2011年10月7日金曜日

BERNARDAUD × Charles Heidsieck の灰皿


 こちらのブッション型の灰皿は、実はベルナルドでつくられたもの。ベルナルドといえば、1863年創業のリモージュを代表する名門窯で、世界の王室御用達。その高品質製品は、著名な一流ホテルや3つ星レストランから厚い信頼を寄せられている,格式あるメゾンです。クリスタルならバカラ、シルバーならクリストフル、磁器ならベルナルド、といったところでしょうか…そんなフランスを代表する名門窯が、シャンパンメーカーのノベルティグッズである灰皿を作っていたことにも驚きましたが、このブッション型、意外と探すとないデザインでまさに「1点もの」といった感じ。恐らく特別なお客様に限定で配ったものではないかと思います。沢山の灰皿を見てきましたが、流石にベルナルドだなぁ、と関心するのは質感と繊細さ。正直今まで出逢った灰皿の中で一番気に入っています。

ベルナルドは、日本にいた時から憧れていたブランドですが、トゥールに住んでいた頃、どうしても工場見学をしたくて、一度だけ訪ねたことがありますが、その当時はフランス語の説明も半分くらいしか理解できず、残念な思いをしたことを覚えています。確か美術館のようになっていて、3つ星レストランの為に特別注文で作ったお皿が飾られていました。工場の横にブティックとは別に、ちょっとキズあり商品が安く買えるコーナーがあって、とても魅力的だったのですが、まさかこんなにフランスに長く住むことのなるとは思っていなかったので何も買わず。今となってみれば何か買っとけばよかったと後悔…最近はいくら老舗といえどもお求めやすい手頃な価格のものもだしているようですが、やはりベルナルドなら、金彩のモダンなディナー皿がいつか欲しいところ。リモージュを訪ねる機会がある方には、お勧めのメゾンです。

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