こちらはペリエ・ジュエのペイネが描いたメニューカード。色んな種類があります。ペイネはペリエ・ジュエのみならず、クルージングの際のメニューカードなども制作していました。
こちらはレアな1957年4月26日の大型客船でのディナーのメニューですが、表紙には「あまり無駄な荷物を持たせず、旦那を気分良くさせてあげなさい」って書かれていますが、男性の表情がいいですね(苦笑)…昔から女性は買い物が好き、それに付き合う男性はうんざりだったのかな?
顔なじみのブロカンターで、古い雑誌の広告のページを切り抜き、台紙につけポスターのようにして販売している人がいます。分野は化粧品、車、食品、ワイン、モード他色々ありますが、古い雑誌を探してきては、綺麗にリメイクしているのでしょう。これも一つの「リサイクル」かな?
私の周りのフランス人で、古い雑誌や新聞を捨てられないという人が結構います。なんともフランス人らしいなぁと思うのですが、彼もブロカントに行っては、古紙回収にだしてもよさそうな雑誌をわざわざ買ってきたりします(呆)。「ほら、これなんて1970年代のキャノンのカメラだよ!かっこよくない?」「結構興味深い記事もあって、僕はこんなものみつけたら素通りなんてできないよ!!!」とか言っちゃってますが、「頼むから素通りしてよ…でないと我が家はごみだらけになるよ」と…苦笑。だから「Vide grenier 」…屋根裏部屋を空っぽにするという意味なのですが、フランス人は蚤の市に通うだけではなくたまには自ら出店して「不要なモノ」を処分するのでしょうね。
以前読んだ記事に「ペイネの作品の根底には、平和を祈る気持ちがあった」と書かれていましたが、彼の作品を見ると優しい気持ちになるのはそのせいかな?
こちらはペイネが書いた「Clos Vougeot 」。ワイン好きの方ならご存知かと思いますが、畑は中世、シトー派の修道院によって創設されました。シャトーは、ブルゴーニュの僧院の典型で、今ではブルゴーニュの観光名所のひとつ「歴史的建造物」ですが、黄金色に輝く葡萄畑に囲まれた「Clos Vougeot」は、いつみても美しいなぁと思います。こちらにシュヴァリエ・デュ・タストヴァンChevaliers du Tastevin(利酒騎士団)の本部も置かれています。
☆利酒騎士団…1934年に創設されたこの協会は、ブルゴーニュワインの品質管理・広報活動を目的に活動、騎士団は初めワイン関係者、ソムリエ、料理人などが中心であったが、今では世界中に団員が広がり会員は1万人以上にもおよぶ。
0 件のコメント:
コメントを投稿