馬姿勢など習い、すぐに馬に乗ってお散歩させてくれるのには驚きました。
乗ってみると、まず視線の高さに驚くようです。普段の生活で上から人を見下ろすことが少ないので、視界の違いも面白かったみたい。何気に姿勢も良くなったような…?

毎日子供が飽きないようにプログラムが凝っていて、これはみんなでポネに乗りながら「だるまさんは転んだ!」をしているところ。フランスでは「un, deux,trois,soleil 1、2、3、太陽」って言うんですよ。

この日は簡単な障害物がいくつか用意されていて、ポネに乗りながら、紐をくぐったり。
バランス感覚も身につくんでしょうね。
「あら、夫みんなから好かれてる?」
実は、初日のクラスが始まる前に「落馬した人はお菓子を焼いてくるのよ〜」と先生から冗談で?言われてたのですが、息子、見事落馬しまして(パパがしっかり足を押さえていなかったのが原因なのですが…)、
「嗚呼、お菓子焼いてきてもらわないとね〜」と先生から言われ、夫、家でぶつぶつ「あれ、冗談かな?マジかな???」と。でも夜になると一人コソコソりんごのタルトを焼いていて。あっ、マジで作るんだ?(私)。翌日先生ゲラゲラ大笑い!「まさか本気で作ってくるとは思わなかった!」と。でも授業の後に、みんなでピクニックのようにタルトを食べたことも、今ではsympa(楽しい)な思い出(笑)。

落馬は大したことではなかったのですが、流石に息子も夫の腕の中でワンワン泣いて。でもすぐに先生が、「私が横についてあげるから!」とポネに乗せて走らせ、他の子供達に向かって「〇〇に掛け声をかけてあげて!」と言って、他の子達が「Allez 〇〇!」Allez 〇〇!」=頑張れ!頑張れ!と大きな声援を送ってくれた時には、こちらがウルウルしてしまいました。すぐに乗せたからでしょうね、怖さはなく、すぐに泣き止みました。流石、先生プロですね!

最終日はお散歩だと聞いていたのですが、近くの林?を散歩をするのには驚きました。

だってこんなところも歩くんですよ…

周りの方に「ご主人、本当にお子さんのお世話上手ですね〜」なんて褒めてもらいましたが、
「本当はあなたが乗りたいんじゃないの?」ってな勢いで(苦笑)子供だけでなく
パパにとってもいい思い出になったのではないかと…。

✳︎ちなみにこれはディジョン市が用意している習い事なので、費用も大してかからないのです。
気軽な値段で親子でポネ(乗馬)を体験できるなんて、本当に嬉しいですよね。








2017年7月25日火曜日

ヴァカンスが始まりました!

今年の夏休みは。息子はパパとふたりで義父の南仏の家に2週間。考えたら、彼が生まれてから、私とこんなに離れるのは初めて。フランスはヴァカンスは2ヶ月近くありますが、勿論大人は仕事があるので、子供達のように働かずにヴァカンスを楽しむわけにはいきません。子供達はおじいちゃんや、おばあちゃんちに長期で預けられるのが慣れっこです。ただ我が家の場合、私が定期的に働いていなかったというものあって、、長いことママと離れるという経験がなくこの歳まで来ました。「逞しくなって帰ってきてね!」と元気良く送り出しましたが、車に乗り込む寸前に「お母さんっ!」と振り返ってcalin(ハグ)をされた時には、一瞬こちらが泣きそうになりました…。

毎日夫が気を遣って写真を送ってきてくれました。ちょっと見ない間に益々大きくなったような。「持ってきた6歳用の水着が小さくて着れなかったよ!」と言われ(汗)、慌ててソルドで新しい水着を調達。
5歳にして10歳用。どんだけ大きいんだか…。

毎日プールで飽きもせずこればかりしてたらしい…。

電話で「お母さん、バトーにも乗ったよ!」と自慢気に話してたけれど、これ本当に運転したらしい…。ちなみに隣にいるおっさんは、義父のお友達です(笑)。

「どうしてアイス食べてるの?!」と聞いたら、バトーに乗っているとアイスとか飲み物を積んだバトーが売りに来るそう。以前は「クルージングなんて、なんとも贅沢!」と思っていましたが、海岸沿いに住む人たちは、どちらかというと小回りのきく小さなバトー(クルーザー)を所有してて、観光客で賑わうイモ洗い状態のビーチを避け、人気の少ないビーチまで移動したり、離島に行ったり。まさに海上の移動手段といった感じで気軽に利用している人が多いです。



息子は、毎日、海に行ったり、プールで遊んだり、それなりに楽しんだ様子なのに、帰ってくるなり、私に抱きついてきて「もう2度とお母さんと離れないよ!!!」「お母さんが大好きなんだよ!」と甘えてきたのにはビックリ。大きく見えても、やはり5歳児。可愛いなー。たまに離れるのもいいかもしれません(笑)。













2017年7月20日木曜日

ソーセージ祭り Maison Rhénanie Palatinat

 少し前になりますが、私たちの近所、Maison Rhénanie Palatinatという建物で毎年恒例の「21ème journées de Maison Rhénanie Palatinat 」というイベントがありました。Maison Rhénane Palatinatってどんなところ?と聞かれると、正直実際どんな活動をしているのか答えれる人は少ないと思うのですが、ドイツとフランスの国際文化交流を推進している機関といったところでしょうか?ドイツの観光情報を発信したり、またドイツでのプロ向けのスタージュの斡旋、以前はドイツ語も教えてたり、いろんな活動をされているようですが、近所に住みながら私が知っているのはこのイベントくらい(笑)。このイベントの最大の楽しみは、こちらのソーセージ。その場で焼きながら販売しているドイツソーセージ目当てに来る人達が大半で、私たちも勝手に「ソーセージ祭り」と呼んで友人達と行くことを楽しみにしていますが、毎年多くの人で賑わいます!

個人的に白いソーセージが好きですが、フランスのソーセージとはまた違った美味しさ。

こちらは揺れる豚のブランコだね、と言っている人もいましたが、豚のバーベキュー。この日は、近所の人達はどんなに暑くても窓をぴしゃりと閉めます。このもくもくと焼かれるバーベキユーの匂いは酷いらしい…。以前犬を飼ってた時、翌朝散歩をしていると、ドイツ語しか話さないおじさんが手ぶり身振りでソーセージの余ったのを犬にくれたことを懐かしく思い出します。

古い由緒ある邸宅を改装した建物で、木々に囲まれた心地よい大きな中庭もあって、小鳥のさえずりが聞こえ、これが町中だとは思えないほど。来ている人たちも、ちょっとお洒落をしてきている感じがして、ちょっと、他のディジョンのイベントとは違う空気を感じるんですよね(笑)。

手作りのドイツの焼き菓子を売っているコーナーもあります。どれも手頃な価格で、きちんと美味しくて、そういうところもこのイベントの魅力かもしれません。


中庭ではジャズの演奏なんかもあり、

気分良く音楽に酔いしれていると、目を離したすきに、後ろの木に登っているのは、我が子ではないか(もう勘弁して!)。

販売しているものは、このソーセージとドイツワイン、ドイツビールぐらいなのですが、流石フランスだな、と思うのは、ワインがボトルでも販売されているところ。ワイン片手にお喋りに夢中になっている人達を見ると、これぞフランスの社交って感じがするのですが、「酔っ払い」はいないんですよね。これにはいつも感心します。

最近こういったイベントでは、子供が楽しめるアクティヴィティが用意されていることが多く、子供達が退屈せず、パパやママにとっては有難いことなのですが、意外と子供たちにとっては、そういうものよりも、広い庭を友達とただ走り回っているだけで十分楽しいようです。子供達だけでなく、大人も芝生に座ったり、伸び伸びイベントを楽しんでいる感じがして、自然体でいいな〜と思うところです。












2017年6月16日金曜日

いちご狩り

 ディジョンから20分くらいのところにある農園Agriselfに、イチゴ狩りに行ってきました。こちらのイチゴ、Bioラベル申請中だとか。Bioラベルを申請するには、様々な規制がありますが、ビオの考え方とは、農薬や肥料に頼らず、要は人工的な手を加えず、できるだけ自然のままの植物連鎖を目指すもの。フランスでもビオ製品への関心は年々高まってきていて、子供の給食でも、週の半分はビオ食品を使ったものになったり、お値段は割高だけれど、友人の中には、できるだけ子供にはビオのものを食べさせる、という食に凄い拘りを持っている人もいます。うちは金銭的にそれは無理だな、と思うのですが(笑)、でもできるだけ、新鮮な、自然に近い味がするものを食べていきたいな、とは思っています。

Agriself

それにしても、気持ちのいい青空。日焼け、半端ないです…。

うちの場合、こういうの、子供よりもお父さんがハマるんだよね…。

美味しそうでしょう?

こちらのAgriself、勿論季節によって収穫できるものが違います。入場料とかはなく、収穫するものによってkg単位の値段が違っていて、ちなみにイチゴは、kg.2,8ユーロ。籠いっぱい収穫して3kgちょっとで10ユーロ以下。マルシェで買う値段を思えば、びっくりするほど安いので、朝から沢山の人で賑わっているのも頷けます。

いつも何気なく食べていたイチゴですが、実は色んな種類があることも知りました。

終いには、パパ暑いからそろそろ帰ろうよ、と言いたくなるんだよね…苦笑。

レジには凄い人。他にも野菜が売っています。次回は、トマトやさくらんぼなど収穫できたら嬉しいな〜。

今回のイチゴでアイスクリームを2回、コンポートを鍋いっぱい仕込みました。自分たちで収穫したから尚更美味しく感じるのかもしれませんが、地産地消、子供にとってもいい経験ですよね。











2017年5月9日火曜日

5歳になりました!


4月に誕生日を迎え、無事5歳になりました!


誕生日当日。私にガッツリ怒られ、涙目。怒られたり、悲しいことがあったりすると決まって「Mon doudou(僕のぬいぐるみ)〜」と言って、ぬいぐるみを抱きしめ安心するようです。これはフランスのdoudouぬいぐるみ文化からくるものですが、幼稚園には、子供が家から持ってきたdoudouを入れる専用カゴがあって、通園するとみんなそこに自分のdoudouを入れます。でもみんな四六時中持っているので、正直かなり汚れています。フランスは働く女性が当たり前なので、子供にぬいぐるみを与え、母親代わりにする役目があるそうですが、泣きじゃくった時についた鼻水やら唾液も付いているので、病気がそこから移る、とも言われていて、ママ達にとってはいいんだか悪いんだかって感じです…苦笑。

子供のリクエストでいつものピザ屋へ。ナイフとフォークを持って自分で食べれるようになったんだもんなー、としみじみ。どんどん色んなことが一人でできるようになっていくのが、嬉しいような、淋しいような気もして、もう少しべべでいて〜と思うのですが「僕は早くお兄ちゃんになりたいんだよ!」と冷静に言われてしまいました(笑)。


これはパピーの田舎の家で。日本のようにお店では綺麗に包装なんてしてくれないので(してくれても凄い雑でこれなら自分でやります、と言いたくなるような有様で…苦笑)、自分で包装紙を買ってきて包みます。そして日本のように丁寧に包装紙を剥がすのではなく、大人も子供もビリビリビリッと大胆に破くわけです。これにはいつも違和感を感じますが、夫なんて「どうせ捨てるんだからいいんだよ」と言いますが、日本は本当に綺麗に包んであるので、開けるのさえ勿体無いような気持ちにさせられるというか…。日本の過剰包装もどうかと思いますが、これも文化の違いですかね?

この日は、パック(復活祭)が近かった為、お庭でエッグハントも。予めお庭に隠した卵の形をしたチョコレートを子供は嬉々として探すわけですが、4月は田舎の家に行く度に、マミー(おばあちゃん)が「あ、まだチョコレート残ってたわ!」と言って、3回もやりました(笑)。夫なんかは「まだやるのか…」と呆れているのですが、マミーやパピーは孫の喜ぶ顔が見たくてやるんですよね。それにしても、プレゼントも沢山もらった上に、チョコレートまで。本人曰く「Je suis un enfant gâté」(僕は甘やかされた子供です)と言っていますが(笑)、本当にそう。

早速頂いたキックボード(フランスではトロチネットと言います)で通園もしていますが、後姿がスケートボードをしている夫にそっくりみたいな…笑。

我が家では誕生日会をまず家族だけで、また夫の両親は離婚しているので、それぞれおじいちゃん、おばあちゃんと、そして幼稚園で(これは当日の朝、お菓子やケーキを持参していくと、先生が時間を作ってくれてクラスで誕生日会をしてくれます)。これだけでも4回…。そしてお友達を呼んでプライベートで。これが厄介で、あの子も呼びたい、この子も呼びたいとなるのですが、実際家だとそんなに大勢は呼べなかったりするので、親は悩むところなのですが、今年はママ友と相談して合同で誕生日会を近くの公園ですることにしました。

公園であれば呼ぶ人数も気にしなくていいので、総勢30名以上の賑やかな会になりました!悪天候続きでしたが、この日だけは晴れ、普段こちらの公園は、陽が暮れる頃に巡回の方がやってきて門を閉めてしまうのですが、なので時期によっても日によっても閉まる時間が違います。なんともアヴァウトですが(笑)、この日は22時近くまで誰も来なく、ゆっくり楽しませてもらいました。公園なら子供たちも気兼ねなく遊ぶことができますし、大人もゆっくりワインを飲みながら(本当は公園はアルコール禁止ですが…)会話を楽しむことができます。これは凄くいいアイディア!友達に感謝です。こうやって、1ヶ月近くに渡る誕生日会は無事終わりましたが、元気で育ってくれて、友達が一杯できて、そして親同士も仲良く…本当にそういう恵まれた環境ってこちらでもなかなかないので有難いな、って感慨深く思います。これからも今までと同じく、フランスで楽しみながら育児をしていけたらな、と思っています。どうなるのかなぁ〜。





2017年1月1日日曜日

ノエル

 しばらく書かなかったこちらのブログ。気が付いたら、もう12月31日。今年も終わり。子育て中心な毎日だったけれど、そんな時期も後から思えば一瞬だと思って、そういう時間も大切にしたいな、と思って過ごした一年だったように感じます。久しぶりに日本に長く帰国したり、とても楽しい時間を過ごすことができ(やはり日本は最高!それを話し出したら止まらないのでまたの機会に!)周りの方々に感謝。来年も少しでも多く笑って楽しい年にしたいものです。

  今年もノエルは家族でgitesで過ごしました。gites は日本でいうと貸別荘みたいな感じでしょうか。基本的な生活設備が整っているので、自炊したい長期の滞在に便利です。私の周りを見ても、ヴァカンスでホテルに滞在するという人は少数派で、大抵の人は友達の家だったり、友人や家族でこういうgitesを借り、長期でヴァカンスを楽しむ人が多いです。彼と一緒になって8年経つのですが、毎年伯母が滞在場所を選ぶのですが、それぞれ良さが違うのでワクワクします。今回はサントネー(コートドボーヌ地区にあるワイン生産地)だったこともあり、ワインセラーがキッチンにあり(こちらに既にワインが用意されていて、1本22ユーロから飲めるようでした)今まで以上にちょっと商売的な感じ(笑)。隣は葡萄畑の最高なロケーションです。


今回お世話になったのがこちらのgites。
昔のヴィニョロンの家を改装した建物だとか。

すぐ横は葡萄畑。さっきまでタイエ(剪定)してたわよ、と伯母が言っていましたが、
この時期は至る所で、切った枝を焼却している風景が見られます。

ノエルのプレゼントに念願の?カーズのリモコンカーをプレゼントしてもらい、真剣に組み立てる祖父を見守る息子…。彼の両親は離婚しているので、ノエルの度に2家族プラス親戚、そして私たち(といっても私たちは絵本が中心)からプレゼントをもらうという、子供にとってはパラダイスな話ですが、その度にオモチャが家の中にどっさり…。その他にも、義母の家に行く度に小さなオモチャのプレゼントが用意されていて、こんなにもオモチャを与えてしまっていいわけ?と疑問に思うのですが(モノをもらって当たり前みたいな感覚になってしまうのって嫌ですよね)、うちだけでなく、フランスではノエルに子供にむやみやたらにオモチャをあげ過ぎではないかと問題になっているようです。ママ友たちの間でもよくこの話題になります。

キッチンに立つのは、我が家の場合いつも義父。おもてなしの準備とかしなくていいのは、本当に夢のような話(笑)。日本のお正月に当たるのが、こちらではノエル。親戚や家族が集う一年で一番大切な行事です。でも日本のお正月と同じで、段々簡略化してきていて、食事も昔のように夜中の2時までかけるle grand repas(大宴会)はなくなり、有難いことに食事も軽くなりました。我が家はシーフード中心のメニューに、義父の手作りパテなどを摘む程度。どれも美味しいのですが、それでも3日ノエルの食事が続くと、そろそろお茶漬けでもすすりたい、と思ってしまうのが正直なところです(つくづく私はフランスには向いてないのかも、と思う瞬間ですが…苦笑)。

これは25日の朝。サパンの下に日本のサンタクロースさんがたくさんの絵本をおいていってくれました。
いや、重いのを日本から苦労して持って帰った甲斐があったよ(by 母)。

毎年子供の成長に合わせ?サパンの大きさも大きくなります。ノエルが終わるとやれやれ。年末は日本のような忙しなさはなく至って静か。大掃除をして、神聖な気持ちで新年を祝う、という感覚がないので、なんとなく大晦日は寂しく感じてしまうのですが、これも文化の違い、流石に10年住むと慣れました(笑)。でも日本のお正月の何もするわけでもなく、家族でのんびり過ごす、っていいですよね。懐かしいな。