2011年8月17日水曜日

Auxerreでのブロカント


週末は、AUXERREに住む友人を訪ねがてら、近くで行われたブロカントに友達と一緒に行ってきました。小さな村全体で行われるのですが、500以上の出店者がいたのではないでしょうか?殆どがプロフェッショナルですが、色んなところから来ているようで、私が話した人はノルマンディやリヨン、もっと先のローヌ地方から参加した人も…見応えたっぷりで、翌日足が筋肉痛になったほどです(日頃の運動不足がバレますね…苦笑)ディジョン周辺で行われるブロカントも庶民的でいいのですが、たまに規模の大きいものに行くと、まずは商品量が違うのと、珍しいものに出逢えたり、また新しい発見もあり勉強になります。でも流石にプロなのでお値段はシビア…です(苦笑)

今日は、葡萄モチーフのモノをいくつかご紹介します。


 こちらは、これまでも何度かご紹介していますが、1960年頃まで小学校で使われていたスタンプです。今までで一番大きいサイズかもしれません。



こちらは、1930年代のPUBですが,INDICATEUR DES CHEMIN DE FER」と書かれていますが、「鉄道の時刻表」のカバーです。BYRRAの灰皿はよく見かけますが、このような時刻表は大変珍しく、それでも、以前薄めのタイプをプロが販売しているのを見かけたことがありますが、こちらの厚いバインダータイプ、葡萄柄は初めて見ました。立体感のあるシルバーの葡萄と赤のコントラストが可愛いくて目を惹いたのですが、流石に古いものだけあって、錆びもあり、ついつい売主に指摘すると「l ‘état collect !!!」、と。つまりとても古いものなので妥当な状態だろう、と怒られてしまいました(笑)確かに80年近く経過しているのですから、ごもっともかもしれませんね。

そしてこちらはDUBBONET版。開けてみると、DUBONNET MOLANTの代表的なILUSTRATIONが…今ではこのイラストの復刻版が出回っている程の人気ですが、こちらは正真正銘のオリジナル。フランス人は、古いものを大切にする国民ですが、多少汚れていても、くたびれていても、オリジナルであることに拘ります。その時間の経過を慕わしく思うのでしょう。ちなみには、残念ながらMOLANT現在は存在しませんがMERCIER MUMMと並んで20世紀初頭のPUBの王様だと思っています。素敵なPUBを沢山出していました。流石にこれだけ古くなると、正直残っているものが俄然少なくなるのですが、それだけにコレクターアイテムといえるのかもしれません。


葡萄モチーフのお皿


こちらは、老舗陶器メーカーMOULIN DES LOUPSの銘々皿ですが、設立は1718年と古く、1920年に、ベルギーの陶器会社HAMAGEと合併、1962年にその歴史を閉じた、フランスでは有名な蔵元です。恐らく1930から1950年辺りではないかと言われましたが、年代物の為、完乳やシミなどありますが、比較的よい状態です。葡萄モチーフで難しいのは、どこか可愛すぎたり、野暮ったかったり、正直なかなか気に入るものがないのですが、こちらは、フランス人の友人が探してくれたのですが、シンプルで色味が落ち着いているところが大人ぽく、全員一致で「PAS MAL」(悪くない=良い)ということで購入しました(笑)

いいものは時間が経っても、
決してその魅力が衰えることはないと
実感しています。

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