2012年4月4日水曜日

ブロカントの季節になりました

毎日青空の気持ちのいい天気が続いています。
そして今年もブロカントの季節になりました。先週ドライブがてら近くの町までブロカントに行ってきました。久しぶりなので心が浮き立ちましたが着いてみると、あれ???Brochonという町(FIXINの隣ですね)で開催されていると書いてあったのですが、何件かの家の庭が開放されていて、それぞれがお庭でワインを飲みながら不要になった物を並べているだけ・・・。「ボンジュール、お昼時にお邪魔しまーす」と言った感じで(苦笑)、流石に写真を撮るのは躊躇いましたが、やっている本人達は結構楽しそう。ひとつSaint Vincent Touranteのグラスをゲットして帰ってきました。密かにコレクションしているんですよね(笑)。でもこれ案外使えるんですよ。我が家は時々20名以上のゲストを招いたフェット(パーティ)をするのですが、パーティといっても気取ったものではなく、アペロ形式、簡単なつまめる物を用意した立食形式のものですが、その際に紙コップでワインは流石に味気ない・・・そこで活躍するのが、このワイン祭りやデギュスタションに行った際に貰ったグラス。初めの頃はリーデルなどのグラスも使っていたのですが、「パリンッ」と綺麗な音色を奏でながら割れる度に「あぁぁ・・・」っと(涙)。それもゲストの方が割るならともかく、なんで家主の彼が割るのか(怒)。「あれっ、これいいグラスだった?」と暢気に言われる度に腹の底からムカムカ。今ではその心配もなく思う存分割って頂戴といった感じなのですが、これだと意外に割れないものなんですよね(苦笑)。

Saint Vincent Tourante
 1930年代から毎年"ぶどうの収穫とワインの恵み"をふどうの守護聖人である「サン・ヴァンサン」に感謝するお祭りが開催されています。ブルゴーニュでは1930年代から1月22日(聖ヴァンサンの日)に各村々の持ち回りで祭りが行われるようになりました。聖ヴァンサンの像が各村を巡ることから、「サン・ヴァンサン・トゥールナント」と名付けられました。グラスを見つける度に、この年はどこの村だったんだぁ・・・と知ることができ、ちょっと嬉しかったりします。今では20個以上集まりました。

ディジョンの町のワインショップでもディスプレイに使っているところが多いのは、
やはり市民にとっても親しみある伝統あるイヴェントだからでしょうね。

帰る途中で。長閑な風景に出合えるのもブロカントの楽しみ。


0 件のコメント:

コメントを投稿