2015年12月31日木曜日

ノエル

 年末という感じが全くしないフランスですが、元旦だけ休みで2日から普段通り。毎年そうですが、ノエルが終わると気が抜けてしまいます…。今年もノエルの会食は23日から始まりました。我が家は毎年親戚の集りも含めると3回会食があります。今年の親戚の集まりはシェイィ・レ・マランジュで。毎年伯母が色々調べて、キッチン付きで大勢が泊まれるジットを手配してくれるのですが、いつもよくみつけるなーと関心してしまうくらい、素敵なところばかりなので、何気に楽しみにしています(笑)。
今年は去年よりも慣れた手つきで。普段、粘土遊びで鍛えていますからね(笑)。
サンタさんへのお菓子作りも忘れてはならない大切な準備。

今年のジットは、昔ドメーヌだった場所を改装したらしく、
サロンの真ん中に大きなpressoir (圧搾機)が置いてありました!これもインテリアなんですね(驚)。
手前に置いてある古いヴァンダンジュの籠もひとつくらい失敬したいくらいです(笑)。

息子にはサンタさんが沢山いて、3カ所に立ち寄ってくださいます。
今年はプレイモービルを沢山頂きました。フランスでは人気の定番の玩具です。
毎年ノエルの度に玩具を沢山頂き(本当にこんなにあげていいものなのか不思議ですが…)
それもどれもかなり大きいので、収納はどうしたらいいものか、
カオス状態の子供部屋を見て溜め息をついています…苦笑。

マミー(祖母)も含め10人以上が集るみんなでの食事は、いつも義父が作ってくれます。

ジビエのパテに…

兎の煮込み。どれも美味しいのですが、ここで食べ過ぎると25日まで持たないのでセーブします。
これは過去の数々の失態で学んだことです(苦笑)

キッチンから甘いいい香りがします。アップルパイが焼けたのかな?子供は興味津々でウロウロ…。
それにしても男性が積極的に動いてくれるのは嬉しい限り。こういう場面を普通に子供の頃から見ているから
自然とキッチンで手伝うようになるのかもしれませんね。

食事の後は少し運動もかねてお散歩。
これまでマランジュ村をゆっくり歩いたことはなかったのですが、自然と溶けあう古い素朴な建物が美しく、
絵本の中にでてきそうな牧歌的な風景だな、と思いながら歩きました。

途中、馬にも遭遇。でも怖いみたい、逃げちゃった(笑)。

ブドウ畑も冬支度ですね。

昔の共同洗濯場もありました。
大勢の人がお喋りしながら洗濯してたんでしょうかね?昔の人の声が聞こえてきそうです。

のんびりとガイドブックに載ってなさそうな小さな村を散策するのが好きです。

今年は悲しいニュースも沢山ありましたが、家族がこうして一年の終わりに元気に集まれたことに
感謝しながら、また来年2016年が心穏やかに過ごせますように…。
今年一年お世話になった方々、読んで下さった方々にお礼申し上げます。有難うございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
























2015年12月23日水曜日

ノエルのヴァカンス

 12月18日からノエルのヴァカンスに入りました。秋休みが終わったかと思ったらすぐノエルのヴァカンス。フランスはお休みばかりだな、とつくづく思います。学校が終わった18日の夜はママ友、パパ友集って、子供を連れて、市庁舎で行われるノエルのイルミネーションショーを見に行きました。実はフランスに来て長いのですが、きちんと見るのは初めて!今年は、ディジョンの市街地とブルゴーニュのclimatsがユネスコの世界遺産に登録されたこともあり、多少PR部分もありましたが、なかなか文化的で大人も楽しめる内容で面白かったのではないかと思うのですが、周りは「去年の方が綺麗だった」などブーブー文句を言ってました…苦笑。この時期は,町中がノエルのイルミネーションで華やぎ、ショーウィンドーを見るだけでも楽しくなります。毎年ノエル前に日本の家族にプレゼントを送るのですが、それも無事届き(今回は最短の5日間で届きました!2週間も3週間も届かない時もあるのに、なぜにノエル前の繁忙時期に5日で届くのか不思議ですが…流石、超適当王国フランス!)ノエルのプレゼントも買い終え、ほっとしています。いよいよもうすぐですね、ノエル!
アンティーク街にある手芸屋さん。ボンボンで作ったサパンが可愛い。

「今晩アペロなのにワインがない!」という時に駆け込む近所のワイン屋さん。
シンプルなサパンが素敵です。

新宿伊勢丹にも入っているFabrice Gillotteのチョコレート屋さん。
ノエルとバレンタイン、パック(イースター)の時期のショーウィンドーを見るのを楽しみにしています。

こちらがイルミネーションショー。
子供達はやはりサンタさんが出てくるところで興奮マックス!
子供にとっては夢いっぱいですよね。

子供達は元気、元気!駆け回っています。
別れ際に友人達と「ヴァカンス中絶対連絡取り合おうね!!!」と約束しました。
流石にこうもヴァカンスが多いと、毎日どうやって子供と過ごすか考えてしまいますが、
パパ達だけで連絡を取り合って子供達を連れ出してもくれるので、
こういうところはフランスはいいな、って思います。子煩悩のパパが多いです。







2015年12月13日日曜日

師走

 やっとサパン(クリスマスツリー)を用意しました!毎年早め、早めに動こうとは思うのですが、12月に入った途端用事が増え、いつもぎりぎりに用意するという…苦笑。今年のサパンは、去年の反省をいかし、というのは去年はEPICEA(エピセア)という、葉が尖っているタイプを購入したのですが、香りはいいのですが、乾燥してくるとパラパラどころか、毎日バサバサ落ちてきて掃除が大変だったので(笑)、今年はNORDMANNSというお値段的にはEPICEAよりちょっと高いのですが、葉にボリュームもあり丈夫で長持ちするタイプを購入しました。
 オーナメントは、今年はパリに行ったついでに、Au bon marché で購入。流石パリのデパートは違うな、と心惹かれるものが多く、以前から機会があったらこちらで求めたいと憧れていたのですが(大袈裟?)、といってもこちらで全部用意すると金額的に大変なことになってしまうので(笑)、monoprix(スーパー)などで購入したものと混ぜて飾っています。以前ディジョンに30年以上住む日本人マダムに、サパンの準備ができたのでお茶を…と招待して頂いた際に、「サパンは家族の歴史なんです」と言われたことを、今でも覚えています。毎年オーナメントを買い足しながら、時間をかけて完成させたサパン。そこには家族との思い出も刻まれているのでしょう。我が家のサパンもいつ完成するでしょうか?子供と一緒にオーナメントを飾る時間も楽しいものですが、気がついたら、いつのまにかチョコレートメーカーのおまけや、jalでもらった飛行機のキーホルダーもぶら下がっていました…笑。
                  市庁舎前のリベラシオン広場
 ディジョンの町の至る所がノエルのイルミネーションで華やぎ、町を歩いているだけワクワクしてきます。来週末からクリスマスヴァカンスも始まります。日本と同じですね、何かと集る機会やイベントが多くなりますが、楽しい時でもあります!クリスマスへのカウントダウンも始まりました。こちらの食事はとーても長いので、体力に気をつけながら乗り切りたいと思っています。










2015年12月2日水曜日

キノコ狩り

キノコ狩りの季節になりました(もうとっくになっているという噂もありますが…)。日曜日の午後に、お菓子を持って森にでかけ、散歩がてらキノコを探す、そしてその晩は、カボチャのスープや採ってきたキノコでオムレツを作ってもらい、夜は家族でのんびり過ごす…これがこの季節の我が家の休日の過ごし方になりつつあります。毎年代わり映えのないことを書いてる気がしますが、折角フランスの地方に住んでいるので、やはり自然の中で伸び伸び遊ばせるのが一番かな、と思っています(たまに都会が恋しくなるのも本音ですが…)。
この日は小雨が降っていましたが、途中晴れ間が。
ディジョンの冬は雲ってばかりなので、太陽が見えるだけで得した気分になります(笑)。

「あっ、シャンピニオンあった!」見つける度に凄く嬉しそう。

国立公園には、子供の遊ぶ場所もちょっとだけあって、こんな子供騙しなものでも、
本人楽しいらしく、何回やったかな?見てるだけの大人は寒くてブルブル。

最初はキノコ探しも楽しいのですが、寒いと終いには手の感覚がなくなり(この日の気温は4度!)
「早く帰ろうよー」と弱音を吐く私に対して、ギャルソン達はしつこい…苦笑。
ここで性格が出るみたいですね。

翌週は、いつも同じ場所ではつまらない!ということで、新たな場所を開拓に。遠くに牛がいるのがわかりますか?こういう牧歌的な風景をみるとブルゴーニュだな、と思うのですが、彼が「流石にここにはテロリストはいないだろう…」とそんな話をした途端、「バーンッ、バーンッ」という銃声が!今まさに狩猟の季節で、ハンターが獲物を求めて野山に繰り出しているんです。毎年人身事故のニュースも聞くので、すぐに退散しましたが、彼は「動物たちを穏やかに放っておいてあげなよ…」とぶつぶつ文句を言っていましたが、以前に比べると狩猟人口も減ってきているとは聞きますが、未だに人気なんですね。それにしても銃声を聞くと、やはり怖いですね…