2010年10月25日月曜日

Daum クリスタル灰皿

  DAUM社は、1878年ジャン・ドーム氏がフランスのナンシーにガラス工房を設立したことから始まります。ドーム兄弟( Daum Frères) 、兄オーギュスト(Auguste Daum,18531909)と弟アントナン(Antonin Daum,18641930)は、19世紀から20世紀を代表するガラス工芸家として有名であり、アントナン・ドームはエミール・ガレと共にナンシー派アール・ヌーヴォーの先駆者として活躍しました

                  Daum Franceの商標印が入っています。

 時代ごとに、作品に特徴がありますが、こちらの灰皿は1950年代頃ではないかと言われています。
「ガラス工房が、ルーティン作業に満足したら、危険な状態に陥る。必要であるリスクはいつも勇気を出して取らなければならない」という言葉が文献に残されていますが、伝統に安住することなく、たゆまぬ刷新を続けている姿勢が、今日のDOUM社を築き上げたといえるでしょう。その頃のDAUM社は、もはや長いこと使われていなかったガラスの材質に再注目し、それらを導入したことが、新たな一歩を踏みだすきっかけとなりました。またその当時、積極的に有名アーティストを招き入れ、例えばSALVADORE DALICESARのような斬新なアーティストのエスプリを取り入れ、大胆な発想で、例えばガラスとブロンズできた作品を制作したり、またその頃から、Art décoratifと呼ばれる、ダイナミックでアーティスティックな作品を作るようになりました。

フランスでは、Daumは、男性にも人気のある
クリスタル商です。

こちらの灰皿は、その当時の特色がよく出ている作品だと思います。PILLONが付いていますが、上流階級の人たちが、この棒で、火を消していたかと思うと、なんとも「粋」で「ダンディスム」を感じます。
DAUMは、サンルイやバカラに比べると後発ですが、その分、型にはまっておらず、創造性に溢れ、見ていて純粋に楽しい作品が多いように感じます。今回、DAUMはこちら一点だけの出品になります。
こんな灰皿がさりげなく似合う男性になって欲しい…Daumは今回こちらの灰皿一点のみの出品になります。
大切な方へのクリスマスのプレゼントにいかがでしょう?


 
Signature 商標印について






















初めて、この商標印を見た時、落書きみたいだなぁと思ってしまいました。1920年頃まで、Daumは、Lorraineの誇りとしてみなされていた為、商標印にナンシーの町の名前も書かれていました。それ以降は、輸出を意識し、Franceも付け加えられますが、1950年以降は、ナンシーの名が消え、Daum Franceのみの表記になります。

Bibliographie Daum CHARLES KIRCHNER
 

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