2010年10月2日土曜日

ヴァンダンジュの籠 1930年以降


Panier en bois de champagne

こちらはシャンパーニュ地方でヴァンダンジュ(収穫)の際に使われていた木の籠です。
番号がついているのは、その日の担当者を数字で区別していた為で、アルファベットが書かれた籠も見かけたことがあります。ちなみに、フランスでは7を書く際、1と間違えないように横線を入れます。地方ごとに、籠の素材や形、大きさも、若干異なりますが、シャンパーニュの籠は、こちらの丸みのある持ち手が特徴。こちらも銀座 「カーブ フジキ」にてご覧頂けます。









こちらは、上記のシャンパーニュ地方のものより、かなり新しいものになります。こちらのタイプは現在も時々使われています。最近では、こういう類のレプリカ製品も多数出回っていますが、やはりオリジナルのものは、人が使い込んだ味わいがあり、何とも言えない温かみがあります。





 ブルゴーニュは、ピーナッツの形のような籠が使われていましたが(上記の写真参照)、古いポストカードを見ると、逆さにして、椅子代わりにして休憩を取っている女性をよく見かけます。何とも長閑な風景ですが、ヴァンダンジュ(収穫)はかなりの肉体労働であることも事実で、若い頃に体験した彼は、
「2度とやりたくない仕事ナンバーワン」と言っているくらい、男性にとっても厳しい仕事のようです。

昔は、馬も大活躍だったんですね。
 


 
昔はヴァンダンジュに女性も当然の如く参加していました。
  
  
こちらの籠は、上の女性が持っているものと同じタイプで、大変古いものです。
ブロカントのおばさんが販売用のクロスをいれて使っていたのですが、頼んで譲って頂きました。時々サロンに飾ったり、ピクニックに行くお弁当を入れたり、今は夏に南仏のお父さんちで取ってきたローリエを入れています。

 
 


 
                           

今日も女性も畑で逞しく働いています!
2008年MAISON CHAMPY研修にて。

 


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