2018年6月23日土曜日

学校祭


 幼稚園では、学年末に毎年 fête(学校祭)があります。子供達のコーラスやらダンスなどが披露されるのですが、こちらはそのダンス? 毎年思うのですが、いまいちやる気があるんだか、ないんだかって感じの出来栄えで、正直「えっ、これでよしとしちゃうの?」と驚きます。でもママやパパのみならず、おじいちゃん、おばあちゃんも喜んでビデオ撮影をしているのを見ると、フランスではこんなものなのかもしれないけれど、日本だったらその為に凄い練習をして完璧にするんじゃないかなあ…と。これも国民性の違いでしょうか?

こういう学園祭では子供達が楽しめるように幾つかのスタンドが用意されているのですが、
どれも手作り感満載で、これらは全てパパやママのアイディアによるもの!
ママだけでなく、パパも積極的に参加し、学園祭を盛り上げているのには本当に感心します!
というか平日の17時に仕事が終わって参加できるのがいいですよね…。なんとも長閑。
日本もそうなればいいのに。

ママやパパ達が作ったケーキを1ユーロで販売し、学校に寄付します。
甘いお菓子だけでなく、キッシュやケークサレ、グジェール(チーズを混ぜたシューの皮?)なども
あります。私も販売のお手伝いをしましたが、人気があるのはガトーショコラ!やチョコチップクッキーなど。色んなお菓子があって勉強になりました😋

これは友人のママが描いた木の幹に、一人一人が手のひらにインクをつけて布に強く押し付けます。
その一つ一つの手型が、茂っている葉っぱのようになり、生き生きとした絵画が出来上がります!


可愛い絵画の出来上がり。先生たちの手型もあります。良い思い出ですね!


こういうイヴェントの時に、働いてて忙しいと思うのですが、ママやパパたちが積極的にボランティアとして参加するのにはいつも関心します。自分たちの子供のいる学校を自分たちで良くしよう!という強い意思が感じられるのです。そういう時のパワーというか結束力は素晴らしいですね。私にとってもこの3年間は、本当に学ぶことの多い幼稚園生活でした。9月からは小学校。また新たなステージに上がりますが、楽しみながら子育てができたら、と思っています。
一足お先に幼稚園を終わらせて頂き、日本で夏休みを過ごします!また楽しい思い出が沢山できますように。





2018年6月19日火曜日

学校の引率

 あっという間に幼稚園も終わりに近づき、もう直ぐ夏休みには入ろうとしています。どこの国もそうだと思いますが、学年末はイヴェントが多く、お母さんたちも大忙しです。
3年間あっという間で、特に年長のクラスでは引率にもよく参加してたので、お友達の名前もお顔も覚えられて、町で会っても子供達から「〇〇のマモン!」と声を掛けてもらえるようになりました😅 フランスは授業参観というのはないのですが、こういう引率に行って、自分の子供がクラスでどんな感じか知ることができます。手の空いているお母さんたちは積極的に参加して先生を助け、決して強制的な感じではなく、やらされている感がなくていい感じだなぁって思うんですよね。
 聞いてはいましたが、先生によって1年間のプログラムが違って、年長さんの先生は若くてアクテヴィブで頻繁に遠足などがありましたが、そうでない先生も…。クラスによって全く違うので、これは運というか。本当にフランスって面白いなぁというか、適当だなぁ…と思います(苦笑)。


これは遠足で牧場に行ったとき

マザー牧場のような観光地化された牧場ではなく、流石は農業国フランスの牧場なので?!
それはそれは汚いわ、臭いわ、ハエは凄いわ、そして暑く!容赦ない感じでしたが、
小さな子供の中にはあまりに臭くて吐いた子もいました…😨

結構近くでエサをあげたり、ちょっと見ていて怖いけれど、
子供にとっては動物と触れ合ういい機会ですよね。




2018年2月1日木曜日

キノコ狩り

 2018年が始まったと思ったら、既に1月も終わりに近づいていることに焦りを感じながら…。今年に入って雨続きのディジョンですが、パリではセーヌ河の増水など問題になっています。
 フランスの天候は変わりやすく、雨が降ってもしばらくすればやむことが多いのですが(だから傘をささない人が多いのかもしれませんが…)1日の中でも晴れたかと思ったら、急に雨が降ってきて、また晴れ間が見えたかと思って油断して傘を持たずに外出したら土砂降りみたいな「何なのよ、もう!」と怒りたくなるような日もあります(苦笑)。
 でもそのお陰?で、太陽の有難味をすごく感じるようになって、少しでも天気がいいと散歩したくなります。これはそのお散歩で見つけたキノコ。1月にキノコが採れるなんて思っていませんでしたが、Gris de sapinと呼ばれるキノコで、通常は11月くらいに見かけます。私たちはこれでオムレツやパスタを作ります。セップやジロール、ショントレイルなどがフランスでは珍重されていますが、私はこのさっぱりしたキノコが大好き。どういう味?と言われると困るのですが、ただキノコはフレッシュに限る!と自分たちで見つけるようになって思うようになりました。なんとも言えない歯ごたえというか、プリプリ感、これは病みつきになりますね。

         このカゴは夏に潮干狩り用に買ったもの。しっかり活用しています😅


また別の日に。この時期にこんなに青空が見えることは珍しいんですよね…。

外で思いっきり遊ばせてあげたいと思うのですが、冬は天気が悪く、家に篭りがちです。
なので太陽が出てると、このチャンスを逃さず発散させなきゃ!と思ってしまうんですよね。
でも今年は気温的にはそんなに寒くないですね。日本の方が寒いかも。

キノコ狩りは夫の趣味に付き合う形で始めましたが、季節ごとに採れるキノコも違って
なかなか奥が深いですね。毎回採れるものでもないので、みつけた時の喜びは宝さがしそのもの。
童心にかえって夢中になれます。この日も思いがけずキノコを見つけ、何の準備もなく
仕方なく子供のヘルメットに入れてしまいましたが😆、やはり見つけて素通りは出来ませんからね(笑)




2018年1月2日火曜日

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。2018年、新しい年が始まりました!
今年も、毎年同じことを言っていますが、心身ともに元気で、日常で感じる些細な幸せを大切に、笑顔の多い一年にしたいと思っています。

2017年を振り返ると(でも普通こういうことは年末にするんですよね…苦笑)、ノエルからカウントダウンパーティまで、大掃除をしながらのフェット(パーティー)続きで、元旦は家に帰ってきたのは朝の3時…流石にこの年齢できついんじゃない?って嫌味交じりに夫にも言ったんですけどね(苦笑)、でもこうやって友達と元気に集まれて、新年の始まりをビズして始められることは有難いことなのかもしれませんが、来年は遠慮します!と言っておきました(笑)。今、やっと落ち着いてpcに向かえます。でも忙しくて良かったのかも。この時期特有のホームシックにかかる余裕もなかったから!

今更ですが、2017年は10月から5週間日本に行きました。
ベビーカーにミルクやオムツの替えを持って飛行機に乗っていたことを思うと、本当に楽になりました〜。今は自分のスーツケースを持ってくれますからね。こういう一つ一つのことが感無量です(涙)。

今回の旅行の収穫は、ランニング教室に通ったことかな?そう、うちの子は何故か走ることが大好き。でもフランスではランニング教室なんて聞いたことがない。日本の子供達に混じって、ランニングのみならず、色んなことを学んだようです。このお教室に通うようになってしばらくは自分のことを「俺!」とか言ってましたからね(笑)。やはり子供は、子供達と一緒にいる中で多くのことを感じ、成長するような気がします。幼稚園生なのに、特別に小学生のクラスに入れさせてくださったこのお教室に感謝です!日本語も上達したし、何よりもたくさんのお友達ができました。

こちらは近所のお祭りで。子供達にどうやって木で家を建てるか説明があり、最後は上棟式の紹介で上からお菓子を投げてくれました。子供達は大興奮!必死です(笑)。たたでお菓子が貰えるなんて、フランスでは考えられないこと!以前、夫が渋谷でただでティッシュを貰い凄く驚いていましたが、毎週末近くでお祭りやらイベントがありその度におもちゃや駄菓子を頂き、子供はすっかり日本の祭好きに(笑)。

もう気分は忍者ですからね。日本の子と変わらないくらいどっぷり日本の文化にはまっているね〜ってみんなから言われました(笑)。

家族と一緒に美味しいものも沢山食べました!特に和牛は大好きに。「にくー、にくー!!!」って言ってましたからね。今回の旅行では、フランスと日本の文化の違いを、自ら楽しんでいるように感じました。

大好きなドラえもんミュージアムにも行きました。「5週間なんて長くていいわね!」と言われるのですが、楽しい時間はあっという間に過ぎていき、やはり日本の家族や友達と過ごす時間は、私にとってはかけがえのない大切な時間!これはフランスでは味わえないものです。嗚呼、またすぐにでも行きたい!

日本から帰ってしばらくすると、もうノエル。毎年恒例、半強制(いや強制だな)ノエルパーティも無事終わりました。我が家は夫の両親が離婚していて、それぞれの家族と過ごすので3日間ノエルのパーティが続きます。今でも、正直ノエル前は少し気分が凹むのですが(なぜかと言われると答えられないのですが、気分が重くなるというか…)なんせ食事の時間がやたらと長い、そして以前に比べたら食事も軽くなってきているのにも関わらず、消化不良を起こす等々。子供は嬉しいでしょうけれどね。みんなから沢山のプレゼントを貰えるから!


今年でフランスに暮らして13年目に入ります。えっ、そんなにいたっけ?って感じなんですけれどね。今では子供とは日本語のみで会話できるようになり、それが私にとっては凄く励みになっている気がします。2018年がどんな年になるかわかりませんが、皆さんにとっても幸福に満ちた一年でありますように!






2017年9月29日金曜日

Pornicで潮干狩り

 今回の旅行の楽しかったことの一つに、潮干狩りがあります。アサリ、ムール貝、bigorneauという名のタマキビ(よく岩場にくっついている巻き貝)、coque ( ザルガイ)小さな海老、牡蠣など、面白いぐらい沢山採れるのには感動しました。海水や泥の冷んやりした感触を楽しみながら、童心に戻って毎日夢中になって探しました。潮干狩りは潮が引いている時しかできないので、潮見表を見ながら、アサリなどは特定の場所に集まる傾向があるようで(これは地元の方に教えていただきました)、どこでも取れるというわけではないので、その辺りも、やりだすと面白く奥が深いな、と(笑)。まずは格好から?子供にも熊手や網、採った貝を入れるカゴを買ってあげたので、嬉々として探していました。

こちらの海岸ではcoque(ザルガイ)を。

海藻に覆われた岩場を歩くのは、時に容易ではありません…。

小さな海老や蟹を探すのって、子供にとって楽しいよね。

こちらでは早速師匠(このお兄ちゃん)を見つけ、金魚の糞のようにくっついていました(笑)。

潮干狩りの喜びは何と言っても、採れた貝を新鮮なうちに調理して食べれること!

パエリアも作りました!あっ、でも海老は買ったものを茹でたものです(笑)。

フランスで暮らして10年以上経ちますが、なんで、フランス人は馬鹿みたいにヴァカンス!ヴァカンス!って騒ぐのだろう?と正直冷めた目で見てましたが、ヴァカンスは、日常の単調さから抜け出せるだけではなく、新しい人たちとの出会いがあったり、いつもと違う場所で違った景色を見ることで、日常に前向きな視点を持つことができたり、結構悪くないわ!と初めて思いました(笑)ま、今までのヴァカンスは何だったんだろう?という話ですが、これで少しフランス人を理解できたような気が…。またいつかここに家族で戻って来れるように明日から頑張ろう!と思えたことは、今回の旅の収穫でしたね。






2017年9月25日月曜日

Pornicでキャンプ

 9月に入ってすっかり秋めいてきたディジョンですが、夏のヴァカンスの最後に、NantesとPornicに旅行に行ってきました。日本のガイドブックにはPornicはあまり載っていないかもしれませんが、Loire-Atrantiqueロワール-アトランティック県に位置する海沿いの静かな街です。ここではフランスに来て初めて、キャンプ場に挑戦してみました。といっても雨が多い地域なのでテントはやめmobile-homeといトレーラーハウス?に宿泊しました。キャンプを選んだのは、周りのフランス人のママ友に勧められたから。これが大正解で、キャンプ場では全く知らない子供同士が簡単に友達になり、本当にいいですよね、大人になるとこうはいかないから(笑)。朝起きたら「Coucou やぁ!」とお友達が誘いに来てくれ、年齢もまちまちな子供たちがキャンプ場で自然と友達になり、みんな目をキラキラさせながら遊んでいる。フランスは子供は12歳ぐらいまで大人の同伴なしで外出はできません。普段の生活で、ここまで裸足で自由に駆け回れる機会ってなかなかないので、元気いっぱい笑顔で走り回る子供の姿を見ながら、本当にキャンプにしてよかったなーとつくづく思いました。
Pornicの魅力はなんといっても新鮮な魚介が簡単に手に入ること!
特にBouquets cuitsと呼ばれる、この近くで獲れた小さな海老の茹でたものが美味!

mobile-homeには最低限な調理道具は揃っているのですが、フライパンや鍋は使い慣れているものの方が
いいと思って持参しました。基本的には自炊なので、普段通りマルシェに行って食材調達をします。
我が家の場合、夫が毎晩料理してくれるのですが(フランスはこういうとこいいですよね、ママ楽チン)、これはcabillaud (生鱈)のエシャロットバターソテー?感動するくらい新鮮!

キャンプ場には温水プールやブランコや滑り台 、その他Château gonflable(シャトーゴンフラーブル)と呼ばれるエア遊具も揃っているので、子供たちは退屈することはありません。親も育児から解放!キャンプ場にも星がついていてクラス分けがされているのがなんともフランスらしいのですが、海岸沿いのキャンプ場は若者が多くてうるさい、とか色々聞かされていましたが、私たちは少し海岸から離れた場所を選んだせいか、落ち着いててよかったです。でもこればかりは、時期や来ている人たちにもよるので運かな?ちなみに3つ星でした。







2017年8月20日日曜日

ポネ(乗馬)を習いました

 フランスはヴァカンスを取ることを奨励している国だけあって、夏休み中の子供のためのアクティビティ(習い事)も充実しています。流石に2ヶ月ヴァカンスがあっても、2ヶ月丸々家族で旅行に行ける人は極僅かで、パパやママは子供がヴァカンス中でも多少は働かなければならないので、子供だけ、おじいちゃんやおばあちゃん家に預けたり、学童のようなところに預けたり。やはりみんながみんなヴァカンスに出かけられるわけではないので、中には時間を持て余してしまう人達もいます。とはいえ、夏休みは子供にとって普段体験できないことにチャレンジできる貴重な機会。子供たちの成長の為にも、こういうプログラムが充実しているのはとても有難いことです。息子は今年はポネ(乗馬)に挑戦してみました。
1回1時間×1週間のクラスなのですが、朝行くとそれぞれ担当のポネのお世話から始まります。きちんとブラッシングするところから習います。彼のパートナー「タイガ」は、ポネにしては大きく、初めはドキドキしてましたが、すぐに打ち解けたよう。子供だけでは危ないので、パパかママがサポートするのですが、一生懸命動物のお世話をすることで、愛着も生まれるし「綺麗にしてあげたら喜ぶね!」なんて相手の身になって考えることも覚えるので、この朝のお世話の時間はとてもいい経験だったな、と思いました。パパはこうやれ、ああやれ、と横で本当にうるさいのですが(子供の教室だっていうのに、自分がやってどうするの?)、息子は毎朝行くと必ずタイガにビズ(キス)をしてました(笑)。

初日から、手綱の持ち方、鐙の履き方、乗馬姿勢など習い、すぐに馬に乗ってお散歩させてくれるのには驚きました。
乗ってみると、まず視線の高さに驚くようです。普段の生活で上から人を見下ろすことが少ないので、視界の違いも面白かったみたい。何気に姿勢も良くなったような…?

毎日子供が飽きないようにプログラムが凝っていて、これはみんなでポネに乗りながら「だるまさんは転んだ!」をしているところ。フランスでは「un, deux,trois,soleil 1、2、3、太陽」って言うんですよ。

この日は簡単な障害物がいくつか用意されていて、ポネに乗りながら、紐をくぐったり。
バランス感覚も身につくんでしょうね。
「あら、夫みんなから好かれてる?」
実は、初日のクラスが始まる前に「落馬した人はお菓子を焼いてくるのよ〜」と先生から冗談で?言われてたのですが、息子、見事落馬しまして(パパがしっかり足を押さえていなかったのが原因なのですが…)、
「嗚呼、お菓子焼いてきてもらわないとね〜」と先生から言われ、夫、家でぶつぶつ「あれ、冗談かな?マジかな???」と。でも夜になると一人コソコソりんごのタルトを焼いていて。あっ、マジで作るんだ?(私)。翌日先生ゲラゲラ大笑い!「まさか本気で作ってくるとは思わなかった!」と。でも授業の後に、みんなでピクニックのようにタルトを食べたことも、今ではsympa(楽しい)な思い出(笑)。

落馬は大したことではなかったのですが、流石に息子も夫の腕の中でワンワン泣いて。でもすぐに先生が、「私が横についてあげるから!」とポネに乗せて走らせ、他の子供達に向かって「〇〇に掛け声をかけてあげて!」と言って、他の子達が「Allez 〇〇!」Allez 〇〇!」=頑張れ!頑張れ!と大きな声援を送ってくれた時には、こちらがウルウルしてしまいました。すぐに乗せたからでしょうね、怖さはなく、すぐに泣き止みました。流石、先生プロですね!

最終日はお散歩だと聞いていたのですが、近くの林?を散歩をするのには驚きました。

だってこんなところも歩くんですよ…

周りの方に「ご主人、本当にお子さんのお世話上手ですね〜」なんて褒めてもらいましたが、
「本当はあなたが乗りたいんじゃないの?」ってな勢いで(苦笑)子供だけでなく
パパにとってもいい思い出になったのではないかと…。

✳︎ちなみにこれはディジョン市が用意している習い事なので、費用も大してかからないのです。
気軽な値段で親子でポネ(乗馬)を体験できるなんて、本当に嬉しいですよね。