ペリエ・ジュエ社について
ペリエ ジュエ社は、ピエール・ペリエと彼の妻アデル・ジュエにより、1811年シャンパン地方のエペルネーに設立されました。彼等のシャンパンは、発売と同時に評判となり、1800年代後半には、時代に先駆けて辛口シャンパンやヴィンテージシャンパンの醸造を始めたことでも知られており、革新的ですべてに妥協を許さないペリエ ジュエ シャンパンの品質は、フランスのみならず、英国王室御用達になるなど、世界的に高い評価を受けてきました。まさに世界中のセレブから愛される最高級シャンパーニュといえるでしょう。
ペリエ ジュエ社は、ピエール・ペリエと彼の妻アデル・ジュエにより、1811年シャンパン地方のエペルネーに設立されました。彼等のシャンパンは、発売と同時に評判となり、1800年代後半には、時代に先駆けて辛口シャンパンやヴィンテージシャンパンの醸造を始めたことでも知られており、革新的ですべてに妥協を許さないペリエ ジュエ シャンパンの品質は、フランスのみならず、英国王室御用達になるなど、世界的に高い評価を受けてきました。まさに世界中のセレブから愛される最高級シャンパーニュといえるでしょう。
その妥協を許さない精神は、ノベルティグッズにも活かされていて、どこよりも早く、有名クリエーターと組み、後に残る素敵なオブジェを作ってきました。そういう意味でも先駆者的な存在だと思っています。中でも、エミールガレが1902年にデザインしたアールヌーヴォー「ベルエポック」のボトルは有名ですが、その優美なデザインはフランスでも人気です。今日はあまり知られていないかもしれませんが、エミールガレのみならず、ペリエ・ジュエがコラボしてきたアーティスト達の作品をご紹介します。それらは今見ても、決して古びることはなく、ペリエ・ジュエの卓越した審美眼を感じます。
こちらは、ALBERT GUILLAUMEデザインの灰皿です。彼について少し説明させて頂くと、ALBERT GUILLAUME (1873年2月14日生まれ~1942年8月10日死去)は、パリで活躍した画家、風刺家で、当時ポスターは勿論、人物画やパリのソワレを描いた油絵は特に人気だったようです。彼は、また風刺的なデッサンをパリの諧謔的な雑誌、le Figaro、Gil Blas, le Rire, l'Assiette au beurreなどにも載せていました。こちらの灰皿は、Faïence Orchies- Moulins des Loups の窯元で作られたものと、シャンパーニュ地方の窯元、VILLENAUXE EN CHAMPAGNEで作られたものがあります。
1950年代に入ると、ペリエ・ジュエは、ロマンティックなイメージを求め、レイモン・ペイネに仕事を依頼し始めます。ペイネは有名なのでご存知かと思いますが、「ペイネの恋人たち」で世界的に名が知れ渡り、一貫して「愛」をモチーフに書き続けたフランスのイラストレーターです。活動の初期は、企業の為の、ポスターデザイン、商品パッケージなど、デザイナーとしての活動が中心でした。可愛らしいイラストの中には、時折お色気たっぷりのものもあったり、ユーモアも忘れません。そんな彼の作品は、今でも多くの方から愛されています。ネットを通してですが、レイモン・ペイネのコレクタ-の方に出逢い、同じ趣味を共感しあって喜んでいる訳ですが(笑)今では珍しいものがあると、「こんなの見つけたけれど、どう?」って気軽に声をかけて頂いています。彼の作品は、いつも愛が溢れていてファンタジーだと思うのですが、ただ「かわいいだけ」では終わらない、時に鋭い風刺が含まれていたり、クスッと笑ってしまうものもあり、それが彼のメッセージであり、彼の作品の魅力のような気がします。でも彼ほど有名になると、類似品も出回っているそうなので、お気をつけくださいませ。写真は、ramasse monnaieと呼ばれる、お勘定を支払う時のお皿。
彼のサインが入っています。 |
1980年から1990年代に入ると、ペリエ・ジュエは、GUY BUFFETに仕事を依頼します。彼は1943年パリ生まれのアーティスト。ペリエ・ジュエでは主に、リトグラフやポスターの製作をしました。彼の両親がレストランを経営してたことも関係しているのか、レストラン、カフェ、ソムリエ、ギャルソンなどをモチーフにしたユニークな作品が多いのも特徴。その他だと自然やハワイを題材にしたものも見かけます。フランスより、海外のオークションで見かけることが多いのですが、このお皿も細かくチェックしてようやく見つけたもの(笑)。彼の作品も、ユーモアがあって、楽しい気分にさせてくれるものが多くて好きです。
ペリエ・ジュエといえば、やはりアール・ヌーヴォーの画家、エミール・ガレがデザインしたアネモネではないでしょうか。ベル・エポックはシャンパンの芸術品と呼ばれていますが、このエレガントなシャンパンボトルがさらにその価値を引き上げているような気がします。こちらのシャンパンボトルにはこんな逸話があるのをご存知ですか?こちらのアネモネは、3代目社長アンリ・ガリスが、当事親交のあった、アール・ヌーヴォーの旗手、エミール・ガレに依頼し描かせたもの。第一次世界大戦の混乱の中で封印されましたが、1964年、当事のセラーマスター、アンドレ・バブレが、エナメル塗料(EMAILLE)で描かれたボトルを発見。「アネモネはシャルドネの繊細さを表現している」と感銘をうけ、シャルドネを主体とした、プレステージキュベをつくりあげる決心をしたという逸話を持つボトルデザインなのです。そして、1969年に5年の熟成期間を経て完成したのが、「ベル エポック」と名づけられたペリエ・ジュエを代表する極上シャンパーニュ。封印された、ガレのアネモネが再び息を吹き返したのです。
エナメル塗料で描かれたアネモネは芸術的で美しく、飲んだ後の空瓶を捨てられないという人が多いというのも頷けます。実はフランスには、このデザインのノベルティグッズが数多く存在するのですが、その中でもやはり押さえておきたいのは定番の灰皿。そしてシャンパンクーラーでないでしょうか。そもそも生産が限られていたとのことで、今では貴重なコレクターズアイテムです。ずっと探していたのですが、やっとネットで見かけても、値段が高かったり、また素材がガラス、かつとても重いということで、配送不可、取りに来てください、と言われたり。フランスは、日本ほどポストに対して信頼がありませんから、割れるリスクが高いということで、事前に売主に断られてしまうのです(苦笑)なかなか購入する機会がなかっただけに、やっと見つけた時は、喜びのあまり思わず太い声で叫んでしまった程です(笑)
エナメル塗料で描かれたアネモネは芸術的で美しく、飲んだ後の空瓶を捨てられないという人が多いというのも頷けます。実はフランスには、このデザインのノベルティグッズが数多く存在するのですが、その中でもやはり押さえておきたいのは定番の灰皿。そしてシャンパンクーラーでないでしょうか。そもそも生産が限られていたとのことで、今では貴重なコレクターズアイテムです。ずっと探していたのですが、やっとネットで見かけても、値段が高かったり、また素材がガラス、かつとても重いということで、配送不可、取りに来てください、と言われたり。フランスは、日本ほどポストに対して信頼がありませんから、割れるリスクが高いということで、事前に売主に断られてしまうのです(苦笑)なかなか購入する機会がなかっただけに、やっと見つけた時は、喜びのあまり思わず太い声で叫んでしまった程です(笑)
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