2015年9月28日月曜日

ピノキオのヴィンテージ玩具

芝生には落ち葉が一杯、随分秋らしくなってきました。
先週末は、ディジョン市内で大きなブロカントがありました。子供がいると集中してみれないどころか、
玩具を見ては「あれ欲しい、これ欲しい!」が始まるので、今回はひとりで行きました。子供って関心する
くらい目ざとく好きなモノを見つけますよね。意外と慎重に注意深く見ているのかもしれません…笑。

今年最後の大きなブロカントは晴天に恵まれました。
参加者の大半はプロではなく一般人が、要らなくなった洋服や玩具、生活雑貨を売っているのですが、
すれ違う人達がどんなものを買っているのか見るのも結構好きです。
「あれ、何に使うんだろう?」と不思議に思ったり、
「あっ、いいモノ見つけたなぁ、あの人」と羨ましく思ったり。

今回の収穫は、
こちらのピノキオ。時代は1930年代頃と言われましたが定かではありませんが、ピノキオの原作「ピノッキオの冒険」が出版されたのは1883年と実はとても古く、ディズニーによるアニメーション映画が出来たのが1940年。子供の頃読み聞かせてもらったピノキオ。「嘘をつくと鼻が伸びる」というところは覚えているのですが、すっかり内容を忘れてしまいましたが、100年以上語り継がれている名作なんですよね。最近のピノキオの人形は、赤、緑といった原色使いですが、こちらは落ち着いた優しい色合いで、木の温かみといい、味わいがあって、自分的にはかなりツボ(笑)。どんな子供達の元で過ごしてきたのでしょう?早速我が家の子供部屋に飾っています。

これは前から欲しかったエッグスライサー、フランス語でcoupe oeufsと言います。現在はプラスチック製が主流ですが、こちらはメタルでできていて、オリジナルの箱付き。買う時にムッシューに「ゆで卵を持って来るべきだったな、切れ味は保証するよ!」と冗談を言われましたが、さぁ、どうかな?近々試してみようと思っています。
最後はディゴワン・サルクミンヌ製の小さなピッチャー(pichet pot à lait cremier)。写真では分かりにくいですが、真っ赤ではなく、オレンジ色がかった赤でレトロな感じ。欠けもなく状態は良好。このシリーズは他にコーヒーカップやお皿も作っていたそうです。自分的にはかなり珍しい選択ですが、おままごとの雰囲気があるどこか懐かしい感じに惹かれて


ディゴワン・サルクミンヌ製については以前下記のブログでも書いていますのでよかったらどうぞ。

















2015年9月24日木曜日

林檎の収穫

 毎年恒例、林檎の収穫に田舎の家に行きました。これをすると、バーベキューの季節は終わり、秋支度に入るんだな、と感じます。朝晩冷えてきて、知りあいの「セントラルヒーティング」のアパートでは既に暖房が入っているそうです(まだ9月だというのに…笑)。セントラルヒーテイングの良さは、個人が暖房をつけたり消したりするのではなく、建物全体が常に一定温度に暖められている状態で、日本のように廊下にでるとヒンヤリ、外出先から帰ってきてから部屋が暖まるまでしばらく待たなくてはいけない、などといったことがなくて便利ではあるのですが、このようにお年寄りが多いアパートだと話し合いで勝手に早くから入れられてしまうので、暖かい日は大変。それでも容赦なく暖房は入っているので、Tシャツで過ごしたり、窓を開けたり。全然エコではないという…苦笑。
 フランスは残暑がなくて、夏からいきなり秋、というより冬になってしまう感じで、ちょっと淋しかったりしますが、これから食べ物が美味しい季節でもあるので、それは楽しみでもあります。


ここに来るのも今年は最後かな?と思いながら…。

最近はなんでも自分でやりたがります。
去年から手伝ってもらっていますが、随分手つきも慣れてきました(笑)。

高いところはジャンプをしてみますがなかなか難しい…。

終いには大人が使っていた棒をみつけたようです。
嫌な予感がします…。

やはり、ビシバシ振り回し始めました!おお、怖。
いろいろやらせてあげたいけれど、線引きがむずかしいですよね。

今年の収穫はこの通り。無農薬のビオの林檎。形は不揃いですが、香りがよく酸味が強く
お菓子に向いていて、コンポートにしてアイスと食べたり
沢山煮てすぐにタルトが出来るように冷凍しておきます。
我が家の常備食です。














2015年9月10日木曜日

新学期が始まりました

フランスは日本と異なり9月から新学期。新しい学年が始まります。息子も9月1日から幼稚園に通うことになりましたが、前日まで何を持っていけばいいのか、何時から始まるのかも分からず(流石適当大王国フランス!)。同じ学校に通うママ友達とも「前日に学校に電話するしかないわね」と話していましたが、前日になって、「今年は人数が多いので入園日を2日に分けることにした!」との通知を門に貼ったとか…。オイオイ、前日じゃ、流石に遅いだろう(呆)。9月1日から学校に行くと思い込んでいた父兄は「いやあなたの息子さんは2日からでお願いします」と前日に言われたら、仕事しているパパやママは、子供を誰に預けたらいいの?と心配してしまうけれど、そういう配慮が全くないのがフランス。もう笑うしかありません。子供たちのフルネームを書いたリストを門に貼ってしまうのも、個人情報の問題とかいいのかしら?と疑問に思ってしまうけれど、未だにいつまでも貼っているのを見ると、誰も文句を言わないんでしょう…苦笑。「なんでいつもこんなに段取りが悪いんだろうね?」と嫌みのひとつも言いたくなりますが、それでもなんとかなってしまうから改善されないのかもしれません。特に入園式がある訳ではありませんが、初日はどこもパパとママで子供を送りにきて、写真を撮ったり、陰から教室にいる子供の様子を心配そうに見たり…。自分の子でなくても、子供が「ママ〜行かないで!」と泣き叫ぶのを聞けば、切なくなったり。「僕はもうgrand garçon (お兄ちゃん)だからパパやママがいなくて泣かないよ」と公言していた息子。「ママも泣かないようにね」と言われてましたが、私は案外ケロッとしているタイプなので大丈夫なのですが、問題はうちの場合パパ…笑。やはり心配そうにいつまでも窓の外から息子を眺めていました。もう幼稚園か。時間が経つのは早いなぁ。ママ友とも「やれやれ、初日が終わったわね、でもこれが18歳まで続くのね。まだ始まったばかりね(溜め息)」と笑って話したのですが、ここフランスできちんと子育てができるのだろうか?不安がないわけではありません。ママとしてもやっとスタート地点に立ったような気がします。これから新しい冒険が始まります。


今ではフランス語でも日本語でも意思疎通ができるようになりました。
パパのことは「パパ」、ママのことは「おかさん」と呼びます。なぜか小さなが入ります(笑)。











2015年9月1日火曜日

お誕生日会に呼ばれて

ギャルドリー(一時託児所)の時のお友達の誕生日会に呼ばれました。これまで近所の幼なじみの誕生日に呼ばれたことはあっても、学校のクラスメートに呼ばれたのは初めて!何日も前から楽しみにしてた息子。「大好きなお友達ができてよかったね!」ってつくづく思います。親にとっても、気の合うママ友、パパ友が出来たことは心強く、また新学期を迎え幼稚園でも沢山のお友達ができることを願っています。
お友達は田舎に引越したばかり。新しいお家のお披露目もかねて。
フランスでは、古い家を買って、自分たち、またはプロの手も借りながら少しずつ時間をかけて、リフォームしながら暮らす人たちが増えていますが、友人達もそう。元々、日曜大工の好きなフランス人ですが、自分たちの手で,自分たちにとって居心地のいい場所を作るって、簡単なことではないと思いますが、安易に業者任せにリフォームした家とは異なり,ドアノブひとつとっても拘りを感じ、住まい手の個性やエッセンスが入ることにより、味わい深いものに蘇ります。そうやって大切に作った家なら愛着もひとしおでしょうね。丁寧に暮らすことの喜びも感じられるのではないでしょうか?みんなが「bravo!凄い!」「félicitation!おめでとう!」「trop mignon! 可愛いすぎ!」「fantastique! 素晴らしい!」などなど、絶賛していましたが、ここにはフランス人が憧れる田舎暮らし、スローライフがあります。

お庭からは、ディジョン郊外のキール湖Lac kirから出発するブルゴーニュ運河が見えます。

羨ましい限りのロケーション(溜め息…)

お誕生日のケーキが運ばれてきました。これもママの手作り。
キュートな飾り付け、全てが手作りで,ママの優しさを感じます。

プレゼントを早速開けてみんなで記念撮影。仲良し4人組。
べべの頃から知っている子供達の笑顔を見ていると「みんな大きくなったな〜」と
感慨深くおばちゃんは思ってしまいます(笑)。
どの子もみんな可愛い。そして実は親である私達の方がこの子供達の笑顔から
沢山の愛情をもらっているんだな、と感じます。

お誕生日会を主催する側は,子供達が飽きないように色々工夫します。
これは隠れているプレゼントを金魚すくいのように捕まえるのですが、
この棒も拾ってきた木の枝でできていて、この入っている容器は、
リフォームをした際に要らなくなったバスタブだそう。

「子供達は水着持参で来てください!」とメッセージがあったのですが、
「お庭にプールでもあるのかな?」くらいにしか思ってなかったのですが、

「川に入るってことだったのね!!!」
事前に情報収集しない彼は短パンで入ることに…苦笑。
これは小さなお魚を捕まえているところ。
あまりに暑い日だったので、私もビールを飲んだ後、
思わずジーパンではいってしまいました(もう何でもあり!)。

自然の中で子供達が「キャッキャッ」言いながら自由に楽しそうに走り回っているのを見ると(殆ど裸…笑)、芝生の上でアペロしている大人たちも嬉しくてニコニコ顔。「こんな風に子供をのびのび育てられたらどんなにいいだろうね〜と他のディジョン市内に住むママ,パパ達と話したのですが、自分たちも考えてしまいます…。

長いヴァカンスも終わり、新学期が始まります。夏の最後にまたひとついい思い出ができて、
新たな気持ちでスタートができそうです。お友達に感謝です。