左端にちょこっと写っているのが分かりますか?(苦笑) |
「 Colonne Morris」ってご存知ですが?パリにいらしたことのある方なら、必ず目にしたことがあるかと思いますが、パリの街頭に偏在する広告塔で、フランスの大都市なら大抵あります。映画や演劇の宣伝、ポスターが掲示されてある円筒形の公共街路設備で、夜になると光ったり、回転したり。一度はご覧になった方も多いかと思います。
さぁ、これからゆっくりお掃除しようかな。 |
今回ご紹介するのは、アンティークのOBJET PUBLICITAIREと呼ばれるノベルティグッズですが、20世紀初頭にアメリカ人向けに作られたミニチュアの「 Colonne Morris」です。フランスでは、製造から100年たった工芸品、美術品に対して「アンティーク」と定義していますが、こちらアンティークと呼ぶにふさわしい古い貴重なpubです。頭の部分は、シャンパンメゾンMUMMの広告なのですが、その他の部分は全てフランスの大手アルコール飲料会社のエチケットがついています(NOILLY PRAT, COGNAC MARTELL等)このオブジェは本来、オルゴールのように音楽を聴くことができる瓶?なのですが、残念ながら今は錆びてねじを回すことができません。どんな音楽が聴けたのでしょうか?作りが繊細で、流石に時間の経過で、所々錆びなどもありますが、アメリカ、フランスと旅行し、巡り回って自分の手元にきたことを感慨深く思います。こちらは、ワインオブジェを専門で集めているというアンティークコレクターの方に譲って頂いたのですが、ひとつの「モノ」を通して、同じ趣味というか、喜びを分かち合えることも「アンティーク」の楽しみのような気がします。こうやって少しずつですが、フランス人の古いものを大切にする精神を学んでいきたいと思っています。
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