2012年12月1日土曜日

フランス 離乳食

 息子の離乳食が始まりました。初めは「フランスはどうなんだろう?」とワクワクしてたのですが、かかりつけのお医者さんに聞いても「ベビーフードで始めなさい」との素っ気無い返事。勿論離乳食の指導なんてありません。オステオパシーの先生も同じく。周りの友人に聞いても「ベビーフードで大丈夫」と。どこかで「離乳食は作った方がいよ!」という返事を期待していた私はすっかり拍子抜け…。みんな「確かに作った方がいいかもしれないけれど、ベビーフードも美味しいし便利だよ。第一全部作っていたら大変でしょ、あなたが」といった感じなのである(笑)。友人の殆どが共働きで忙しいというのもあるかもしれないけれど、毎食市販のベビーフードという人も多いのが現状(勿論BFだけだと偏食にならないかしら?とかの心配はないんでしょうね…)。日本の育児書に書かれているような「もぐもぐ期」とか「かみかみ期」なんて、フランス人にとったら「何それっ?」って感じではないでしょうか?(苦笑)。これが美食の国フランスの離乳食事情のようです…。いい悪いは別として「気負い」がないんですよね、だから出生率が上がるのかも…とも思います。「何事も難しく考え過ぎたら、子供なんて持てないわよ!」という返事が返ってきそうです(笑)。個人的には、作りたい人は作ればいいし、作りたくない人は作らなければいいという感じですが、私は基本的には作っています。その方が経済的だし、マルシェで直接生産者からビオの野菜を買えば、味付けをしなくても自然の甘みがあって美味しいし、何より安心・安全だから。人それぞれですよね。どちらにしても、息子は何でも美味しそうに「もっと頂戴!」くらいの勢いで食べちゃうので助かっていますが…(苦笑)。

これフランスのベビーフード。COLINというタラの一種のお魚が入っています。
彼と味見してみると「あれ、結構食べれるねー」と。お腹も空いてたし、二人でパクパク。「うん?でもこれ大人でも食べれるってことは結構味しっかりしてるよねー」とフランス人である彼も疑問に・・・。よくパッケージを見てみるとお塩も入っているみたい。「6ヶ月でこんな味がしっかりしてるもの食べてもいいのかなぁ?」1パック200gも入っているので「これ全部食べたら結構辛いよねー!?!」ということで不安に思い、もう買うのはめようっと。やはりどこか信じられない、フランス…苦笑。そもそも1パック200gって多くないだろうか…。

最近、離乳食作りの為に買ったのがこちら。
こちらのスプーン、シリコン製で先がとがっていて舌:触りも優しくて上げ易くて気に入っています。BEBE9というベビー専門店で買ったのですが、一応離乳食に関する商品はあるのですが如何せん数が少ない。離乳食の本、たった2冊しかおいてないですからねー。それ程作る人が少ないのか、それとも商売根性がないのか。どっちでしょうか???ただ本を読んでて面白いのは(立ち読みですが…)素材の組み合わせ。羊やら仔牛など日本では馴染みのない素材も早いうちから登場。離乳食から「食育」って始まっているんですね。






 

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