2015年12月31日木曜日

ノエル

 年末という感じが全くしないフランスですが、元旦だけ休みで2日から普段通り。毎年そうですが、ノエルが終わると気が抜けてしまいます…。今年もノエルの会食は23日から始まりました。我が家は毎年親戚の集りも含めると3回会食があります。今年の親戚の集まりはシェイィ・レ・マランジュで。毎年伯母が色々調べて、キッチン付きで大勢が泊まれるジットを手配してくれるのですが、いつもよくみつけるなーと関心してしまうくらい、素敵なところばかりなので、何気に楽しみにしています(笑)。
今年は去年よりも慣れた手つきで。普段、粘土遊びで鍛えていますからね(笑)。
サンタさんへのお菓子作りも忘れてはならない大切な準備。

今年のジットは、昔ドメーヌだった場所を改装したらしく、
サロンの真ん中に大きなpressoir (圧搾機)が置いてありました!これもインテリアなんですね(驚)。
手前に置いてある古いヴァンダンジュの籠もひとつくらい失敬したいくらいです(笑)。

息子にはサンタさんが沢山いて、3カ所に立ち寄ってくださいます。
今年はプレイモービルを沢山頂きました。フランスでは人気の定番の玩具です。
毎年ノエルの度に玩具を沢山頂き(本当にこんなにあげていいものなのか不思議ですが…)
それもどれもかなり大きいので、収納はどうしたらいいものか、
カオス状態の子供部屋を見て溜め息をついています…苦笑。

マミー(祖母)も含め10人以上が集るみんなでの食事は、いつも義父が作ってくれます。

ジビエのパテに…

兎の煮込み。どれも美味しいのですが、ここで食べ過ぎると25日まで持たないのでセーブします。
これは過去の数々の失態で学んだことです(苦笑)

キッチンから甘いいい香りがします。アップルパイが焼けたのかな?子供は興味津々でウロウロ…。
それにしても男性が積極的に動いてくれるのは嬉しい限り。こういう場面を普通に子供の頃から見ているから
自然とキッチンで手伝うようになるのかもしれませんね。

食事の後は少し運動もかねてお散歩。
これまでマランジュ村をゆっくり歩いたことはなかったのですが、自然と溶けあう古い素朴な建物が美しく、
絵本の中にでてきそうな牧歌的な風景だな、と思いながら歩きました。

途中、馬にも遭遇。でも怖いみたい、逃げちゃった(笑)。

ブドウ畑も冬支度ですね。

昔の共同洗濯場もありました。
大勢の人がお喋りしながら洗濯してたんでしょうかね?昔の人の声が聞こえてきそうです。

のんびりとガイドブックに載ってなさそうな小さな村を散策するのが好きです。

今年は悲しいニュースも沢山ありましたが、家族がこうして一年の終わりに元気に集まれたことに
感謝しながら、また来年2016年が心穏やかに過ごせますように…。
今年一年お世話になった方々、読んで下さった方々にお礼申し上げます。有難うございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
























2015年12月23日水曜日

ノエルのヴァカンス

 12月18日からノエルのヴァカンスに入りました。秋休みが終わったかと思ったらすぐノエルのヴァカンス。フランスはお休みばかりだな、とつくづく思います。学校が終わった18日の夜はママ友、パパ友集って、子供を連れて、市庁舎で行われるノエルのイルミネーションショーを見に行きました。実はフランスに来て長いのですが、きちんと見るのは初めて!今年は、ディジョンの市街地とブルゴーニュのclimatsがユネスコの世界遺産に登録されたこともあり、多少PR部分もありましたが、なかなか文化的で大人も楽しめる内容で面白かったのではないかと思うのですが、周りは「去年の方が綺麗だった」などブーブー文句を言ってました…苦笑。この時期は,町中がノエルのイルミネーションで華やぎ、ショーウィンドーを見るだけでも楽しくなります。毎年ノエル前に日本の家族にプレゼントを送るのですが、それも無事届き(今回は最短の5日間で届きました!2週間も3週間も届かない時もあるのに、なぜにノエル前の繁忙時期に5日で届くのか不思議ですが…流石、超適当王国フランス!)ノエルのプレゼントも買い終え、ほっとしています。いよいよもうすぐですね、ノエル!
アンティーク街にある手芸屋さん。ボンボンで作ったサパンが可愛い。

「今晩アペロなのにワインがない!」という時に駆け込む近所のワイン屋さん。
シンプルなサパンが素敵です。

新宿伊勢丹にも入っているFabrice Gillotteのチョコレート屋さん。
ノエルとバレンタイン、パック(イースター)の時期のショーウィンドーを見るのを楽しみにしています。

こちらがイルミネーションショー。
子供達はやはりサンタさんが出てくるところで興奮マックス!
子供にとっては夢いっぱいですよね。

子供達は元気、元気!駆け回っています。
別れ際に友人達と「ヴァカンス中絶対連絡取り合おうね!!!」と約束しました。
流石にこうもヴァカンスが多いと、毎日どうやって子供と過ごすか考えてしまいますが、
パパ達だけで連絡を取り合って子供達を連れ出してもくれるので、
こういうところはフランスはいいな、って思います。子煩悩のパパが多いです。







2015年12月13日日曜日

師走

 やっとサパン(クリスマスツリー)を用意しました!毎年早め、早めに動こうとは思うのですが、12月に入った途端用事が増え、いつもぎりぎりに用意するという…苦笑。今年のサパンは、去年の反省をいかし、というのは去年はEPICEA(エピセア)という、葉が尖っているタイプを購入したのですが、香りはいいのですが、乾燥してくるとパラパラどころか、毎日バサバサ落ちてきて掃除が大変だったので(笑)、今年はNORDMANNSというお値段的にはEPICEAよりちょっと高いのですが、葉にボリュームもあり丈夫で長持ちするタイプを購入しました。
 オーナメントは、今年はパリに行ったついでに、Au bon marché で購入。流石パリのデパートは違うな、と心惹かれるものが多く、以前から機会があったらこちらで求めたいと憧れていたのですが(大袈裟?)、といってもこちらで全部用意すると金額的に大変なことになってしまうので(笑)、monoprix(スーパー)などで購入したものと混ぜて飾っています。以前ディジョンに30年以上住む日本人マダムに、サパンの準備ができたのでお茶を…と招待して頂いた際に、「サパンは家族の歴史なんです」と言われたことを、今でも覚えています。毎年オーナメントを買い足しながら、時間をかけて完成させたサパン。そこには家族との思い出も刻まれているのでしょう。我が家のサパンもいつ完成するでしょうか?子供と一緒にオーナメントを飾る時間も楽しいものですが、気がついたら、いつのまにかチョコレートメーカーのおまけや、jalでもらった飛行機のキーホルダーもぶら下がっていました…笑。
                  市庁舎前のリベラシオン広場
 ディジョンの町の至る所がノエルのイルミネーションで華やぎ、町を歩いているだけワクワクしてきます。来週末からクリスマスヴァカンスも始まります。日本と同じですね、何かと集る機会やイベントが多くなりますが、楽しい時でもあります!クリスマスへのカウントダウンも始まりました。こちらの食事はとーても長いので、体力に気をつけながら乗り切りたいと思っています。










2015年12月2日水曜日

キノコ狩り

キノコ狩りの季節になりました(もうとっくになっているという噂もありますが…)。日曜日の午後に、お菓子を持って森にでかけ、散歩がてらキノコを探す、そしてその晩は、カボチャのスープや採ってきたキノコでオムレツを作ってもらい、夜は家族でのんびり過ごす…これがこの季節の我が家の休日の過ごし方になりつつあります。毎年代わり映えのないことを書いてる気がしますが、折角フランスの地方に住んでいるので、やはり自然の中で伸び伸び遊ばせるのが一番かな、と思っています(たまに都会が恋しくなるのも本音ですが…)。
この日は小雨が降っていましたが、途中晴れ間が。
ディジョンの冬は雲ってばかりなので、太陽が見えるだけで得した気分になります(笑)。

「あっ、シャンピニオンあった!」見つける度に凄く嬉しそう。

国立公園には、子供の遊ぶ場所もちょっとだけあって、こんな子供騙しなものでも、
本人楽しいらしく、何回やったかな?見てるだけの大人は寒くてブルブル。

最初はキノコ探しも楽しいのですが、寒いと終いには手の感覚がなくなり(この日の気温は4度!)
「早く帰ろうよー」と弱音を吐く私に対して、ギャルソン達はしつこい…苦笑。
ここで性格が出るみたいですね。

翌週は、いつも同じ場所ではつまらない!ということで、新たな場所を開拓に。遠くに牛がいるのがわかりますか?こういう牧歌的な風景をみるとブルゴーニュだな、と思うのですが、彼が「流石にここにはテロリストはいないだろう…」とそんな話をした途端、「バーンッ、バーンッ」という銃声が!今まさに狩猟の季節で、ハンターが獲物を求めて野山に繰り出しているんです。毎年人身事故のニュースも聞くので、すぐに退散しましたが、彼は「動物たちを穏やかに放っておいてあげなよ…」とぶつぶつ文句を言っていましたが、以前に比べると狩猟人口も減ってきているとは聞きますが、未だに人気なんですね。それにしても銃声を聞くと、やはり怖いですね…









2015年11月18日水曜日

平和への願い

11月13日の夜に起きたパリ同時多発テロ。その衝撃的なニュースは、翌日のパリの在仏大使館からのメールで知りました。在留届を出しておくと、緊急事態が発生した際に、随時に情報提供をしてくれます。慌ててTVをつけましたが、残虐な光景に言葉を失いました。子供と見るにはTVの映像は過激過ぎてスイッチを消し、彼がネットでニュースを見ていましたが、パリのみならずフランス全土に厳戒態勢が敷かれていたので、その日は外出せず家にいました。

 パリにはその前の週に行ったばかりでした。1月のシャルリー・エブド襲撃事件以後、パリには行ってなかったのですが、Le bon marché (パリのデパート)に入る際に、ボディチェックがあったので、パリはディジョンとは違い、テロの警戒が厳しいんだな、と漠然と感じていました。本来であれば、年末に向かうこの季節、町の中はノエルのデコレーションで華やぎ、買い物客も増え、徐々に忙しくなる頃。それと同時になんとも幸せな幸福感に包まれる時です。子供は毎日のように「Père Noël (サンタさん)は僕のところに来るよね?僕、ママとパパに優しくしてるもんね」と無邪気に笑って言っています。もっぱら話題はノエルのことばかり。パパとママだけでなく、パピー(おじいちゃん)やマミー(おばあちゃん)ともプレゼントの打ち合せをしたり、今年のノエルはどんな風に過ごそうか、とそんな話を家族でする時間すら楽しく感じる頃です。
 
 襲撃されたコンサート会場に彼の友人がいました。テロリストが会場に侵入する前に、喉が渇いてビールを買いに外に出たので助かりました。ディジョンでも被害者が出たことを月曜日のニュースで知りました。その方の写真を見て「あっ…」と彼がつぶやきました。近所でよくすれ違うムッシューでした。彼は近所の高校の教師で、何度かすれ違ううちに挨拶をするようになったのですが、我が家の犬が麻痺になり歩行器をつけながら散歩していた際に「Bravo Bravo!」と笑顔でエールを送ってくれたのが彼でした。簡単に人の命を奪ってしまうことに対して、言葉にできない想いがあります。そしていつそれが自分たちの身に起こってもおかしくない状況にあることを感じます。
 
 フランスは15日に報復攻撃を開始、ラッカへの空爆を始めました。仏首相が、欧州内で、数日もしくは数週間のうちにまたテロが起こる可能性があるとしています。こんな事件があっても、普段と変わらず時間は流れ、元の生活に戻らなければなりませんが、得体の知れない恐怖が常にあるのが正直なところです。こういうことがあると、何気ない毎日がどんなに愛おしいかを感じます。

 今回の事件で亡くなられた方達、その遺族の方達に哀悼の意を表します。

 今回の事件に関して、フランスでも受け取り方は様々ですが、彼は今後も少しでもリスクのある場所には子供を連れて行かないと言っています。日曜日には,子供が楽しみにしていたコンサートがありましたが、キャンセルをして、ジュヴレ・シャンベルタンにお散歩に行きました。夕暮れ時のぶどう畑は一層綺麗です。


 メディアが流す映像の中には、大人でさえも見続けることができないものがあり、子供への心理的影響が心配されています。まだ息子は小さいので、TVも見せず、この事件の説明はしていませんが、子供にどのように説明するか、私達大人の責任です。下記の新聞社のサイトを見つけました。子供にいかに説明するかが、簡単なフランス語で書かれています。ご参考までに。http://www.liberation.fr/apps/ptit-libe/#/3/









2015年11月9日月曜日

Porte Ouverte 生産者の蔵開放

ドメーヌ・シュヴロのpoete ouverte(蔵開放)に行って来ました。秋になると、ブルゴーニュ各地のドメーヌからpoete ouverteと呼ばれるイヴェントのお誘いを頂きます。直訳すると、porte (扉)ouverte (開放)「一般開放」という意味ですが、予約なしで行くことができ、直接生産者と交流できる貴重なチャンスです。無料で試飲ができ、好きなワインがあればその場で購入することもでき、中にはこういった機会に、気に行ったワインをまとめ買いする方達も沢山います。ワイン産地ならではの楽しいイヴェントです。

マロンジュ村のブドウ畑。この時期の紅葉したブドウ畑は、本当に綺麗で毎年感動します。

パブロさんから、醸造の話など真剣に伺っていたら、すっかり写真を撮るのを忘れ…苦笑。中にはフォワグラやジャム,パンやチーズなど買える物販コーナーもありました。最後に古いサントネーの白ワインを開けて頂き試飲させてもらったのですが、若い頃より寝かせることによって、果実の中の甘みが際立ってきて、僕が好きなワインのひとつなんだと話されていましたが、どのワインも繊細で上品。私も真似して寝かしてから飲んでみよう、とSantenay comme dessusなど購入して帰ってきました。やはり直接生産者に会い、彼らのワインにかける情熱を知ることで、ワインへの理解が深まり、より一層愛着をもって頂くことができます。いつか開ける日を楽しみに、しばらく寝かせておきます。
ドメーヌ・シュヴロ







2015年10月19日月曜日

秋休み

 2週間ちょっとの秋休みに入りました。といっても大人は仕事があるので、その間子供をパピー(お祖父ちゃん)やマミー(お婆ちゃん)に預けないといけません(そういう気軽に預けられる人がいない人達は大変です)。私の周りの友人は、休み始めの週末に預けて、最後の週末にまた迎えに来るということをしているようですが、その時間を利用して大人だけで集まったりします。今回も友人の新居でアペロをしてから、みんなでピザを食べに。総勢11名でワイワイ食べるピザは初めてですが、みんな子供抜きでリラックスしたムード。たまにはこういう息抜きも必要だと考えるのがフランス的。いい意味で頑張り過ぎない、大切なことです(笑)。
 こういう大人数で食べる時、大抵は男女交互に座るのですが,今回はなぜか一部分、男性陣、女性陣に分かれ。以前はこういう会の時、必ず彼に横に座ってもらって、何かフランス語で分からないことがあっても困らないようにしていましたが、最近は野放しにされています(ま、いいけどさ…)。
 女性陣グループは、やはりママが集まると話題はもっぱら子供の話。子供にフランス語を教えている時「フランス語のorthographe(綴り)はlogique(論理的)でない!」と言われてしまうのよ、そこでそれ以上、彼女は前に進めなくなってしまうんだけれど、でも何て説明していいか分からないのよ!!!等。色々悩みはあるようですが「わかるな、その子の気持ち。ホントフランス語って、それぞれの名詞に女性名詞や男性名詞があって全部覚えなきゃいけないし面倒臭いったらありゃしない」と思いながら、既に3歳半の息子に発音をなおされるくらいなので(苦笑)、近い将来子供に宿題とか教えられるのかな?と固まる自分がいます。途中男性達に「折角のヴァカンスなのに子供達の話してるの君たちだけだよ!」と笑われてしまいましたが、やはり何処の国でもママは(パパよりも)子供のことを心配するような気がします。
翌日はアンティーク街のブロカントへ。

子供の机を物色中。こちらは、bureau  enfant écolier と呼ばれる1960年代に学校で使われていた机。

いろんなタイプがあるので迷います。奥に写っているブルーの椅子も可愛いですね。













2015年10月12日月曜日

Journées du patrimoine ヨーロッパ文化遺産の日

 新学期が始まって新しい生活のリズムに慣れたかと思ったら、今週末から2週間の秋休みに入ります。フランスはつくづく休みが多い国だと思います。9月は晴れた気持ちのいい日が多く、あっという間に過ぎてしまった感じ。色々町でもイヴェントがありました。この時期は、本格的に寒さに向かうまえで、色付いて落ちている葉っぱの美しさにハッとしたり、子供と栗拾いをしたり、相変わらず平凡な毎日なのですが(苦笑)、太陽が出ているだけで嬉しくなります。冬になって雲が空を覆ってしまう前に、晴れた日はできるだけ外で思いっきり遊ばせたいな、と思っています。
 この日は「Journées du patrimoine=ヨーロッパ文化遺産の日」でした。1984年に、より多くの人達が文化遺産に親しむことができるようにと始まった「Journées du patrimoine」。1991年にはヨーロッパ規模に拡大されました。毎年9月の第3週末にフランス全土で、各所旧跡をはじめ、市役所や劇場などの公的建物、工場やお城などの民間の建物が開放され、その大部分が無料で見学できます。意外と自分の住んでいる町の歴史って知らなかったりしますが、こういう機会を利用して新たな魅力を再発見したりするのは面白いものです。普段入ることができないところを見学ができる絶好のチャンス、個人的に古いモノとか見るのが好きなので、毎年楽しみにしていますが、今年は市役所を見学しました。

 気持ちのいい青空。散歩がてら開放されてるところを見学する人も多いようです。
じーっと噴水を見てますが,この後見事入ってくれました(やっぱり…苦笑)。

こちらの大広間「salle des états」は、実は去年のTV番組の際に、
市の許可を得て特別に撮影させて頂きましたが、
有名な絵画「LES GLOIRES DE LA BORGOGNE」が奥に飾ってあります。
ブルゴーニュの有名な人物、政治、アーティスト、宗教、軍隊の分野で著名な人物
40名が描かれていて(1人だけ女性)皆、ブルゴーニュ生まれだそうです。

ここから先は入ったことがなかったのですが、傍にいるマダムが
「あら、今日彼いるわよ!」とポツリ囁いているのが聞こえてきましたが、ここは市長さんのお部屋、
ディジョンの市長さん、M François Rebsamenさんが市民をお出迎えしていました!
「やだ、初めて見たわ〜」と喜んでいると、彼が「僕たちがいつも行くカフェでよく飲んでるじゃない、今まで気がつかなかったの?」と。えっ、あんなとこで?」(と言ったら失礼だけれど…笑)。つい最近までMinistère du Travail 労働・雇用・職業教育・労使対話大臣?を勤めていた方が、自分たちがよく行くカフェでお茶してるところを想像すると可笑しいけれど「結構いい人なのかもしれない」と勝手な想像を(笑)。「というか、教えてよ、いたら!」といつも思うのですが、有名人がいても、フランス人ってミーハーに騒がないですよね。「こういう人達こそプライベートは静かにしておいてあげないと」って。大人な対応だな、ってつくづく思います(でもこそっと教えてくれてもいいのに、とも思うけれど...苦笑)。

ここは会議室。

「へー、ここからお庭が見えるんだ」って少し間取りを理解した気がします(笑)。
現在は、こちらの建物、市役所と美術館として使われていますが、
その昔はブルゴーニュ公国の宮殿だっただけに、どの部屋も豪華絢爛。

9月の大雨、暴風で中庭にある大木が倒れてしまったばかり。
市民の憩いの場でもあるので、ちょっとしたニュースになっていました。


最後にSalle des mariages (結婚の間)に飾ってある、エッフェル塔を設計したことで有名ですが、
Gustative EIFFELの婚姻式の資料を見てから帰りました。彼もディジョン生まれなんです。
同じ市役所で結婚したなんて嘘みたいですが、フランスは日本と違って婚姻届を出すだけで結婚することはできず、まず書類提出があって、受理されてから日時を決め、立会人のもと婚姻式をしなくてはいけません。
なので、日本のように「電撃結婚」とかできないんですよね。面倒といえば面倒。
だからフランス人は事実婚が多いのかな?


こういう市民が気軽に楽しく参加できるイヴェントっていいな、って思います。
自分たちの文化や芸術に関心をもつきっかけになったり。
毎年少しずつ色んなところを見学してみたいな、と思っています。








2015年10月5日月曜日

Vejaの子供用スニーカー

 新学期が始まって早いもので1か月が経ちました。入園する前に唯一買い求めたのがこちらのスニーカー。それまでは紐靴なども履かせていたのですが、知人に「幼稚園に入ったら子供が自分で履きやすい靴でって言われるよ」とアドバイスされ、慌ててマジックテープタイプのこちらを購入。幼稚園では事前にどんなものを用意するよう言われるのかドキドキしてたのですが、「脱ぎ着するものには名前を付けてください」と言われただけで拍子抜け(笑)。靴も指定はありませんでした。考えたらフランスは室内でも靴を履くので、室内履き(上履き)の習慣がないんですよね。なので靴を脱ぐのはお昼寝の時だけ。用意するものに関しては、学校にもよるそうです。寝る時のシーツを持ってくるよう指示がある学校もあるようですが、うちの学校(公立)は今のところかなり緩い感じで、ある意味助かっています(笑)。


 
 こちらのVeja、2004年に立ち上げられたパリを拠点に活動するファッションブランドなのですが、エコロジーとフェアレードの精神がこのブランドのコンセプトになっています。ブラジルのオーガニックコットンや天然のラバーをブラジルの農家から直接買い付け適正な価格で流通させること、また森林の保護や環境への配慮にも強い関心を示しています。彼らのサイトのprojetを読んでみると、宣伝一切なし、ストックを持たない受注生産、一連の作業(生産から流通まで)のなかで二酸化炭素の排出量を極力抑える活動等、徹底した企業理念を持っていることがビシバシ伝わってきますが、デザインに対しても強い拘りを感じるブランドです。遊び心のある色、ファッション性も兼ね揃えているスニーカー。子供用の靴のラインナップを見ても、子供染みてない大人顔負けのクールでカッコいいデザインが多く関心します。ちなみに入っている箱も可愛いんですよ(こちらもリサイクルの厚紙使用)。femme(女性用)を覗いたら、自分好みのものがいくつか。次回は自分用に買おうと思っています。




2015年9月28日月曜日

ピノキオのヴィンテージ玩具

芝生には落ち葉が一杯、随分秋らしくなってきました。
先週末は、ディジョン市内で大きなブロカントがありました。子供がいると集中してみれないどころか、
玩具を見ては「あれ欲しい、これ欲しい!」が始まるので、今回はひとりで行きました。子供って関心する
くらい目ざとく好きなモノを見つけますよね。意外と慎重に注意深く見ているのかもしれません…笑。

今年最後の大きなブロカントは晴天に恵まれました。
参加者の大半はプロではなく一般人が、要らなくなった洋服や玩具、生活雑貨を売っているのですが、
すれ違う人達がどんなものを買っているのか見るのも結構好きです。
「あれ、何に使うんだろう?」と不思議に思ったり、
「あっ、いいモノ見つけたなぁ、あの人」と羨ましく思ったり。

今回の収穫は、
こちらのピノキオ。時代は1930年代頃と言われましたが定かではありませんが、ピノキオの原作「ピノッキオの冒険」が出版されたのは1883年と実はとても古く、ディズニーによるアニメーション映画が出来たのが1940年。子供の頃読み聞かせてもらったピノキオ。「嘘をつくと鼻が伸びる」というところは覚えているのですが、すっかり内容を忘れてしまいましたが、100年以上語り継がれている名作なんですよね。最近のピノキオの人形は、赤、緑といった原色使いですが、こちらは落ち着いた優しい色合いで、木の温かみといい、味わいがあって、自分的にはかなりツボ(笑)。どんな子供達の元で過ごしてきたのでしょう?早速我が家の子供部屋に飾っています。

これは前から欲しかったエッグスライサー、フランス語でcoupe oeufsと言います。現在はプラスチック製が主流ですが、こちらはメタルでできていて、オリジナルの箱付き。買う時にムッシューに「ゆで卵を持って来るべきだったな、切れ味は保証するよ!」と冗談を言われましたが、さぁ、どうかな?近々試してみようと思っています。
最後はディゴワン・サルクミンヌ製の小さなピッチャー(pichet pot à lait cremier)。写真では分かりにくいですが、真っ赤ではなく、オレンジ色がかった赤でレトロな感じ。欠けもなく状態は良好。このシリーズは他にコーヒーカップやお皿も作っていたそうです。自分的にはかなり珍しい選択ですが、おままごとの雰囲気があるどこか懐かしい感じに惹かれて


ディゴワン・サルクミンヌ製については以前下記のブログでも書いていますのでよかったらどうぞ。

















2015年9月24日木曜日

林檎の収穫

 毎年恒例、林檎の収穫に田舎の家に行きました。これをすると、バーベキューの季節は終わり、秋支度に入るんだな、と感じます。朝晩冷えてきて、知りあいの「セントラルヒーティング」のアパートでは既に暖房が入っているそうです(まだ9月だというのに…笑)。セントラルヒーテイングの良さは、個人が暖房をつけたり消したりするのではなく、建物全体が常に一定温度に暖められている状態で、日本のように廊下にでるとヒンヤリ、外出先から帰ってきてから部屋が暖まるまでしばらく待たなくてはいけない、などといったことがなくて便利ではあるのですが、このようにお年寄りが多いアパートだと話し合いで勝手に早くから入れられてしまうので、暖かい日は大変。それでも容赦なく暖房は入っているので、Tシャツで過ごしたり、窓を開けたり。全然エコではないという…苦笑。
 フランスは残暑がなくて、夏からいきなり秋、というより冬になってしまう感じで、ちょっと淋しかったりしますが、これから食べ物が美味しい季節でもあるので、それは楽しみでもあります。


ここに来るのも今年は最後かな?と思いながら…。

最近はなんでも自分でやりたがります。
去年から手伝ってもらっていますが、随分手つきも慣れてきました(笑)。

高いところはジャンプをしてみますがなかなか難しい…。

終いには大人が使っていた棒をみつけたようです。
嫌な予感がします…。

やはり、ビシバシ振り回し始めました!おお、怖。
いろいろやらせてあげたいけれど、線引きがむずかしいですよね。

今年の収穫はこの通り。無農薬のビオの林檎。形は不揃いですが、香りがよく酸味が強く
お菓子に向いていて、コンポートにしてアイスと食べたり
沢山煮てすぐにタルトが出来るように冷凍しておきます。
我が家の常備食です。