2014年6月3日火曜日

フランス 添い寝はタブー?

 フランスでは、親とべべが別室で寝ることが当たり前とされています。我が家も生後すぐに息子を横の部屋で寝かせました。親子が川の字で寝る日本では考えられないことですよね。不安がなかったか、と言えば嘘になりますが、夜泣きするごとに起きなくてはならないので、添い寝とまでいかなくても、ベビーベットを私達のベットの横付けにしてくれたら、と思ったことはあります。フランス人女性もそうじゃないかな?と思うのですが、母乳による育児が一般的ではないので、そこまで傍に置いておく必要がないのかもしれません(そうそう、フランスでは夜中のミルクは旦那さんと交代でやるのが当たり前なんですよ、日本の男性が聞いたらビックリだと思いますが、フランス人男性が優しいのか、それともフランス人女性が強いのか?‥…笑)。それと男女共働きのフランスでは、産後3か月で復職する女性が大半。親がいなくても、ひとりで寝られる習慣を早めにつけさせる、という心理も働くのかもしれません。でもそもそもなぜそんなに添い寝を嫌がるの?と思うのですが、周りの日仏カップルに聞いても夫がとても嫌がる!と言います。色んな理由があるようですが、まず口を揃えて言うのが、「子供の自立を妨げる」。でも添い寝して育った日本人の子供だって自立してますよね。次に言われるのが「一緒に寝ると押しつぶして窒息させる可能性があって危ない」。産後の女性は赤ちゃんの様子に敏感になるのでそんな心配はなさそうですが。男性はとても心配するみたいです。でも一番の理由は「夫婦の生活が侵害される」これだと思います。とてもフランス的だな、と思うのですが、フランスは何をするにもカップル単位。子供は二の次のところがあって、夫婦の関係をとても大切にします。子供が産まれたら、子供中心の生活に様変わりする日本とはちょっと違います(とはいえ、フランスもなんだかんだ子供中心になりますが)。でも結局男性側が嫌がるんじゃないかと思うのですが‥…。ママで子供と添い寝するのを頑に拒否するとう人は未だ聞いたことがないので。ただギャルドリー(一時保育)などで、家で添い寝をしている、などと話すと「えっ」と驚かれますけれどね。やはりタブーなのでしょうか?
 これまで息子もフランス式に別室で一人で寝ることを習慣にしてきましたが、最近なぜか一緒に寝たがり、自分の寝室は私達夫婦の寝室と理解?しているようで、眠くなるとお気に入りのぬいぐるみと一緒に、「Faire dodo〜(ねんねする)」と言いながら私達のベットに勝手にもぐりこんでしまいます(笑)。初めは「君のベットじゃないよ、そこはパパとママのベットだよ!!!」と注意してた彼も毎晩のことでついに諦めたようです。といっても寝てから子供部屋に連れ戻してますけれどね。
私は日本式「川の字で寝る」というのに憧れていたので、ちょっと嬉しかったりもしますが‥…。
意外と親の子離れを妨げるが正解かも(笑)。












 

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