2010年11月28日日曜日

ニュイサンジョルジュのアンティーク市 ①

ニュイサンジョルジュで行われたアンティーク市に行ってきました(といっても早いもので2週間前になりますが…)アンティーク市って、「これは一体何に使われていたのだろう?」と,想像もつかないものもあり、その謎解きが面白いものです。子供の頃、玩具箱を開いた時の気分に似ているかな?ワクワクします。

一際目を惹いたのがこのお店。キッチン道具専門のスタンドですが、
まるでお店が移動してきたかのよう。



大人になっても、女性はおままごとの思い出を忘れない…
                          ブルーで統一されたコーナー。


 実はこの木でできた3段の野菜かごが欲しかったのですが…昔八百屋さんは、これにじゃがいもやら人参やら入れて販売していました。今でも実際使われているのを見たことがあります。周りから、「こんなもの買ってどうするんだっ!」と強く止められなかったら、危うく買うところでしたが、ダメかな?

さて、これらのポスターは何に使われていたかお分かりになりますか?










 小学校の授業で使われていた教材です。様々な種類があって、フランス語を勉強し続けなければならない私にとっても、大変興味深い内容です(というか、ある意味専門用語で難しいぞっ)

私はこの教材シリーズが大好きで、見ていると不思議と癒されます。以前銀座「カーヴ フジキ」にワイン繋がりということで、こんなポスターを購入しました。ラングドック地方のワイン工場?ですが、こちらは裏が、パリの地図!(全く関係ない…苦笑)ワイン関係のものは、とても珍しく、いつも探すのですが、ホントないですね。

こちらのようなスタンプもあります。1950年代頃まで、先生が教材を作るために使っていたスタンプです。ひとつひとつ、スタンプを押しながら手間暇かけながら作っていたかと思うと、「いい時代だったわよね~」と周りのおばちゃん達が話していましたが、今でもフランスでは、手作りの教材というのが存在すると聞きました。同じ学年でも、担任の先生が違えば、使う教材も違うそうです。教科書も、日本のように学年が変われば一斉に新しいものが配られるのとは違い、お下がりをもらうそう。これも流石フランス…?


個人的にこちらの馬が耕作している図が好きです。
絶対、vigne(ワイン畑)よ!]とおばちゃん達は言っていましたが、長閑な風景です。

こちらは、子供の玩具ばかり売っていたアンティーク商ですが、以前彼から衣紋かけを買ったことがあります。こちらは20世紀初頭のべべ(赤ちゃん)のベット。一緒に行った知り合いが、「生まれてくる双子の孫にええなぁ!!!」と興奮して買いそうになっていましたが、勿論一人用です(実際の赤ちゃんはもっと大きいのよ…トホホ)



 一軒一軒丁寧に見ていたら、疲れてしまいました。ここで一休み。休憩室があって、近所のおばちゃん達が作ったタルトが売られていたり。それも1ユーロとか、安くて本当に美味しいのです!
私は結局のところ、昼間から堂々とワインを飲めるこの国が好きです。へへへ…


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