2014年6月30日月曜日

MOET&CHANDONのCarte des Vins

 こちらはMOET&CHANDONのCarte des Vins。1930年代。こちらは背の部分が皮でできていて、古いものなのですが状態がよく綺麗です。以前古いCarte des Vinsを意識的に探した時期がありましたが、フランス全土で探してもなかなか見つからないんですよね。あってBYRRHのものくらい。現在の薄い紙でできたものやプラスチック製のものより風格がありますよね。

裏はこの通り。

中を開けるとこのようなpubの紙が沢山入っていました。古い紙特有の質感が好きなんですよね。こちらは持ち主の方が少しずつ集めたのでしょうか?その気持ちよくわかりますが、集めている過程が楽しいんですよね。他人から見たらガラクタ、自分に取っては宝物。そんな領域があってもいいと思います。







2014年6月23日月曜日

Parc de la colombière公園で散歩

Parc de la colombièreの傍に住む友人を訪ねに行ったついでに公園内を散歩。こちらの公園は17世紀に作られ、ディジョンの町から一番近い大きな公園です。ディジョンは公立、私立を合わせて700ヘクタールの公園や庭園があります。この公園には6000本近い木が植えられているそうですが、木陰に入るとひんやり気持ちよく、暑い日は涼むのにいいですね(苦笑)。それにしても毎日暑いな〜。

ジョギングをする人、散歩を楽しむ人、ベンチで読書をする人等‥。
ディジョン市民に愛されている公園です。

奥には動物がいたり、子供が遊べるスペースもあるのですが、
息子は栗拾いに夢中で一向に前に進まず‥。
この公園のマロニエは有名です。

持っていた栗を落としちゃったね。
それにしても後ろにはエアロビをしてる人も(笑)。




2014年6月20日金曜日

Jacadiのサンダル

 そういえば、色んなブティックからvente privée(プレソルド)のご案内を頂いてたけれど、毎日の暑さですっかり忘れていた(笑)。でも忘れている場合ではない、子供の靴だけは買っておかないと。定価で60ユーロは当たり前の世界なので(1ユーロ140円計算で8400円!先日自分に買ったレペットのバレリーの方が安いではないか!)この機会を見逃す訳にはいかない。久し振りにギャラリーラファイエット(デパート)に駆け込んだけれど、この静けさは一体何???プレソルドでも売り場に人がいない(驚)。ディジョン子は財布の紐が固いというけれど、私もそろそろ学ばないといけない‥…。



 今回はこんなサンダルを。毎日暑くて、保育園に来る子供達もみんな素足にサンダルにも関わらず、息子だけいまだに靴下にスニーカー(苦笑)。流石に可愛そうなことをした。買って帰るなり、彼に「ドイツ人の観光客が履いてそうなサンダルだね!」と言われて一瞬ムカッとしたが、確かにいるいる、夏になるとこういうサンダルに短パンのおじさんが(笑)。










2014年6月13日金曜日

MOET&CHANDONの籠

 こちらは以前オークションで落としたもの。この中に今まで時間をかけてブロカントやオークションなどで集めたワインオブジェが眠っています。他人から見たらガラクタ、自分にとっては宝物(笑)。こちらの籠は1950年代のものと言われていますが、その証拠に当時のカタログやパンフレットで使われていたのをよく見かけます。

こんな感じにね。

中を開けるとまた木のプレートがついています。その当時のものでしょうか?落書き?もありますが、それも味わいです。こちらもPUBの一種ですが、大きいので元々数を多く作っていないうえに、大手シャンパンメーカーのもので綺麗で状態がいいものはなかなか残っていません。オークションで見つけて落とした時は心の中で「ガッツポーズ」でしたね(笑)。







2014年6月10日火曜日

田舎でのんびり休日ライフ②


翌日は6時起きで男性陣はまたもや釣り。今度はボートを出して行くとかで朝から張り切って出かけました。この情熱を仕事に向けたら少しはこの国も変わるだろうに‥…そう思ってしまうのは私だけでないはずです(笑)。その間男性陣が帰って来るまで、息子とお庭を散策。本当に半端なく広いんだ。
お庭には至る所に季節のお花が。

またもやお食事できるスペースがあるよ。

奥にはバレーボールができるコーナーも。
卓球台もあったし、家庭菜園もあったし、どこまで続くの?って感じ。
案内してくれた友人が「奥は林になっていて軽くハイキングができるのよ」と。
えっ、林持ってるの???」スケールが違い過ぎてビックリ。
知り合いには釣好きが高じて池を買った人もいますからね。土地があるから出来る事です。
(勿論それだけじゃないけれど。)

途中さくらんぼも見つけました。

勿論プールも。ここは楽園ですね。
話を聞くとご両親が30年かけて少しずつ改築してきたり、お庭も手入れしてきたそう。
「あの大きなサパンは私が産まれた時に父が移植したものなの」と友人が話してくれましたが、
お家だけでなく、庭の至る所に家族の歴史が刻まれている。家族の愛情と思い出がつまった素敵なお家です。
今はご定年したお母様が4月から夏の終わりまでここで過ごしているとか。それ以外の季節は市内のアパートで過ごすそう。優雅ですね。「定年後」のあり方も日本とフランスでは違いますね。

至る所が絵になる風景です。

途中、最近お庭で発見した亀に「ボンジュール」を言いに(笑)。
見えるかな?

お昼も男性が料理してくれます。片面何分ずつ焼くか、真剣に話し合っていて笑えます。

出来上がりはこの通り。納得のいく結果だとか。よかったね(笑)。


息子を木にぶら下がったブランコにのせて遊ばせている彼。

あれ、ちょっと見ない間に自分が乗って楽しんでるよ!!!
子供は子供で違う遊びに夢中だし。
ま、自由な時間を与えてそこから自分の好きな事を見つけてくれたら嬉しいけれどね。
今回はひとつも玩具を持ってきませんでしたが、飽きることなく満喫した様子。

フランスはこれからの季節、食べ物もおいしく、太陽の恵みを感じ、一年で一番素晴らしい季節だと毎年実感します。時間に追われてせかせかすることもなく、のんびりと休日を過ごすことで、気分をリフレッシュして
また次の週頑張れたりします。自然の中で過ごすことの大切さをフランスに来て学んだ気がします。






田舎でのんびり休日ライフ

週末ディジョンから車で30分。友人のご両親の田舎のお家にお邪魔してきました。夏が近づくとお庭のある素敵なお家に住んでいる友人が、フェット(パーティ)やお泊まりに呼んでくれます。ディジョンの町中に住む私達にとって本当に有難いことです。こちらは、噂には聞いていましたが、予想以上にとても大きなお家で19世紀に建てられたものだとか。お庭の中を迷子になりそうでした。
まずは夕方着いてお庭を散歩してからディナーの準備。

お父さんは料理に使うハーブを探しています。その傍で息子も真似っこ?
それにしても手入れの行き届いたセンスのいいお庭。まるでホテルみたい。

所々に置いてある古いオブジェが面白い。

こういうヴィンテージが自然に溶け込んでいるところが素敵。

いつも書いてますが、こういう時フランスでは男性が料理を作ってくれるんですよ(ラッキー♡)。
奥でも何か作っている人がいますが‥…笑。

キッチンの隅にこんな可愛らしい子供用の台所が。
これも友人が子供の頃遊んでいたものなんですって。

この時期テラスでの食事はとても気持ちがいい。
今晩の料理はサルティンボッカとリゾットでした。

この日男性がそそくさと食事を切り上げたのは、食後釣りに行きたかったから!
21時過ぎてもまだ明るいです。フランスに来て思うのは、大の大人たちがが真剣に遊ぶこと!!!
息子はお父さんの邪魔にならないように大人しくじっと見守ります。
これじゃ、大人と子供が逆ですね(苦笑)。
子供そっちのけで楽しんでますからね(嗚呼‥‥)。
これが趣味に講じるお父さんの休日ライフ。

この日お友達に釣を教えてもらいました。

息子も生き生きしています。お父さん達の背中を見て子供は育つんでしょうね。
でも勉強もしてね、って内心思っていますが(苦笑)。

こちらはエントランス。葡萄柄のシックなタイルです。ひとつひとつが可愛くて溜め息ものです…。
そして古くから大切に使われてきただろう家具たち。正直子供が何か壊さないかヒヤヒヤでした(苦笑)。

この日はこんな素敵なバルダカン(天蓋)付きベットで寝かせて頂きました。
こんな優雅な時間、人生で滅多にないな(笑)。

ではではおやすみなさい。











2014年6月3日火曜日

フランス 添い寝はタブー?

 フランスでは、親とべべが別室で寝ることが当たり前とされています。我が家も生後すぐに息子を横の部屋で寝かせました。親子が川の字で寝る日本では考えられないことですよね。不安がなかったか、と言えば嘘になりますが、夜泣きするごとに起きなくてはならないので、添い寝とまでいかなくても、ベビーベットを私達のベットの横付けにしてくれたら、と思ったことはあります。フランス人女性もそうじゃないかな?と思うのですが、母乳による育児が一般的ではないので、そこまで傍に置いておく必要がないのかもしれません(そうそう、フランスでは夜中のミルクは旦那さんと交代でやるのが当たり前なんですよ、日本の男性が聞いたらビックリだと思いますが、フランス人男性が優しいのか、それともフランス人女性が強いのか?‥…笑)。それと男女共働きのフランスでは、産後3か月で復職する女性が大半。親がいなくても、ひとりで寝られる習慣を早めにつけさせる、という心理も働くのかもしれません。でもそもそもなぜそんなに添い寝を嫌がるの?と思うのですが、周りの日仏カップルに聞いても夫がとても嫌がる!と言います。色んな理由があるようですが、まず口を揃えて言うのが、「子供の自立を妨げる」。でも添い寝して育った日本人の子供だって自立してますよね。次に言われるのが「一緒に寝ると押しつぶして窒息させる可能性があって危ない」。産後の女性は赤ちゃんの様子に敏感になるのでそんな心配はなさそうですが。男性はとても心配するみたいです。でも一番の理由は「夫婦の生活が侵害される」これだと思います。とてもフランス的だな、と思うのですが、フランスは何をするにもカップル単位。子供は二の次のところがあって、夫婦の関係をとても大切にします。子供が産まれたら、子供中心の生活に様変わりする日本とはちょっと違います(とはいえ、フランスもなんだかんだ子供中心になりますが)。でも結局男性側が嫌がるんじゃないかと思うのですが‥…。ママで子供と添い寝するのを頑に拒否するとう人は未だ聞いたことがないので。ただギャルドリー(一時保育)などで、家で添い寝をしている、などと話すと「えっ」と驚かれますけれどね。やはりタブーなのでしょうか?
 これまで息子もフランス式に別室で一人で寝ることを習慣にしてきましたが、最近なぜか一緒に寝たがり、自分の寝室は私達夫婦の寝室と理解?しているようで、眠くなるとお気に入りのぬいぐるみと一緒に、「Faire dodo〜(ねんねする)」と言いながら私達のベットに勝手にもぐりこんでしまいます(笑)。初めは「君のベットじゃないよ、そこはパパとママのベットだよ!!!」と注意してた彼も毎晩のことでついに諦めたようです。といっても寝てから子供部屋に連れ戻してますけれどね。
私は日本式「川の字で寝る」というのに憧れていたので、ちょっと嬉しかったりもしますが‥…。
意外と親の子離れを妨げるが正解かも(笑)。












 

2014年6月2日月曜日

AU BON MARCHEの灰皿

日曜日に近所のアンティーク街で行われているブロカントに行ってきました。友人も出展していて、どちらかというとお喋りをしに行った感じ。何を買う訳でもないのですが、日曜日の暇潰しですね、これも生活の一部です。
友人にお馬にのせてもらったのですが、喜ぶどころか「j'ai peur...」僕、怖いと言って怖がる息子(笑)

さてこちらの灰皿は、以前彼が見つけてきてくれたAU BON MARCHEの灰皿。1960年代。ふちが平らなものより古いと言われています。裏にPomone atelier d'artと記載されていますが、Longwy フランスのロレーヌ地域で作られたエナメル陶器です。

横から見たところも、何気に可愛い。





2014年6月1日日曜日

Gigot d'agneau羊の腿肉でバーベキュー

息子に小さなお花をプレゼントしてもらいました。
フランスでは5月は新緑の季節と言われていますが、そよ風も気持ちよく、暑過ぎず最高の季節。この時期は週末になると必ず家族や友人と集まってバーベキューをします。今日も天気が良いので田舎の家に行って1日のんびり過ごしてきました。


この時期は芍薬が美しく咲いています。マルシェなど花屋さんで売っているものより、自然の中で育った花の方が香りが豊か。こんな香りの香水があったら欲しいくらい。
ここに来ると彼はひたすら石ころを探し小川に投げています。

お昼寝さえもボイコット。代わりに私が寝てます‥笑。ワインを飲んだ後のお日様の下での昼寝ほど、最高のものはありません。小川のせせらぎ、鳥のさえずり、心地よいそよ風。深ーく寝れます。
この日最初に開けたワインはこちら。義母とパートナーが出逢った年のワインだとか。
パートナーが「かれこれ22年も君に我慢をしてきたということか‥…」と冗談を言うと、すかさず義母が「あら、それは私もよ!」と言い返し「でもそんな大切なワインをこんな時に開けちゃ駄目じゃない?」と言うと「大丈夫だよ、まだあるからma chèrie♡」ですって。22年経ってこんな愛情溢れる会話ができるなんて素敵。ワインも夫婦も寝かしてなんぼかしら???

前菜はタブレ。暑くなると食べたくなります。作る人によってアレンジが違うのですが、今日のタブレにはレーズンが入っていました。

今日はgigot d'agneau 子羊の腿肉を焼いて頂きました。こちらではよく復活祭の時に食べますね。合わせる付け合わせはflageolet という白インゲン豆を煮たものとポテトが定番かな?フランスの羊は臭みがなくて柔らかでしっとり、優しい味わいです。

午後は義兄にブランコ?してもらったり、
ハンモックみたいにブラブラしてもらったり、本人「ケラケラ」笑って滅茶苦茶楽しそうです。
ここには玩具はありませんが、自然の中で楽しみを見つけることが遊びです。

最近、駆け足でべべから男の子に成長していく息子に、義母と一緒に
「そんなに慌てて大きくならないで〜、もうちょっとべべでいて〜」と
話している、身勝手な大人です(笑)。